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車輪の脇

またしょうもないこと言ってる自覚はあるが、書くとなんとなく楽になることが分かったのでつらつら書きます。


結婚とか子育てとかあまり興味がないのだが(それよりも先にメンタル不調と仕事なんとかしなきゃと思ってる)、この前昔バイト先が一緒だった同い年の友達と会って、あぁ、良いな、というか、語弊を覚悟で言うと、楽そうだな、と思った。アプリで出会った人と先月結婚し、数年内に子どもを持ちたいと言っていた。

敷かれたレールを歩むのがそこそこ上手で、素直で、考えるのが苦手だと、例えレールが自分に合っていないものだと気が付いたとしても、それを外れるのがかなり怖い。

大学を卒業したら、とりあえず、外国に1年弱行くことにした。専攻した知識が活かせる職場なので、もし気に入れば、大学院などに行きさらに経験知識を積んで残る選択も可能だった。でも私は行く前から、一般企業に勤めている人がなんだか羨ましかった。安定していて、迷いがなくて、不安がないように見えた。

任期を終えて、迷わず帰国した。もう新卒の切符は失効していたが、敷かれたレールに戻るべく、就活をし、中途採用を積極的にしている会社に就職した。自分で試行錯誤して、道を作れている人がすごいと思った。ちょっと羨ましくもあったが、平日はがっつり働いて、金曜日の晩は寄り道して、土日は休んだり趣味をしたり、レールをきちんと進めていることが嬉しかった。

でも、何となく規格外なレールに合わせて走っている感じもあった。ぜんぜん憧れない上司(一応会社ではエライ人だったらしい)に、頑張れば僕みたいになれるよと言われて、ショックだった。終着駅はコイツかぁ。。。

で、もう仕事が手につかなくなって、休職だ。多分来月には無職になってるだろう。仕事も恋人もないが、ほどほどの貯金と英語力がある私を、何でもし放題じゃん~! とその友達は褒めた。確かに、道作りし放題だ。

とはいえ、レールをきちんと歩めている(ように少なくとも私には見える)人たちを多少は羨んでいる。終身雇用の制度や結婚=幸せの時代はもう終わりに向かっているし、レールを走っていても別に良いわけでもないことは身をもって分かったのだけれど。


まぁ、過去の頑張りや他人の生き方に振り回されてもしょうがない。少なくとも私は川辺でブランデーをやらないようにしよう。

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