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全国のアルバイターたちへ

「たにちゃん、明日からお店休みにするから、バイト来なくて大丈夫やけん。緊急事態宣言中の3週間だけと思うけど、また客足戻ってきたら声かけるが。」

今週一番、いや、今年に入って一番衝撃だった、アルバイト先の焼き鳥屋さんオーナーからのLINEでの一言。大学の講義中にしたスマホのチラ見では明らかに足りなく、あまりに残酷なメッセージだった。

そして、その時の私の心の中。

明日から、どうすんねん。今月これぐらい稼いで、他のバイトのシフト決まってしまってるし!というか、こんな重要なことを電話でもなく、LINEで伝えるんかい!私はバイト辞めるときや休むときにLINEで一言で許されないのに!そして3週間だけ、とはなんや〜!そして客足が戻ってきたら、って基準はどうなってるのおおお?おーーーーーーい!誰か!誰に怒ればいい?(パニックでした笑)

私の例は稀ではなく、周りの友人(以下、アルバイター)も同じような状況だったようだ。

このとき、私はアルバイトという立場の弱さと不安定さを思い知った。必要がなくなったら、切られる。予算がなくなったら、切られる。優しいと私が思っていたオーナーは、慈悲などなかった。大人は裏切らないものだと思っていた。けど、そりゃそうだ、オーナーも生活かかってる。

しかし、アルバイトの立場はいつも弱いかと言われればそういうわけではない。今までのアルバイト生活を振り返ってみると、休みたいときは休めるし、テスト前なんかは週1回しか入らなかったり、実家に帰省するので1週間抜けたり、就活でバイト休みますなど。アルバイターもオーナーに慈悲などなく(あるひともいるとは思うが)、自己都合で動いていた。

だから、仕方がない。そう考えることにした。

そして、私もアルバイターの権利として、自分自身の生活を安定させることを第一にしようと動いた。コロナで不安定になるバイトを自分で決めた期間休むことにした。

言い忘れていた、もう一つのアルバイトの強み。アルバイターはアルバイトを何個でも掛け持ちする権利がある。幸い、私は5つのアルバイトをしていて、コロナに関係なく営業する介護施設と教育機関のアルバイトは生き残った。このアルバイトはワンオペレーションの飲食店とは違い、代わりがいないバイトでもある。どんなに雨が降っても、感染症が流行っても、日本が終わるとしても、私がアルバイトを務めさせていただきます〜。よし、私はこのアルバイトで食っていく。

アルバイターたちよ、コロナに立ち向かっていかなければならない。生活がかかってるので、コロナの終息を待ってる暇はない。頑張ろうぞ。

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