食べ過ぎによる高血圧が増えている!

昔から、日本人の高血圧の最大の原因として、塩分の摂りすぎが挙げられてきたが、近年よく見られるようになったのが、内臓脂肪型の肥満を原因とする高血圧である。

内臓脂肪が増え、インスリンの効き目が悪くなると、膵臓は大量のインスリンを分泌するようになるが、インスリンには交感神経を優位にし、血圧をあげる働きがある。

またインスリンには、腎臓における塩分の排泄を妨げる働きもあるため、血中の塩分濃度が高くなり、高血圧になってしまうわけである。

さらに肥大化した大型脂肪細胞からは、アンジオテンシノーゲンという昇圧物質が分泌されるため、血圧が上がってしまう。

そしてもちろん、食べ過ぎも、高血圧を招く原因となる。

血液中の過剰な中性脂肪や悪玉コレステロールが血管壁に付着すると、血管が狭くなる。

内臓脂肪型の肥満や食べ過ぎが原因で、血圧が高くなっている人は、ぜひ空腹の時間を作ってみる。

内臓脂肪が分解され、血液中の糖質や脂質、悪玉コレステロールが減れば、高血圧の改善につながり、オートファジーは動脈硬化など、血管障害の予防や治療に効果があることも考えられている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?