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コラム『今から知りたい「一次」とは?』

毎月1日に、4ポジクラブメンバー特典としてコラム小冊子を1冊配布しています。
11月は「今から知りたい「一次」とは?」です。

目次



第1章 【強みとしての二次、逆次】


■二次的強みの定義

これまで強み発掘や中心軸、コンサルティング、強み発掘家養成といったセミナー活動を行ってきた中で、なぜか強みを使っているはずなのに上手くいかないケースをよく見るようになってきた。そもそも強みというのは自分の個性であり資質であり、他人には難しいが、努力や訓練なしになぜか自分だけいきなり人よりも高いレベルでできてしまうことだ。なぜ強みをうまく使えているのに現実はうまくいっていないのか。それを考察したとき、はじめて「二次的強み」という概念が出てきたのである。

自分を生かすルートに則って強みを使うならば物事も上手くいくし、自分も上手くいく。その一方で、自分はうまく運ばせない、しかし物事は上手くいくという道もある。

例えばフリーランスで仕事をしている僕が、会社員として仕事をすると仮定する。これは前提が間違っているのでおそらく上手くいかない。だが会社員なのだから、会社員として仕事を上手くやるための強みはどうしても使わなければならない。

つまり、場所を間違えて強みを使うと、上手くいけばいくほど上手くいかない状態になる。これが二次である。一次の世界が自分のルートだとすると、二次の世界は自分ではないルートを進んでしまっている。そういう意味で二次的強みという言葉を作った。


■逆次的強みの定義

二次ではだめなのだから時間がかかっても一次に戻していこうとするうち、こんな場面に何度か出くわした。自分の生き方をし、そのルートを行っている。何より強みかそれ以外の資質を使っているのか、はたまた自分を十全に生かしている結果、周りからは信頼され愛されているはずなのに、この人は何かが違うのだ。信頼できるはずなのに間違っている気がするし、間違っていない気もする。この違和感の正体は何だろうと時間をかけて探ったとき、二次ではないところで自分を存分に生かしているが、世界に対して諦めが入っている事が分かった。これが逆次である。

一次がルートに向かって真っすぐ進むのに対し、逆次の人は裏返って進んでいる。方向は間違っておらず、自分を生かしているのも間違いないのだから凄く分かりにくい。そしてその人自身が裏返っているので二次でもない。ルートは逸れていないが、何か本来の自分ではない自分で行動し違和感のある強みの使い方をしている事を、逆次が逆次的強みを使っているという。

このように最初は強みに対して、次に二次的強み、さらに逆次的強みと続いている。


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