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ストレングスファインダーって変わるんだ

「理解できない」
「考えすぎていて、よく分からない」
「何が言いたいか、やりたいか、全く分からない」

子供の頃から、かけられ続けた言葉。
説明が下手なのか、論理的ではないのか、と落ち込み努力を続けてたくさん学び論理武装してきたけど・・・結局、誰かからの賛同を得ることは稀だった。

ある日、急に、この「理解できない」と言われることが、褒め言葉に変わった。
正確にいうと、私の捉え方が変わった。
これは、私が特性を認め、自分を受け入れられるようになった。
「ストレングスファインダー」が本当に使えるようになるまでのお話。

1.グレートリセット

無意識のうちに、親や仲間や社会からの要請を受けて、自分自身をカメレオンのように変えて、順応しようとしている、そんな自分に気づくこと。
それが全ての始まり。

たくさんの声を拾って、最新情報をキャッチアップして、膨大な情報の中で正解を見つけて順応していく。
そんな処世術が上手くなったのは、いつからだろう。

子どもの頃から好奇心旺盛で、一人妄想遊びが大好き。
田舎育ちだから、いつも自然と繋がって生きていた。
悩んだら、空を見上げて、地球の大きさや宇宙の無限さを感じながら癒される。
迷ってもインスピレーションが働いて、向かうべき方向性が拓けていく。
そうやって生きてきたけど、社会人になるのをきっかけに上京してから、きっと何かが狂ったんだと思う。

これまでの「当たり前」は通用しなくて、
東京の、大企業の、上司の「当たり前」を必死で探して順応して。
気がついたら、自分らしさは、周りからの要請で固められていた。

グレートリセット

2021年ダボス会議のテーマとなった言葉。
コロナがキッカケとなって、個人レベルでも社会レベルでも、従来のやり方が覆った。私は2018年出産と、2020年起業がグレートリセットにあたる。
そこから、いろんな自己理解を深めるツールを使って、自己との対話を進めて、コーチングやセッションもセルフを入れれば数えきれないほどにやってきた。

自分探しってやつは厄介で。
今の自分を知って、過去の自分を知って、変容してきた道標を辿りながら、未来の生き方を決めていくのだけど・・・旅に出てから戻ってこれない、沼にハマる人も多い。

模索している中で2019年に出会った、ストレングスファインダー。
産後数ヶ月で、焦りに焦っていたことを覚えている。
武装に武装を重ねていた、バリキャリ時代の延長線にあった生き方。

2.結果って変わるんだ

あの頃は、とにかく社会から断絶される恐れが強かった。
今流行りのリスキリングのために、出産と同時に育休活用をして社会人大学の扉を叩く。
その4年前に受験したストレングスファインダーと、最近のストレングスファインダーを見比べると、全く別人のよう。

セッションをしてくれたのは、静さん。
洞察力と分析力がずば抜けている推し。
静のセッションを受けたいがために、ストレングスファインダーを受け直したという流れ。タイムリーに、テスト結果が変わるというブログを書いてくれていた。

「こうあるべき」「こうであってはいけない」という思いが強く無意識に自分を否定している場合、テスト結果にもそれが反映されてしまうのです。
力づくで順位を変更させていると、持ち上げる場合も押し下げる場合も無駄なエネルギーを使用して、とても疲れます。
強みを活かしてやりたいことをやっているはずなのになぜかいつも疲れていたり、上手くいっているのに苦しくなるなどの歪みが生じる場合は、力づくでテスト結果を変えている可能性があります。

固定概念の力って絶大で。まさにこの状態に陥っていた。
せねばならぬ、理想を追い求めねば・・・全ワーキングマザーの責任・義務感を背負い込むような勘違いをして、生きていた。
世間に対してファイティングポーズをとって、武装を重ね、剣を磨く。それが私だった。

当時は社会と繋がっていないと不安で、誰かの役に立っていないと存在価値を認められなかった。生きている意味を必死で探して。体力と行動力で、世界との繋がりを見つけていた。
スキルや肩書きを満たしても、決して満足できない感じ。
もっと上に登らないと、もっと実力を証明しないと・・・殺気だっていたと思う。
事実、その頃出会ったママ友に、今の雰囲気とのギャップに驚かれる。

