ESOマガジンライターズ

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株式会社encounterの運営するESOマガジンのライター陣です。 疾患、栄養、リハビリ、テーピングについてエビデンスに基づいた内容をお届けします。

最近の記事

アスリートのマグネシウム摂取を考える

こんにちは。管理栄養士の月岡美由紀です。 最近、SNSの健康情報などでよく目にする「マグネシウム」。栄養士としては…そんなに注目度の高い栄養素だっけ?というのが正直な印象でしたが、アスリート向けのセミナー等でもマグネシウムのサプリメント摂取が勧められていたり、欧州サッカー連盟の栄養に関する声明(*1)にもマグネシウムについての記載がされたりと「気になる」栄養素になってきました。 日本人の食事摂取基準(*2)を見てみると、マグネシウムが不足し、低マグネシウム血症になると吐き気

    • アスリートに役立つ栄養情報源を考える

      こんにちは。管理栄養士の月岡美由紀です。 スポーツ医療に関わる方であれば、栄養面の相談を受ける機会もあるのではないかと思います。 栄養士でなくても受講できるスポーツ栄養系の資格講座や、”最新の栄養療法”のオンラインコースなどを含め、次々に色々な学びの機会を目にする中で、「アスリートにアドバイスができるといいな」と栄養について勉強されている方や、どんな資格講座がいいのか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。 「栄養」というのは、食文化にも影響される、食品の色や香りによる

      • 増量したいアスリートが知っておくべき栄養のポイント

        こんにちは。管理栄養士の月岡美由紀です。 スポーツによっては、体の大きさや筋肉量の多さは大きな武器であり、新たにスポーツに取り組み始めた時や、より高いレベルで競技にチャレンジする場合に「体を大きくすること=増量」を目指すアスリートは少なくありません。 ただし、長時間の激しいトレーニングを日々行いながら体を大きくするというのは決して簡単なことではありません。 たくさん食べることが苦にならず、どんどん大きく強くなっていく仲間たちを横目に、頑張って食べていてもなかなか増量できず

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        • ACL再建術後リハビリテーション⑦競技復帰のため基準〜筋機能編〜

          ACL再建術後のリハビリテーションが進むと、いよいよ競技復帰が待っています。 復帰に関する基準はこれまでにもさまざまな報告がなされていますが、最もわかりやすく数字化もされているのが「膝関節筋力」になると思われます。 今回は競技復帰のための基準を筋機能の視点から記載していきたいと思います。

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        アスリートのマグネシウム摂取を考える

          アスリートが怪我をした場合の食事を考える② サプリメントの活用

          こんにちは、管理栄養士の月岡美由紀です。 前回の記事では、アスリートが怪我をしてしまった時の栄養面からのアプローチとして、エネルギーや炭水化物、たんぱく質をどのように管理できるかを検討してみました。 怪我の治療やリハビリを行っている間は、競技復帰への不安や焦りもあり、サプリメントや健康食品の情報に普段以上に魅力を感じるかもしれません。もしも早期復帰に役立つものがあれば、ぜひ活用したいと考えるのはごく自然なことです。 また、同じような怪我を経験したアスリートやその関係者等か

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          アスリートが怪我をした場合の食事を考える② サプリメントの活用

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          ACL再建術後リハビリテーション⑥ ACL再建術後の体幹トレーニング〜目的とその効果を考える〜

          どのようなアスリートであっても昨今は体幹トレーニングを積極的に実施していると思います。 それはA C L再建術を行った選手にも同様で、色々なトレーニングが実践されているかと思います。 ですが、それをエビデンスベースで考えることはあるでしょうか? 今回はA C L再建術後や損傷者における体幹トレーニングの意義と方法について解説していきます。

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          ACL再建術後リハビリテーション⑥ ACL再建術後の体幹トレーニング〜目的とその効果を考える〜

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          アスリートが怪我をした場合の食事を考える① エネルギーと食事計画

          こんにちは、管理栄養士の月岡美由紀です。 日々、目標に向かって努力してきたアスリートが怪我をしてしまうのを目にすると、目を覆いたくなるような、やるせない気持ちになります。 アスリートと怪我が切っても切れない関係にある以上、スポーツ栄養の分野でも、アスリートが怪我をしてしまった場合にどんな栄養サポートができるのかというのは、重要なテーマの一つです。 怪我で入院した選手が、入院中に〇〇kgも体重が落ちた…といった情報を目にすると、その分の筋肉を取り戻すにはどれだけの努力が必要だ

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          アスリートが怪我をした場合の食事を考える① エネルギーと食事計画

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          ハムストリングス肉離れ ④理学所見

          こんにちは。 ESOライターの⚽フットファンク⚽です。  スポーツの現場で遭遇することの多いハムストリングスの肉離れについて、記事で理解を深めています。 第4回の今回は、ハムストリングスの肉離れの評価についてです。 ハムストリングス肉離れの際の評価は、主に以下のものが挙げられると思います。 これらについて少しずつ触れていきたいと思います。 ①疼痛部位の触診 ②ストレッチテスト ③等尺性収縮時の疼痛と筋力 ④整形外科テスト ⑤鑑別テスト

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          ハムストリングス肉離れ ④理学所見

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          ACLリハビリテーション5 〜ダッシュ(やジャンプ動作)獲得のために必要な要素とは? 〜

