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ダイヤモンドヘッドに誓う僕「もう2度と相方の誕生日なんて祝うもんですかぁーーー!!」

2月23日。

相方の誕生日である。

腹が立つことに、なんでだか覚えてしまっている。

思えば3歳の頃からの付き合いだ。相方である前に幼馴染だ。

30年近くも一緒にいれば、もう誕生日おめでとうとかそういうのじゃなくなってきている。

現に今日も、「サプライズで家に祝いに行きそうなやつ」と「そのサプライズを見抜いてしまっているやつ」のミニコントみたいなのをずっとLINEしているが、一向に解決の目処が立っていない。

変なところで無視されていて、今に至る。

近年でいくと、

30本の大喜利花束を送りつけた年もあった。

2400円ぐらいかかった。これの1本として、領収書を貼りつけた花も入れた。

その翌年は、

やばすぎる表紙のアルバムを贈った。

我ながら「もうやることなくなったのかよ」と思った。

中身もだいぶハンドルを切った。このアルバムは僕の写真と小銭しか載っていない。

なんだかんだあいつの誕生日は僕なりに祝ってきている。

だけど、それと反比例して僕はあいつのことを年々嫌いになっていく。

いや、正確に言うとあいつ自体は結構好きだ。あんなに人のために熱くなれて動けるやつも珍しい。腐れ縁というか、どうも嫌いにはなれない。

あいつの発言や行動が嫌いなのだ。

ゴリラJAPANクリエイティブチームのメンバーの誕生日をサプライズで祝いに行った時も。

終始帰りたがっていた上に0時をまわって日付が変わった途端に、「もう誕生日終わったろ。帰ろう。」と言っていた。

シンデレラじゃねぇか。なんだお前。言うなそんなこと。

そのくせ、自分が30歳の誕生日の時には、たくさんの人を集めて「生誕祭」などといった渋谷みたいなパーティーを開催し、自分でサプライズムービーを作ってきていた。

たしかにサプライズだったよ。誰も誕生日の張本人がロングムービー用意してるとは思わないもんな。

1番腹が立っているのはあれだ、

お前に誕生日を祝ってもらった記憶がない。

マジで。どうなってる?

見積もりとか見せてもらっていいか?

本当に厳密に言うと、祝ってはもらってる。

どういうことだよ。

いや、細かいことを言うと、おめでとうとかもちゃんと言われてる。

サプライズで祝いに来てくれたこともある。

でも、そういうことが言いたいんじゃない。

熱量だ。

こんなこと言いたくないが、上記で見せた大喜利花束だとか、僕の写真と小銭しか載っていないアルバムは、経費も労力もかかっている。

はっきり言って作成している時間が無駄だ。何になるってんだ。お前なんてこんなことしなくたって振り向くだろ。

だけど気持ちの問題だ。相方、いや幼馴染のためと思えばそんなものはどうだっていい。

これは愛だ。

愛には愛をもって返せよお前。そんな、ボクシングやってたからってコブシで返すな。愛で返せ。

だから、今年はおめでとうなんて言わないことにする。

お前がおめでとうと言え。

僕だけじゃない、全員におめでとうって言ってまわれ。

償え。土下座してボコボコにされろ。

お前は強すぎた。

弱さを知ってほしい。虎は、弱さを知らないから王にはなれなかったんだ。

ジャングルの王者は弱いやつのことを指す。

疑問を持て。発見をしろ。そして成長するんだ。

海は広い。海は青い。空にも島があった。海底にも島があった。雷、竜巻、大きな巨人族、小さな小人族、歌を唄うクジラ、お菓子の国、お侍さんが住む国、伝説でしか聞いたことのないドラゴンだって実在する。

Mojito.

日本語でモヒートのことだ。

ざけんじゃねぇ!!!こいよテメェ!!!!!

そんなわけで、タイトルの通りである。

もう2度と相方の誕生日なんて祝うもんですかぁーーー!!





誕生日おめでとう。

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