この時は、周りを巻き込んで新しいことを成し遂げていく!!!ワーママだって制限があったってできることを証明する!!という気概が強かった。
それが前面に出た結果となっている。
この強い想いに賛同してくれる人に届けるんだ・・・そうマグマを沸々と燃やして。
きっとワーママへのアンコンシャスバイアスや集合的無意識を拾って、勝手に苦しんでいたんだろうな。冷静に振り返るとそう思う。

でも、今の自分は<人間関係構築力>と<人に影響を与える>がググッと下がった。これが本当の私なのね、と観念する。
実行力・人間関係構築力・人に影響を与える力・戦略的思考力、この4つの説明とともに、ザッと見たイメージをフィードバック受ける。

ゴミが落ちている時に
けしからん、と拾うのが実行力
ここにゴミが落ちてたらみんなが困るわ、と拾うのが人間関係構築力
このゴミ拾う自分かっこいい、と拾うのが人に影響を与える力
なぜゴミが落ちるのかを考えて、ゴミが落ちない仕組みを考えるのが戦略的思考力

実行力と戦略性が伴っているので、職人・研究者タイプ。
自分が信じたものをコツコツやっていく感じ。
でも、その先に、自分が追求した哲学を周りに伝えていくことで人を幸せにしていきたいという感じ。
でもね、人のために、誰かのためにが先行するとダメ。自分を滅して頑張りますではなくて、自分が良いものを追求したその先に届けるという順番。

セッションの中の言葉

一人の時間をこよなく愛し、たくさんの人と繋がらなくても自分が本当に大切な人たちと心が通っていれば満たされる。
そう、本来の自分は、社会と断絶される恐れを抱くことなんてなかった。
断絶された先に、それでも残った仲間たちが幸せを願いあって繋がっていれば、その方がハッピー!

起業して、戦いのエネルギーを手放して、そうしたら孤独感なんて無くなって。自分自身と繋がり、好きな人と繋がる人生を選べるようになった。
人生のターニングポイントを迎えると、本来の自分に戻ることだってできる。
それを、このストレングスファインダーは可視化してくれた。

3.鎧を脱いだ先には

武装解除をし、本来の自分を取り戻しつつある現在。
論理・証明・実績・肩書き・・・そういう世界から、一気に場所を変えて過ごしてきた。
感性・直感・体験・潜在意識・・・子どもと触れ合いながら、ハートフルな自分を思い出す。心が震え、身体が喜ぶ感覚を大切に生きる。

スタートアップの界隈にも顔を出すけど、本来の自分が萎縮する感覚がある。
本当に、自分が立つ舞台が変わったんだ。
パラレルシフトが起こって、別の世界に来た。
でも両方の舞台を知っていて、いかようにもスイッチできる感覚。
両方を知っていてバランスが取れている状態。
これもまたビジョンスローガンにある「Let's marble!」の統合的感覚で生きるイメージだ。

最近は、知り合い限定で、心と身体を繋ぐための個人セッションも少しずつ開始している。marble session。
その中で、安心感がある、信頼できる、柔らかく包んでくれる・・・そんな感想をいただく。
基本的に戦いのエネルギーが強かった頃からは考えられない、嬉しい言葉たち。
戦う理由が無くなったから。そして、自分自身を過度に守る必要も無くなったから。
ようやく、ピュアな私が顔を出し始めた。

4.トリセツ

この大きな変容の中で受けた、ストレングスファインダーセッションでは大きなギフトをもらった。私の取り扱い説明書だ。
自分の資質を知るだけではないのが、このセッションの面白さ。
これら資質を、どういう順番で使って発揮していくのが良いのか、取説まで作ってくれる。(これは静の変態性がなせる技!)

えすみんのトリセツ


入口は、内省と運命思考。
自ら湧き出る情熱を深めて、周りからのインスピレーションを受けて、練った先に信念が出てくる。独自の価値観の先に、目標が立って、そのために情報を集めて、これだ!となった瞬間に動き始める。
そうすると、未来が見えてきて、やってみたいというアイディアが湧いてくる。
そこから実現に向けて周りを巻き込んで、必要な仲間を見つけて、その人たちに合った仕事をおお願いして、達成していくというのが、えすみんの強み。
この中で、ぐるぐる回して螺旋階段を上がっていくイメージ。

