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#19 真面目が馬鹿見るカナダ生活

トロントに来て、早2カ月。トロントの生活に段々と新鮮味がなくなってきている。
別に生活がつまらないとか言うわけではないし、学校は楽しい。ただ、夢見てた海外生活!!みたいな感じではない。


「日本人は自分の意見を言えない」は本当


最近外国人と遊びに行く機会が前より増えてきた。こっちにいると年齢差とか気にしないで遊ぶことができるから面白い。17歳のブラジル人とも友達みたいに普通に話せるし、逆に40歳のメキシコ人とも仲良くなった。

そんなわけで意外と何も気にせず話せるのが外国の良い所ではある。しかし最近感じたことは、「日本人控え目すぎるし、気にしすぎ」ってこと。
多分こう言ったら失礼じゃないかとか、相手の意見否定したら怒るんじゃないかとか思ってるのだろう。

それに比べて外国人は、相手の話を遮ってまで自分の意見をぶつけてくる。私は学校の学生支援団体に加入しているのだが、そこでの話し合いでは18歳のブラジリアンは、「In my opinion~(私の意見なんだけど)」しか言わない。周り年上しかいないのに、もはや話聞いてない。

結局日本人はその圧に負けて何も言えず、終わってから「こういうこと言いたかったけど、聞いてくれなさそうだったから言えなかった。」ってグチグチ始まる。
私の仕事はいつも話を聞いて最後に要約するだけなのだが、一応まとめ役らしいし最年長なので、次回から話ふってやろうと思う。

実話としてこの前、その支援団体のTシャツを自分たちでデザインする場面があった。ロゴとかのデザイン自体は日本人の男の子が時間をかけて描いたのだが、そのロゴをTシャツのどこに置くかとか、書体とかTシャツそのものの色はどうするとかは結局、コロンビアン女子の好みが押し切られて、そこに落ち着いた。

デザインした日本人は、「自分がデザインしたから色とか好きなように選びたかった」と言っていた。
「じゃあ意見言えよ。負けんなよ」って思ったけど、気の弱そうな子だし仕方ないのかなぁ。
ちなみに前面のロゴと文字の位置だけは、私が意見を押し切った。

確かに話し合いで意見を言わないと、何も考えていないか意見に賛成しているようにしか見えないのだ。日本人の私からもそう見えるし、外国人からならなおさらだろう。
せっかくの外国生活、意見を言う練習としてぶつかってみてもいいと思う。なんならもう会うことないんだし、喧嘩するくらい強気で行ってみるべき。いい経験になるはずだ。



時間を守ると時間を無駄にする


先週か先々週か、トロントの端にあるワンダーランドという遊園地に学生支援団体主催で行ってきた。っていうかそもそも支援団体主催っていうのを当日まで知らなかったし、団体の誰か主催したならグループでアナウンスしろよと思った。

結局その主催したコロンビアンとブラジリアンが全体をまとめてくれていたのだが、まぁ大変だった。

当日は遊園地の最寄駅に朝9時に集合だった(10時に開園)。合計で20人(内日本人2名)ほど来たのだが、この中で9時前に駅に着いたのが、私ともう一人の日本人含めて4人だった。
私はトロント内で遊園地の真逆の場所に住んでいるので、公共交通機関を利用して2時間弱かかる予定だった。なので6時に起きて7時に家を出て、遅延がありながらもなんとか時間通りに到着したのだ。

しかし主催者達は20分遅刻し、他にも遅刻して、最終的に全員集まったのが9時40分だった。
待っている人達は一度駅の外に出て、遅刻していた人が徐々に集まるのを待っていたのだが、何を思ったのか最後の一人が駅に到着したら、わざわざ全員で駅の構内に戻り迎えに行ったのだ。どういうことなん。

バスに向かう途中の道で、横いっぱいに広がって歩くしさぁ。

バスを利用しワンダーランド最寄りのバス停に着いたのが10時15分ごろ。
荷物検査を済ませ、ゲートを通るとなった時だった。一人の生徒がチケットを買ってくると言い出した。
この日のチケットは学校で前売りになっていて、5ドルほど値引きされていた。その買ってくると言い出した生徒は、元々来る予定がなかったのだが誘われてきた当日参加生徒だった。
ここまで別に良いさ。

問題はその生徒がチケットを買うのを全員で待っていようってなったことだ。
正直イライラした。「なんでやねん!!」ってめっちゃ思っていた。
結局カナダの死ぬほど強い日差しの下で40分待たされた。
そしていざ入場かと思ったら、みんなで記念写真撮ろう!である。
それのためにその子を待っていたのだ。
チケットの前に写真撮れや効率悪い。


結局入場した時には11時をまわっていた。

これを読んでいる皆さん。器が小さいなこいつって思ってるでしょうけど、当事者になってみてほしい。色々ルーズすぎて普通にイライラするから。


自己中のすゝめ


上記2つのトピックに書いたことに加えて、ワンダーランド内でのイライラ話がある。
まず外国人は自分の感情ベースで動きすぎというかなんというか。

主催したブラジリアンが自分のシェアハウスのシェアメイト(以下A)をワンダーランドに連れてきた。それ自体は別にいいし、知らない子ばかりの中にすごいなと思ったが、本当にすごいのはこの後だった。

最初はみんなで同じアトラクションに乗ったのだが、その後そのブラジリアンがAを置いて、学校の仲いい子と共にどこかに行ってしまったのだ。
そこから皆グループでバラバラになったが、Aが取り残されていたので、私ともう一人の日本人との3人で遊園地を回った。

そしてもう一つすごいのが、最初のアトラクションに乗るときAはそのブラジリアンのカバンにスマホを入れてもらっていたのだが、その子がAのスマホを持ったままどこかに行ったのだ。

ブラジリアンが1時間待ちのジェットコースターに並んでいると聞き、終わるまでの間3人でトイレに向かう。
ブラジリアンから乗り終わったとの連絡があったため、ジェットコースター乗り場にスマホを取りに行くと、近くにいた別の生徒が「その子ならここを降りた後、他のジェットコースター乗り場に向かってったよ」と。

友達を待っててさえくれないのである。
ブラジリアンが別のジェットコースターを降りるまで、その乗り場前で待機する羽目になった。


ちなみに私もAのように誘ってくれた人に取り残された人間である。
私は韓国人(以下B)に誘われていた。

最初は、そういう大人数で行くと俺一歩引いちゃって一人になるから行きたくないと言って断っていたのだ。
しかしBが「一緒に回るし、メキシコ人の男の子(以下C)も呼ぶから一緒に行こうよ」と言ったので、絶叫系嫌いの私が渋々行ったのだ。

ところがどっこい、さっき話した当日参加生徒を連れてきたのが他の誰でもないBである。そしてBは入場するやいなや、その子と共にどこかへ歩いて行ったのだった。

そして取り残された私とC。

結局私はAと日本人と、Cは別のコロンビアンと周ったから良かったが、
こいつなんで誘ったん?とは思った。
時々Bから「どこにいる?」と連絡が来て、返信したがそれきり。
結局Bとは一度も合流することなくその日を終えた。

私は基本こういう人間とは早めに縁を切るが、学校という狭いコミュニティかつ同じクラスということもあり、今回は我慢した。


この2カ月で私が出した結論は、自己中になることである。ワガママになるということではなく、外国人と関わって自分が損しないために、自分中心に相手を動かすのが得策と考えた。
相手とぶつかり合っても、結局友達だから仲直りできる前提だが、
自分が都合悪かったら多少遅刻してもいいし、自分がしたいこと嫌だと思ったことは本気で前面に出すべきだと思った。(海外限定)

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