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【草生け紀行】初夏の海辺で野の花を生ける

今日は、私の出身地の千葉県にある御宿までドライブ。
やってきたのは、あまり、人の来ない浜辺。
草むらのわずかな平地に車を停め、先人がつけた藪の小道を歩くこと、5分。

うわ~~~~
その名もろうそく岩

今日は、父が海の絵を描きたいというので、一緒にきました。
さっそくスケッチブックをひろげる父。
私も一緒に描いていましたが、飽きてしまい、海辺の草を探しに。

海岸から岸壁を見上げる。岩にしがみつくように根をはる浜菊。以前、母が庭に植えたら増えてきれいだったのですが、いい匂いとはこなくて抜いてしまいました。でも、葉裏が白くてきれい。
かわいい小花も見つけました。葉っぱは少し厚みがあって多肉っぽい雰囲気もある。Googleフォトで調べたところ、浜払子(ハマボッス)というサクラソウ科オカトラノオ属の越年草。日本の北海道〜沖縄県、中国、東南アジア、インド、太平洋諸島といった広範囲に分布しているそうです。

さあ、海浜植物でどんな草生けができるかな~。

来る途中の道で摘んだウツギにハマゴウの一枝を添えて。こんなこともあろうかと、リュックにジョッキを1つ仕込んでました(笑)

ウツギの花が雲になって流れていくみたい。

ウツギの花は下から眺めたほうがきれいなので、岸壁のでっぱりに置いてみる
ゴツゴツした岩肌に、ふわっとしたウツギの花。まるで、この時のためにあったかのような花台になりました。

海辺の野の花で、ブーケをつくってみました。

茎の部分は、アジサイみたいな葉っぱで包んでみた。ミロのヴィーナス的にポーズを決める


ウツギとハマボッスもきれいだけど、浜菊の葉っぱがいちばんきれい
岸壁から海へ山の水が小さな滝をつくって落ちていた。海の神にブーケを捧げよう。

初夏の海辺の草生け、いかがでしたでしょうか?

絵を描きに出かけたのに、草生け紀行になっちゃった。
野で遊ぶのは楽しいです。





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