見出し画像

マリアージュは存在しないと思っている【フードエッセイ】

皆さま、給食の牛乳は好きでしょうか。私は大好きです。
しかしこればっかりは好き嫌いが二分するものですよね
その理由はもう「給食で必ず余る牛乳」の存在です。牛乳、余ってましたよね。私はその余っている牛乳に飛びつく存在でした。
子供の頃から意地汚かったんですね。
最近の学校はわかりませんが、私が学生の頃は牛乳の譲渡が日常的に行われていました。
陰キャの私にも「牛乳をくれる女子友達」が居ました。
給食を残す生徒を親の仇とばかりに叱りつける教師もいましたので、これが本当のWinWinという関係だったのでしょう。
そんな思い出があるからこそ「女子って牛乳嫌いだよな」という印象が私にはあります。バカな男は毎日二三本牛乳飲んでたんじゃないんでしょうか。

さて、先日そんな話を職場の飲み会の席で話していたのですが(好きな給食は~みたいな流れで)
「牛乳嫌いの女子」が「だって白いごはんと牛乳って合わなくないですか?」と牛乳嫌いの女子にコメントを求めたら百人中百人が言いそうなことを言いやがりました。
私はその時は「あはは」と流したのですが。

「合う」「合わない」とかあります?(血走った目で)
だってごはんを食べていたら喉がかわくじゃないですか。喉がかわくから牛乳を飲む。合うとか合わないとかじゃないです。
わざわざ白いごはんが口の中に入っている状態で牛乳も放り込む話しています?(汚い話でごめんね)
そんなことしないでしょう。
「もぐもぐ、ごくん。ごくごく」です。
「もぐもぐ、ごくん」してから「ごくごく」です。わかりますよね?
合うとか合わないとかじゃないんです。
だから私はこの牛乳嫌いの女子の「白いごはんと牛乳合わない論」は「泉に斧を放り込んだら血だらけの女神が出てきた」くらい突拍子もなく信じがたい話なのです。
これ、一回真剣に討論したいですね。でも牛乳嫌い女子って討論出来なそうだから駄目か(炎上も辞さない最低の偏見発言)
……冗談ですよ?

さて、マリアージュという言葉をご存知でしょうか。
結婚を意味する言葉ですが、料理の世界では食事とワインの組み合わせのことを言うようです。
ステーキと赤いワインとか、お魚と白いワインとか、なんか合いそうなそういうやつです(精一杯のマリアージュ知識)
しかしながら、私はこのマリアージュという存在をあまり信じていません。
例えば唐揚げとビールは最高の組み合わせですが、それは味じゃありません。
脂っこいものを炭酸でさらっと流すのに快感を覚えているんでしょう?

これは先程の白いごはん牛乳理論から成り立つものです。
「食事と飲み物合う/合わないは存在しない」
=「マリアージュは存在しない」
ということですね。
非常に論理的です。この世にマリアージュは存在しないです。
存在しないと証明してしまったマリアージュですが、実はこれ関連で私に夢があります。
いつか固有名詞と固有名詞でしっかりとマリアージュを感じられるものを味わってみたいのです。
お高いコース料理とかいけばシェフがマリアージュを堪能させてくれるのでしょうか。シェフってすごいですからね。
ようしパパ、将来はしっかりコース料理を堪能するんだ!(独身)
と意思表明をしたところでおしまいです。
それでは。

おまけ
そう結論付けたのですが、実はマリアージュに限りなく近い組み合わせを私は知っています。
それは「ソース焼きそば」と「牛乳」です。
皆さまやったことはあるでしょうか。
私はこの組み合わせに可能性を感じております。ソースと焼きそば。
カップ焼きそばさえあれば私は牛乳一リットル飲めます。
たまらないんですよね、この組み合わせ。ソースと炭水化物と牛乳。
どうぞやってみてください。これこそが私のマリアージュです。


この記事が参加している募集

#私のイチオシ

50,926件

サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。