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社会人として大切なことはみんなチアリーディングで教わった③ ~姿勢

本日は、シリーズ「社会人として大切なことはみんなチアリーディングで教わった」の完結版「姿勢」です。

私がどのように美しい姿勢を身に着けたか、やこれからどのような点を意識すれば身に着けられるのか、を書きたいと思います。

また、「姿勢」には、フィジカルな「体の構え」の意味と、メンタルの「物事に対する態度、心構え」という2つの意味があります。私も両方の視点で、前者はまさしく体の姿勢の整え方、後者はチアスピリットである頑張っている人を応援することについて書いています。

私がこの記事を書いている理由や、シリーズの第1弾と第2弾の「笑顔」、「勇気」編は以下のリンクを参照ください。


フィジカルな「姿勢」を良くする方法

フィジカルな姿勢とは、まさに立ち姿や座っているときの見た目の姿勢のことですが、チアリーディングをしている最中は、基本的には誰かに見られています。

そのため、「普通の人」から「舞台やステージに立つ人」の切り替えが必要です。舞台上やアメフトのサイドラインに立っている最中の2時間は、猫背の姿勢は論外、反り腰でもなく、おへそと背中をちょうど体の中心に寄せるイメージで、いつどこから誰に見られていても安定感があり、美しい姿勢や動きを意識する時間だったため、自然と美しい姿勢を保つための背筋や腹筋が鍛えられました。

職場で人前に立つときも、チアのステージに立ち大勢の観客の前で踊っていたときの自分を思い出すことで、自分の姿勢や立ち姿に自信を持ち、自分を保つことができています。

男女問わず、まわりを見渡して「姿勢」が素晴らしく美しい人を見つけるのは、なかなか困難です。つまり、「姿勢が美しい」だけで、いい意味で周囲からもぱっと目をひき、良い印象を持ってもらうことができます。

逆に、ふだん猫背の姿勢でいる人にとっては、少しの時間美しい姿勢を保つだけでも、日常的に使わない筋肉を使うことになるため、疲れて元に戻りがちです。そのため、最初は頻繁に意識することが必要ですが、徐々に意識する回数を減らしてもそれが当たり前になります。(私もまったく無意識ではなく、意識することが常になっている、という感じです)

■「美しい姿勢」のつくり方
・ 息を吐きながら下腹からおへその下をへこませる
・ 背中の肩甲骨は寄せて降ろし、肩と耳の間を長くする
・ 腰骨は反らさず床に対して垂直
※立ち姿では、垂直な壁にかかとを付けて、おしり、肩甲骨、頭の後ろが壁にくっついた状態が良い姿勢となります。

■「美しい姿勢」の保ち方
・ PC作業時は首が下に傾かないよう、目線にあったモニターで作業する
・ 人に声をかけられたら、おへそのその人の方向に向けて話す
・ 後ろの世界を意識(普通の人は、前面180度しか普段意識していないと思いますが、背面180度の方の世界を意識することを心がける)

街中や駅のホームで見かける10代の中高生を見ても、欧米と比較し、日本人は猫背の人が多いように思います。

胸を開いて上に向けならネガティブなことを考えるのは難しいので、姿勢を整えると、気持ちや考え方もポジティブになります。もっと美しい姿勢の大切さが広まり、姿勢の良い日本人が増えると良いです。

メンタルな「姿勢」を良さとは他者を応援する気持ち

メンタルの姿勢(心構え)については、
「応援する人が応援される」
ということをチアリーディングを通して学びました。

チアリーディング選手権というチアの大会では、他のチームのミスや失敗が自チームの順位を上げるとしても、決してそれを喜んだりしません。

逆に、失敗しそうになっても必死で立て直そうとがんばって演技しているチームに対して、他校のたくさんのチームから「がんばれー!」という精一杯の応援や声援が送られます。

チアリーダーは、他のチアリーダーのことを応援したくなってしまうんですよね。

アメフトの応援から始まったスポーツであるチアリーディングは、がんばっている人を応援することが存在意義であり、チアスピリットの真髄だからだと思います。

いつも周囲の同僚や上司、クライアントを応援する気持ちは、そこから養われたし、そんな姿勢、心構えでいることが、自分ががんばっているときに他者からも応援される力になります。

以上、社会人として大切なことはみんなチアリーディングから教わった、の完結版でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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