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ITエンジニアのキャリアとは(基本編)

ITエンジニアと一口に言っても、アプリエンジニアもいればインフラエンジニアもいるし、プログラマーという職種もあれば、プロジェクト・マネージャーという職種もあります。

ITエンジニアという言葉はサッカー選手と同じです。サッカー選手もフォワード(FW)もいればミッドフィルダー(MF)もいればゴールキーパー(GK)もいます。同じサッカー選手ですが、それぞれポジションが違います。

しかし、ITエンジニアになりたい人は、どう違うのか、そもそも違いがあるのかを知りません。

今回はITエンジニアの基本的な職種(ポジション?)について説明したいと思います。

エンジニアのキャリア

■ITエンジニアのさまざまな仕事

・テスター
・プログラマー(PG)
・システムエンジニア(SE)
・プロジェクト・リーダー(PL)
・プロジェクト・マネージャー(PM)
・アーキテクト
・テストエンジニア・QA
・ITコンサルタント

切り分け方はさまざまにあるのですが、今回は「システム開発」を担当するエンジニアを中心にしました。

基本的なキャリアはテスターからスタートし、PG・SE、PL/PMとキャリアを重ねるのが一般的です。

この分け方は、システム開発の工程に準じています。その工程は一般的なウォーターフォール型では以下のとおりです。

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いろいろと書いてありますが、大きく分けると、

(1)要件定義
(2)設計
(3)プログラミング
(4)テスト
(5)運用・保守

となります。(5)の運用・保守はシステムが完成したあとの話なので、ここではいったん無視します。

この開発工程でみると、(1)(2)を担当するのがシステムエンジニア、SEと呼ばれるエンジニアです。システムの設計図を書く仕事です。

その設計図に基づき、実際のコードを書く(3)プログラミングを担当するのがプログラマー、PGです。一般的にITエンジニアと言われて、イメージするのは、この仕事でしょう。

書かれたコードが正しく動いているのかを確認する(4)テストを担当するのが、テスターです。

プロジェクト・リーダーやプロジェクト・マネージャーは、この一連の構成を管理する仕事です。

要件定義や設計を上流工程、プログラミングやテストを下流工程と呼ぶこともあります。

多くのエンジニアは上流工程に行きたがります。そのため、最終的なキャリアをPL/PMと考えるエンジニアも少なくありません。

■専門職としてのITエンジニア

しかし、PL/PMはプロジェクト管理(予算やスケジュール、人員など)が仕事であり、世の中が考える専門職からは外れます。

実際に、エンジニアのなかにはPL/PMではなく、専門職(スペシャリスト)としてのキャリアを描きたいエンジニアも多くいます。

一番多いのは、PGとしてスペシャリストのキャリアです。日本ではほとんどないと言っても、過言ではないキャリアですが、世界では一般的です。また最近では、テックリードというポジションを用意し、技術力をもったPGとして技術分野で組織を牽引するポジションが増えてきました。

そのほかに、テストのキャリアとしてテストエンジニアやQA(品質保証)のキャリアがあります。システムは目に見えないため、その品質や問題は見えづらいです。その品質を担保するのがテストであるため、どのようなテストをするのか、品質をどう担保するのかなど、専門職としてのキャリアがあります。

また、システム開発で重要な位置を占めるのが、設計です。もちろん最上流工程が最も重要ではあるものの、設計の質がプログラミングに直結します。なので、設計や開発環境などを専門で考えるアーキテクトという仕事が存在します。

そもそも最初に問題があると、以降の工程でいくら頑張ってもシステムは良いものになりません。最初の発案や企画から携わるのが、ITコンサルタントです。

■今後、それぞれの専門性が求められる

現状では、IT業界では(特にSIer)PL/PMといったプロジェクト管理能力が求められています。しかし、私は今後、事業会社が自社開発していく率は高まっていくと考えています。

そのとき、たしかにPL/PMは重要であるものの、実働部隊であるSEやPGの存在が増していきます。多様なキャリアが求められるでしょう。

特に自分でコードを書きつつ、+アルファの要素が必要となる、と感じています。そのとき、自分はどういうキャリアを描きたいのか、がないと、作業者として埋もれていくのではないでしょうか。

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某転職メディアの制作ディレクター。わりとIT企業を担当することが多く、それなりにITトレンドは理解しているつもりです。これまでの経験などをもとに、広告や業界、転職などについてざっくばらんに語ります。 ※コメントは個人の意見であり、所属組織などは関係ありません。
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