まさにこの通り。スッと自分の中に、落とし込まれた手順書。
自分がカオスに入った時に、立ち戻るべきマップを手にした、最強感。
なぜかというと、資質がわかっても、その順番を間違えるとトラブルが起こるから。

これまで、信念を作るまでのところから人を巻き込んで作ろうとして、アドバイスが受け取れなくて自分の器の小ささを責めてきた。
その後に、やろう!と行動していくと、別の未来が見えて、また修正をして、提供するサービスがコロコロ変わって、仲間のモチベーションが下がってしまったり。

目的を明確にしてから、人を巻き込まないと挫折をする。
信念は自分自身で納得いくまで作っていいし、そこに「人間関係構築力」を絡ませる方が、カオスがひどくなる。そういうことだった・・・

「理解できない」
「考えすぎていて、よく分からない」
「何が言いたいか、やりたいか、全く分からない」

子供の頃から、かけられ続けた言葉。
これも、信念が目標やTODOタスクに落とし込まれていない段階で、共有をしていたから理解されなかったのだった。
決して否定されていた改善すべきものではなかった。
自分にしか見えていない真理だからこそ、それをみんながイメージできる絵に可視化していくことが大切だったのだと気づいた。

ちなみに、4年前の会社員を選択していた時は、内省・運命思考・信念・着想は下位に下がっていた。
ぶっちゃけ、仕事はできる方だったけど、本来大切にしている上位の「信念」が押し殺されていたから、ずっとヤキモキして仕事をしていたようだ。
あえて会社の理念に合わせて「目標志向」で誤魔化していた。
それが、出産と育休をきっかけに変わった。
この期間は、私の人生における「内省」になった。
会社の中で生きていた世界線から、一気に余白ができた。そこでは会社以外の人たちとたくさん関わることで「運命思考」も勝手に作動していた。
少しずつ見えてきた「信念」を持って、起業と同時に本来の素質が表に噴出して、今、ようやく自分らしさを発揮している。だから、今は生きやすい。

これからも、自分はどこにいるのか?
このマップを大切に、自分の資質と仲良くしていきたい。

5.手放す

本質を掴むために、人の意見を聞くというのは「運命思考」でやっている。
それでも、信念を磨いている段階で、人のアドバイスをうまく受け取れないという悩みを持っていた。
他にも毎日コツコツ何かをすることが苦手で、ルーティンや日記は達成した試しがない。

<世の中で言われるノウハウ>
・人からのフィードバックを素直に聞く
・毎日ルーティンを持って整える
・みんなを受け入れる包容
・今この瞬間を生きる
・SNSでフォロワー増やす、読者が求める情報を出す

これが全て、私には持っていない資質だということを知り納得。
むしろ、使ってはいけない下位資質。

多数派向けのアドバイスは、えすみんには向いていません。
信念を上位に持っている人は、日本人全体の4%。いないんです。
頑固者と思われても、運命思考も使いながら、えすみんの本質を見極めているから大丈夫。あと、調和性がないのがいいね。人の意見取り入れるつもり、サラサラないんだよ。

公平性:ルール守るのが大好き
調和性:人の意見を聞いて落とし所を探っていく
包含:転校生が来たら真っ先にお世話係をする
規律性:ルーティンワークが得意
適応性:今を生きる資質

これらは、使ってはいけない資質で、使おうとするとシャットダウンしてしまう。

<私に必要な対応方法>
・人の意見を取り入れるよりは
・ルーティンはみんなに任せればいい
・見知らぬ人を自分の中に取り入れる必要はない
・未来を見ていいし、走りながら今を楽しめばいい
・SNSは信念を語る場、長文でも読み込んでくれる人に届ける

これまでは世の中にあるノウハウが、自分自身に使いこなせないものも多く、そんな自分を否定的に捉えていた。
結局、自分の資質とマッチしている方法で良い。必要な情報だけを取ればいい。
つい真面目に、言われたことを言われた通りにやらねば、というスイッチが押されてしまうけど、下位資質を諦めて良い。

手放すことも大切。
価値観が伝わる人と繋がって生きていく。
それが私のやり方。自分を肯定していけるように、信念を抱き締めながら生きていく。

半年ぶりに、セッションを読み返すと、今の私に必要なエッセンスが見えてきた。
このセッションは宝物。
これから先も、ことあるごとに、このマップに立ち返ると思う。
受けたくなった方は、ぜひ、静のセッションをおすすめしたい。


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