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元オタクのひとりごと

『薬屋のひとりごと』op曲「花になって」のMVを見ていて、自分がアニオタだった小学生の頃を思い出したと同時に、アニメを避けている自分に気づいた。
最近はインターネットにのめり込み、オタクだった過去の自分の存在を忘れていたが、フラッシュバックのように突然姿を現した。恐ろしかった。

私は3歳からパソコンに触れ、初期のフリーゲームで一日中遊ぶ子どもだった。それから小3になって人間関係のトラブルから逃げるようにして深夜アニメに没頭するようになった。世界が限られた子どもの逃げ道としての役割をアニメが担ったという話であり、正直消し去りたいほど深い傷を負った記憶である。(当時は私以外にもアニメやラノベが深刻な現実からの脱出方法だった小中高生は多くいたはずだが)そのため詳しいアニメ名は今のところ語りたくないが、有名なアニメは結構見ている。

また、話は変わるが以前の記事でも書いたように現在の私はサブカル(映画、音楽、文芸)周辺をゆるく追いかけている。それで、サブカルジャンルの中にはツイッタラーや学生などが手掛けるタイプの文学があり、私はそれをインターネット文学と呼んでいる。
問題はこの「インターネット文学」で、一部の作品ではアニメについても言及されていることがあり、そうなるとアニメと過去のトラウマ感情が結び付いている私はつい逃げたくなってしまう。また、それ以外にも「インターネット」と「アニメ(キャラ)」が文芸のテーマになって繁盛しているのを見ると、特定の作品を語りたいのかそれともインターネットという空間を語りたいのかが分からなくなり、インターネットとフリーゲームを愛していた立場からすると両者が混在していることに困惑してしまう。

既存の文芸サークルに参加するだけが道ではないが、少し気になっていたことを書いてみたくなった。

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