書いて、”一つの物語””一つの世界”を創るんだ

 詩や小説を書き始めたのは、いつの頃からだっただろうか。思い返せば、子どもの頃から空想の世界や自分がイメージしたものを話として書くことが好きだった。それは、成長しても変わることはなかった。

 孤独に押し潰されそうな時も、死にたくて仕方がなかった時も、文学、音楽、映画、絵画など創られた世界に触れることをやめることはせず、むしろそれが私の救いだった。だから、続けてきたんだ。書くことに携わる仕事に就いた今は、創作とは違う分野で書いているけれど、それでもたまに思い出したようにして何かを創りたくなる。

 過去に創ったものを今見ると、「何でこんなもの書いたんだ」とその頃の自分に問いかけたくなったり、「恥ずかし過ぎる……」と一人で赤面したりもする。だけど、それらの作品を作った時の私は大真面目に創っていたのだ。だから、過去も今も自分として受け入れる。

 個人ブログの方では、過去に書いた詩をアップしていたことがあるけれど、ブログの性質上、まとめて読もうと思うと読みづらい。そこで、noteを使って過去の作品をまとめておこうと思う。

 作品の感じ方は人によって違うだろう。だから、否定をしてくれても構わない。でも、もしも、過去の私が創ったものが読んでくれた人に対して、何かを考えるきっかけや共感を与えることができたら嬉しい。

 書いたものだって、私の歩んだ道。私の一部。薄暗いものも、悲しいものも。全部。

 だから、ここでは過去に書いたものを公開します。