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Gunung Bromo/ブロモ山

1、Gunung Bromo

Bromoはカルデラの中にある火山(火口丘)で、東ジャワでも活動的な火山の一つで近年も噴火が起こっている山である。また、東ジャワ有数の観光地のひとつらしく訪れた日もたくさんの観光客で賑わっていた。

標高2329Mが最高地点だが、登山自体はハイキングで特別な装備は必要なく運動靴などでも問題ないと思われる。ジープを利用したサンライズツアーとの組み合わせが定番のようだが、麓の町からブロモ山のハイキングだけでも十分楽しめそう。興味深いのはBromoの麓のあたりはヒンドゥー教徒が多いようで、クレーター中の山の麓にヒンドゥー寺院があった。本格的な登山をせずに大地のエネルギーあふれる絶景を見ることができるスポットだと思った。Surabayaからも交通が順調なら高速道路経由で2時間位の距離なので(時間は交通状況に大きく依存すると思われる)比較的アクセスもよく、ゲストハウスやカフェなどもあるので涼しい場所への滞在とハイキングなどに良いスポットだな、と思った。

2,サンライズツアーへ
宿を4時に出発し、暗い中ジープに乗り込み、ジープで外輪山上にある朝日スポットまで移動。まだ真っ暗なのに大量のジープが山道を登っていく。

たくさんのジープ
夜景も見えた


30分強-40分くらいだと思うが、ジープをおりて歩いて商店がいくつか並んでいる場所にはいって休憩。外は寒いので、中で暖をとりながら待つということ。バナナやテンペを揚げたものを食べたり温かいミルクティーを飲んで朝日の時間まで待つのだが、どうも天気はいまいちな気がする。いくつか商店があって色々売っているが、焼きとうもろこしをうっているのが一番気になった。

結構肌寒い

5時半くらいに外に出て、5分ほど歩いた場所にある朝日を見るスポットまで進んでひたすらチャンスを待つ、結構寒い。人はたくさんいる。主にインドネシア人とみられるが、フランスはじめ欧米の観光客もぽつぽつといる。徐々に空が明るくなってくるのだが残念ながら雲が多い!

見えるかな...と少し待ったけど
まっしろ!

時折雲の切れ間から太陽の光がみえるものの、残念ながら最後まで白く分厚い雲の中に覆われていたので6時45分くらいに退散し、ジープに戻る。しかしここからがジープの渋滞のすごいこと、すごいこと、車はちっとも進みません。結局途中でジープをおりて少し先にある展望台に徒歩で向かうこととなった。

渋滞



3,上から見るBromo
ジープでクレーター内に降りていく途中で渋滞に巻き込まれ、徒歩で少し先の展望スポットまで歩く。ここで渋滞で牛歩のジープを待つ作戦である、同じように考えている人たちで結構混雑していた。

先程の朝日スポットでの白い雲から抜けたので、きれいにいろいろな山が見えて絶景に感動する。

最初手前に見える抹茶味プッチンプリン(ある?)みたいな円錐台形の山がBromoかと思ったが、それはBatokという山らしく、その後ろにやや平ぺったくみえる荒涼とした山がBromo。奥にはSemeru山のきれいな山容もみることができ、重なりある山々が美しい。暫く絶景を堪能し、ジープがきたころにジープに乗ってクレーターの内部の砂地の海に入っていく。

ジープでクレーター内部におりると、バイクやジープが走っている様子がまるで映画のようで楽しくてジープの中から動画や写真をとっていた。砂地の中が駐車場になっているようで、たくさんの車やバイクがとまっている。あと馬もいる。馬で山の途中まで登ることもできるが、馬とすれ違うと結構砂埃をくらうことになるので徒歩の場合注意が必要。

映画みたい



4,Bromo登山
といっても登山というほどのことはなく、駐車場から20-30分くらいのゆるい上りで階段のところにつき、そこから急な階段を登りきれば火口の縁にあがることができる。

下から見たBromo
結構人が多い
馬でも途中まで登れる
階段は結構急

火口からは白い煙がごうごうとでており火山のエネルギーを感じる、過去には噴火により観光客が犠牲になったこともあるようだが、たしかにここで噴火されたらと思うとちょっと怖い。この辺りはヒンドゥー教徒が多いと聞いていたが、火口の縁にもガネーシャの像が置かれている。

火口!
ガネーシャ

火口の縁は階段から登って左右しばらくは手すりのようなものがあるが、その先は手すりはなくなっているので足を滑らせたら火口に落ちてしまう怖さがある。もっとも人がすれ違うに十分な広さはあるが、怖いので火口側スレスレを歩くことは避けたい。帰りはガイドの提案で来た道とは別の道でくだっていった。

特に登山というほどのものではないが、景色は非常に壮大で気軽に火山景観にアクセスできる。小さい町だが、標高が高く涼しくカフェなどもあるのでもう少しゆっくり滞在したかったが残念ながら今回は時間がたっぷりあるわけではなかった。

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