          前回のコラムでは、術後3ヶ月までの安全かつ効果的な大腿四頭筋トレーニングについて記載をさせていただきました。 術後早期からなぜ大腿四頭筋トレーニングを進めていく必要があるのかという理由として、「復帰後のパフォーマンス低下を防ぐ」という点が挙げられます。 各スポーツのスキルを発揮するための基本的な動きである 「飛ぶ:ジャンプ」 「走る:ジョグ・ダッシュ」 というところが、パフォーマンスを発揮するためには非常に重要なファクターとなります。 今回はこのダッシュやジャンプ動作

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          ACLリハビリテーション5 〜ダッシュ(やジャンプ動作)獲得のために必要な要素とは? 〜

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          アスリートに必要なごはんの量を考える

          こんにちは。管理栄養士の月岡美由紀です。 前回( https://note.com/eso_mag_writers/n/n75826134c236 )と前々回の記事( https://note.com/eso_mag_writers/n/n209eb7e8599c )で検討した「たんぱく質」に関しては、アスリートもサポートスタッフもその重要性を評価しているケースが多いのではないかと感じます。 では、炭水化物についてはどうでしょうか。 ・炭水化物がたっぷりの食事は古いのでは

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          アスリートに必要なごはんの量を考える

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          ACL再建術後リハビリテーション④ 安全かつ効果的な大腿四頭筋トレーニング

          最初のコラムでも記載しましたがACL再建術を行った後に最も注意しないといけないのは、脛骨の前方転位つまり「膝関節の前方剪断力」を発生させないことになります。 前方剪断力を発生させてしまうと、再建靱帯にはストレスがかかってしまい、手術そのものの効果がなくなってしまうことになります。 最も膝関節前方剪断力が発生するのは、膝伸展域での大腿四頭筋収縮が生じて脛骨が前方に転位するときです。 しかしそれに相反して、大腿四頭筋の筋力低下はスポーツ復帰において重要な因子であり、トレーニ

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          ACL再建術後リハビリテーション④ 安全かつ効果的な大腿四頭筋トレーニング

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          どこまでこだわる?たんぱく質②

          こんにちは。管理栄養士の月岡美由紀です。 前回の記事( https://note.com/eso_mag_writers/n/n209eb7e8599c?magazine_key=m393b962d26ca)では、アスリートへ推奨するたんぱく質摂取について、1日の必要量や1回量とタイミング、また実際にどのように計画すれば食事や食品から効率的に摂取できるかを検討しました。 たんぱく質の配分を意識して食事の計画を立てる必要性は理解できたけれども、 ・ 間食のタイミングなどは食品

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          どこまでこだわる?たんぱく質②

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          どこまでこだわる?たんぱく質①

          こんにちは。管理栄養士の月岡美由紀です。 いよいよオリンピックが始まりましたね! 今月は、スポーツ界やトレーニング業界、ダイエット業界でも長きにわたり大注目!のたんぱく質についてスポーツ栄養学の視点でご紹介します。 日本のスポーツ栄養では、たんぱく質といえば「体重当たり2 g」を、「食事でこれだけの量をとるのは難しいから、プロテインも上手に利用して」、「運動直後のゴールデンタイムを逃さずに」というのが定説になっていて、アスリートもサポートスタッフも伝言ゲームのようにこれを

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          どこまでこだわる?たんぱく質①

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          ACL再建術後リハビリテーションコラム③ 可動域制限因子 〜関節内因子と関節外因子〜

          前回までのコラムでは主に ・再建靱帯にかかるストレス ・ACL損傷のきっかけなどリスクマネジメント などの、知っておかないとACL再建術後のリハビリテーションは行わないほうが良いというレベルについて触れてきました。 今回からはいざ担当するとなった際に、最初に行わないといけない「膝関節可動域の獲得」に関する部分について触れていきます。 スポーツ復帰を目指すに当たって、関節がきちんと左右差なく正常範囲で動くことは必須条件になります。 ですが一定数、関節可動域獲得に難渋

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          ACL再建術後リハビリテーションコラム③ 可動域制限因子 〜関節内因子と関節外因子〜

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          腸脛靭帯っていつ働いて、何に役立つのか?

          こんにちは。ライターの冨山です!  前々回のコラムでは腸脛靭帯(Iiotibial band:ITB)の基礎知識となる組成について解説し、前回は起始・停止を含めた解剖学についてまとめました。まだまだ基礎知識の内容で申し訳ございません。  今回は今までの内容を基に、では実際にITBにはどういった役割があり、何に役立ち、それはいつ働いているのか?について詳しく説明させていただきます。運動学的な観点からITBという組織をみてみます。   【受動的な支持組織としてのITB】  初回

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          腸脛靭帯っていつ働いて、何に役立つのか?

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          ハムストリング肉離れ ③受傷メカニズム-スプリント型を中心に-

          こんにちは。 ESOライターの⚽フットファンク⚽です。 スポーツの現場で遭遇することの多いハムストリングスの肉離れについて、月に1回の記事で理解を深めています。 第3回の今回は、ハムストリングスの肉離れの受傷メカニズム(スプリント型)についてです。

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          ハムストリング肉離れ ③受傷メカニズム-スプリント型を中心に-

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