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ハーバードでも教える、大事にすること。仕事・家庭・プライベート⁉



私はライフワークバランスとして、「仕事」と「家庭」と「プライベート」という分け方をしています。若いときにそういったら、「家庭とプライベートって一緒でしょ!?」とまわりから、からかわれました。皆さんも同じだと思いますか?

ちなみに、留学先のハーバードでは、

「家庭と仕事とプライベートとコミュニティーの4つを大切にしなさい」

と明確に教えられました。それぞれ別のものなのですよ。

プライベートというのは、別に一人で遊ぶということを意味するのではなくて、しいていえば、「自分を振り返る時間」ということになるでしょうか。

自分一人になる時間は結構大事で、定点観測的に振り返ってみて、反省するところはきちんと反省するということを定期的にやっていかないと、人間は成長できないのです。

私の場合は、土曜の朝のデニーズです。家の近くに朝早くからやっている店があるので、朝早く起きてそこで2〜3時間、いろいろ考えてメモをとったりしています。朝ごはんを食べて家に帰ると、家族が起きてくるころなので、あんまりひんしゅくを買わなくて済みます。そんなことをもう10年以上やっています。

20代のときは日記をつけていました。パソコン日記でしたけど、毎日1ページ、自分の思っていることを箇条書きにしていました。本当にひとことふたこと、

自分が本当に弱いときやつらいときに、自分で自分を励ましたりすることを書きました。

あとから見ると、「このときの自分はこんなに弱かったんだな」とか、「気持ちが負けていたんだな」とか、「こうなっちゃうこともあるんだ」といろいろ思い起こされます。そのころよりも、自分がしっかりと成長していることが確認できるのです。

ハーバードでいわれた、4つめのコミュニティーについては、地域社会とかそういうところに対する貢献の大切さのことで、アメリカでは特に重要視しています。日本だとあんまりないけれど、個人的にはそこをもうちょっと強化できたらといいなあと思っています。

―木村尚敬( Kimura Naonori )

木村さん

株式会社経営共創基盤 パートナー
取締役マネージングディレクター
1968年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。レスター大学経営大学院修了、ランカスター大学経営大学院修了、ハーバードビジネススクールAMP修了。経営共創基盤にて製造業を中心に経営改革や事業強化など、様々なステージにおける戦略策定と実行支援を推進する。主な著書に『ダークサイド・スキル』(日本経済新聞出版社)がある。

教育界の革命児・高濱正伸さんとの異色のコラボで『SD20 20歳からのセルフデザイン』を上梓。

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想いを込めて作った書籍を応援してもらうことに繋がり、大変嬉しく思います。 また本が売れなくなっているというこの時代に、少しでも皆様にお伝えしたいという気持ちの糧になります。