これを知らなきゃ海外で活躍できない! ~スペイン人のサッカー評価基準~
Hola! 今回はスペイン人の評価基準について話していきたいと思います。
どうしたら海外で活躍出来るのか、また選手を見る時にどこを意識して見ればいいのか。
では、見ていきましょう。Vamos!
海外からみる日本人選手の印象
僕がこの頃感じる事は、日本で評価される選手とスペインで評価される選手が明らかに違うという事です。
この前、スペイン人のチームメイトやチームスタッフと日本人選手についてどう思うかという話をした際に、日本人選手を評価する時にスペイン人はみんな口を揃えてこう言います。
日本人の足元の技術は素晴らしいね。
確かにスペインの1部リーグで活躍している乾選手や久保選手はとても足元の技術が高いです。
スペインに来る日本人留学生もチームに練習参加した際には他の選手より足元の技術はとても高いです。
日本人がよくする勘違い
自分もスペインのチームの中では足元の技術は高い方だと感じていて、周りの選手より上手いと思っていました。
さらに言えば自分と同じポジションの選手なんか足元の技術だけで言えば相手ではなかったです。
しかし、試合には出れませんでした。
試合に出れない時期が続いていた時に僕はこう思ってました。
監督と合わない。チームのサッカーと合わない。
自分が他の選手より劣っているとは思わず、試合に出れなかった言い訳をしていました。
監督との話し合い
なぜ自分が試合に出れなかったのかわからなかった僕は監督に直接聞く事を試みました。
練習が終わった後、監督のがいるロッカールームへ行き試合に出れない理由を聞くとこう言われました。
経験が足りない。
これを聞いた時僕は、「じゃあ、試合に出せよ」って思いました。
指導者としての目線
監督と話し合っても全然スッキリしなかった僕は自分なりに試合に出れなかった理由を監督の立場から冷静に分析しました。
監督に言われた経験とは何か。練習している時も家で生活している時も外出している時も考え続けていました。
ジュニアユース年代のコーチを僕がしていて、コーチ陣同士で誰をキャプテンにするか話し合っている時でした。
キャプテンになる選手はリーダーシップがある選手で少なからず上手い選手である必要があります。
僕はチームの中で身体が大きく足元の上手い選手の名前を挙げましたが、他のコーチ陣は皆ある1人の選手の名前を挙げていました。
その選手は、賢い選手ではありましたが、小さくて技術はそれ程足元の技術はありませんでした。
なぜその選手を選んだのか聞くと、コーチ陣全員が口を揃えてこう言いました。
サッカーを一番理解している選手だから。
僕はこれを聞いた瞬間、考えていた事が解決した気がしました。
監督の言葉の本当の意味
僕は一度、監督に言われた事を改めて考え直しました。そして、一つの答えが出ました。
自分はサッカーを理解していない。
この答えがきっと試合に出れない理由だと思い、この日からたくさん試合を見に行き自分のポジションの選手を見たり、サッカーをよく理解している友人とたくさん会話をしたりして、練習でも考える事を意識しながらした結果、日に日に成長を実感出来て、監督からの評価も上がり、試合に出場することが出来ました。
日本人が言う上手い選手とスペイン人が言う上手い選手
ここまで読んできて皆さんはある程度僕の題名に書いてある答えがお分かりだと思いますが最後に書かせていただいきます。
多くの日本人が言う上手い選手の特徴は足元が上手い選手であり、スペイン人が言う上手い選手、つまり評価基準は...
サッカーIQ(サッカー理解度)が高い選手
だと僕は思っています。
最後に
これはあくまで僕個人が経験した中での考えなので、100%正しいとは限りませんが、サッカーIQを高めることで選手もしくは監督として必ず成長できると思います。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
これからも毎日投稿を続けていきますのでフォローとスキの方をよろしくお願い致します。
Hasta luego!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?