見出し画像

わんぱく農園のチャレンジが始まった!

今回取材させていただいたのは
わんぱく農園の川口ゆう美さん

今まで経験のなかった農業を新たに始めるという挑戦。
なぜ農業だったのか。
なぜ固定種だったのか。
苦労話やワクワク。
そして将来のビジョンについて聞いてみた。

実はこのロゴ、私鈴木がデザイン

いろんなお仕事がある中でなぜ農業だったのですか?

子供が3人いるのですが
真ん中の子の発達が他の子より少しゆっくりだったんです。

母親として
この子が将来働く時に
どんな仕事ができるのか?

と考えたときに
出てきたのが農業でした。

自然と向き合う仕事は
この子には合っているのではないか?

そこから
まずは自分でやってみよう!
というところから始まりました。


なぜ農業の中でも固定種だったのですか?

スーパーに並ぶ
ほとんどの野菜は「F1」と呼ばれる
なんらかの人の手が加わった野菜。

それに対して
「固定種」とは
人の手が加わらずに、代々受け継がれてきた本来の野菜。

自然と共に育つ固定種野菜は
この子にはちょうどよかったんです。

発達はゆっくりで
実際には存在しない言葉や記号を認識することは得意ではないけれど

他の子よりも、逆に優れているところもあって
視覚から入ってくる情報はよく記憶に残るんです。

だから桜の花が咲く頃にこの種を蒔く
梅雨の雨が多い時期にはこの作業をする・・・・

といった
自然と共に流れる時間の中での
目に映る風景や映像を軸として
やるべき仕事を判断することは得意分野なんです。

加えて
最近では地球温暖化が進んでいます。
自然の変化をダイレクトに受ける農業においては
この問題は非常に重要です。

カレンダー通りに季節が移りゆく環境ではなくなってきました。
平均気温はどんどん上がり
その季節に適した野菜も変わっていくかもしれません。

でもこの子には
自然の変化を見て感じることで
今何をすべきか?を教えているので
非常に農業に適した才能だと思うんです。

固定種の野菜には順応する力があります。
その年の気候に合わせて変化、進化してきた野菜ですから。
形や大きさ、個体差はあるけれど
だからこそずっと生き残ってきた野菜たち。

固定種野菜の農業はこの子にぴったりだったんです。

普通の人が敬遠する種取りも
この子には苦になりません。
単純作業も黙々とこなします。


まるほど!本当に素晴らしいですね!
そして深い愛のなせる技ですね!


就農するにあたって、大変なこと、苦労話などありますか?

元々、飯能の人間ではなく移住組です。
なので、農地を借りる際もすぐに借りられるわけではありませんでした。

どこのどんな人間かもわからない人に
やったこともない農業で土地を貸そうとは思わないですよね。普通w。

でも
何とか小さい畑を借りて継続していくうちに
ちゃんと農業できる!
と思ってもらえるようになったら
今度は地主さんの方から「ここも使ってもらえないか?」
と声をかけてもらえるようになりました。

そして
隣の畑のおじさんも
頑張ってるね!
と声をかけてくださり
いろんなアドバイスもしてくれるようになりました。

今ではその辺を歩いているとみんな声をかけてくれるようになりました。

青梅市小曽木の畑 山が近いので猪や鹿の被害も

食物連鎖を目の当たりに!

固定種野菜の自然栽培の畑は
まさに食物連鎖が縮小された世界なんです。

普通に猪や鹿が畑に入ってきますし
だからと言ってそれは自然で当たり前のこと。
ちゃんと野菜が育ってくれてる!と捉えています。

農薬を撒かないけど
スズメバチが芋虫を食べてくれたり
みみずが畑を耕してくれたり。

自然の力、摂理って本当にすごいな!といつも感じています。

実際に就農してみて感じたことはありますか?

子供たちとの時間が増えました。
今のところは、畑の作業もできることは手伝ってくれますし
何より
子供たちが土や虫たちと触れて成長していく姿を見られることは
とても幸せに感じています。

実はポーセラーツの仕事もしているのですが
畑には端境期というのがあって
そういう時期にはそちらの仕事も進めています。

そんなふうに自分で計画を立てて
自分なりに頑張れるところは起業、就農の良かったところです。

何より
近所の人たちとの触れ合いもすごく幸せです。

まだまだ収穫量が少ないですが
これからたくさん増やしていきたいです。

飯能落合の畑 青空と緑が映えます!

これからの目標やビジョンを教えてください

いろんな野菜を育てていますが
できればある程度【わんぱく農園】らしい野菜に絞っていこうと思っています。
特にニンニクと唐辛子。
ニンニクは本当に美味しいんです。もちろん栄養価もものすごく高いので
たくさんの人に元気になってもらいたい。
お客様に購入してもらったら自分で干してもらったり。発芽してからでも美味しく食べられるので、ぜひ試してもらいたい。

あとは唐辛子。
できればセミドライに乾燥させて、オリジナルの七味唐辛子としてブランディングできたらな!と思っています。

それから
農業体験もしてもらいたい。
同世代の子育てママたちに親子で体験してもらいたいです。


想像しただけでもワクワクしますね!
自分の足で立ち、自分の意志で進む川口さん。
これから本当に楽しみです。


最後に
これから農業に関わらずスタートアップを考えている方に
一言お願いします!


とにかく

【悩むならやってみて!】


です。
悩んでいる時間があったらやってみたほうが
絶対、何かしら進んでいるし
気づきや発見、学びがあります。

まずアクションしてみて
そこで何か足りなければ、たち止まって学べばいいし
足りないものを補えばいいと思います。

しかもそのアクションが本気なら
必ず助けてくれる人が現れるんです!
びっくりするくらいに!

だから
必ず道は開けるので
まずはアクションとって!


川口さんらしいアドバイスですね!
まずアクション!
私も見習いたいです。


編集後記

川口さんのお話を伺って一番感じたのは
長期的に考えていること。

まずアクション!と言いながらも
しっかりと1年後、5年後、10年後を見据えた上で
今何をすべきか?

をしっかり考えています。

だからこその言葉の数々だったと感じています。

今後のビジョンにあった
七味唐辛子や農業体験の企画など
今後も取材を続けたいと思います。

貴重な時間をありがとうございました!

わんぱく農園さんはこちら



ぜひバックナンバーも読んでくださいね!

起業やスタートアップに興味がある人はこちらも読んでくださいね!
一緒に夢を形にしていきましょう!

https://esmma.hp.peraichi.com/?_gl=1*hltlbh*_gcl_au*MTgxMzg4MTAwMi4xNjk4MDY3OTk5&_ga=2.114702020.2138989769.1704792472-205690825.1581337795






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?