攻撃時の意識≠守備時の意識
皆さん、こんにちは
セルジ・ロバルトこと…佐藤開です
今回は、師匠の板垣雄平さんが…とある方にコーチングのカウンセリングを行った際の内容です。
お話の前提として、
攻撃=自分たちがボールを持っている
守備=相手がボールを持っていると定義して進めていきたいと思います。
サッカーにおける戦術を表現化すると3つあります。
個人戦術
サポートの原則、パスの優先順位、、、etc
グループ戦術
チャレンジ&カバー、スライド、、、etc
チーム戦術
ポジショナルプレー、ハイプレス、、、etc
上記の内容をライセンス講習ではピラミッド型で表記されます。
個人戦術が土台となり、その上にグループ戦術が積み上げられ、チーム戦術が成り立つ…このように表記されます。
もちろん!トレーニング構築にも反映してきます。
アップ→TR1(個人)→TR2(グループ)→GAME(チーム)というように構築されていることの方が多いと思います。
なのですが… このように構築をしてトレーニングを行っても…何か上手くいかなかったり、グラウンドで起こる現象がまったく違ったり…机上での論理→現場なると、、、あれ!?と…何かが違う!?と…
そこで今回は、この戦術のあれ?を噛み砕いて考えていきたいと思います。
攻撃
攻撃の目的は【ゴールを奪う】ことです
エリア的な目安はありますが…一般的な優先順位はシュートになります。 戦術表記上から考えていくと、最終的に『シュート』という場面でのチーム戦術を最後のゲームで行う構築になります。
しかし…実際に起こることは何か?
シュートの場面がほとんど出てこない… うまく相手を崩していっても、シュートを打つ選手の最後のボールの置所が悪かったらシュートは出来ませんし、そもそもシュートの意識がなかったら打つこともありません。 そんなことが起こっていませんか?…
例えば…バルセロナのメッシのようにドリブルで何人もかわし、シュートも決める選手がいると、その選手にボールを集めることがチーム戦術になることもあります。
そのような時は、戦術表記が逆転します。 このように、攻撃において個人がもたらすキャパシティはとても大きくなります。
というように、戦術の在り方を明確にして…時には、より個人にフォーカスを当て、物事を考えていく必要があるのかもしれません。
個人にフォーカスをするということは…ワンタッチでシュートを打つこと、そのためのボールの置所、身体の向きを意識付けを行うことにより…より大きな土台が積み上がられ、次のグループ戦術がより質の高いものとなります。そしてチーム戦術が成り立っていきます。
しっかりと順を追い、逆算して考えて行くことや、時にはフォーカスを変えながら構築していくことが…選手たちにとって、一番理解がしやすいモノになるのではないでしょうか。
次回
守備編へ
*****つづく*****
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