自律神経の乱れは危険!

自律神経のバランスは、睡眠不足や不健康な生活、ストレスなどによって簡単に乱れる。

例えば、食生活の乱れ一つ一つとっても、回り回って自律神経に影響を与える。

私達の体は、朝目覚めて、朝日を目で感じることで、神経伝達ホルモンの分泌が調整され、体内時計がリセットされる。

そこから、交感神経と副交感神経の1日のリズムがスタートする。

朝食でエネルギーを蓄え、朝日を受けてセロトニンを分泌し、交感神経のオーダーに応えて体が活性化していく。

そのため、朝食を抜いてしまうと、自律神経の1日のリズムはスタートからつまずいてしまう。

そして、ストレス社会の現代では、日中に交感神経が急上昇。

一方で、夕方以降になっても副交感神経のレベルは上がらず、自律神経のメリハリがなくなっていく。

また、夜遅く眠る直前に食事を摂る人の場合、食事によって一時的に交感神経が高まってしまい、睡眠に必要な副交感神経の活動が阻害されて眠りの質が低下する。

さらに、本来は寝ている間に副交感神経の働きで、腸は蠕動運動を活発化し、腸内に残った消化物を排泄する準備を整えるが、その動きも阻害される。

その結果、朝起きても眠気でスッキリせず、お腹の調子も悪いため、食欲が湧かず、朝食を抜く生活の原因となる。

食事一つ一つとっても、1日3食適切な時間に食べることが自律神経のバランスを保つためには重要である。

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