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社員2500人規模の会社で、esports部を立ち上げた話 Part 2

さて、前回の続きです。
esports部を立ち上げたからどうなんだい?というところをお話ししていければと思います。

esports部を立ち上げて数か月。
気が付いたら、JBS esports部は部員の半数以上が1年目~2年目の若い社員で構成されていた。
2019年の4月に立ち上げて、どこでその情報を聞いたかわからないが、新入社員から入りたいです!のラブコール(メール)を多く頂き、おじさんなのに若者に囲まれてゲームをするという、なんとも若返りそうな体験をしていた。
そもそも海外生活が長かったこともあり、新人に対して超フランクに接する能力も発揮。敬語使わんでいいよ!などと伝えていた。(周りにえらい人が居たりするときは気を付けて。みんなの評価が下がる可能性があるよ。息しづらい日本くそだね!と伝えてました。)

簡単にいうとesports部は、若手社員が集まりたくなる場所なのだ。
これからの時代、採用活動のターゲットとなるZ世代
このZ世代がキーワードだと考えている。

私には歳の離れた「いとこ」がおり、そんな彼も今年(2023年)から就活をしている。彼もZ世代の一人。
私のTwitterを見て、「え、Jadeiteやってんの?」なんて驚かれた。
逆に彼がJadeiteを知っていることに驚いたが、VALORANTが好きなようで大会はよく見ていたとのこと。OVERWATCHもよくやっており、会社にesports部があったらどう?と聞いてみると、絶対入るとのこと。
理由を聞いたら、リモートワークが増えて先輩とのコミュニケーションが減っていると聞いていて、ゲームを通じてコミュニケーション量が増やせるかも。とのこと。
会社でesports部を立ち上げるというのは、これからの経営課題を解決につながる手段の一つといえる。特に「人材の強化」につながるだろう。

日本ビジネスシステムズでは新卒採用の面接を社員が行う
私も入社3年目からディレクターになった後も随分と新卒採用の面接を行なってきた。
面接ではもちろん「esports部の部長やってますー」なんて話をよくしたが、みんな決まって目がキラキラし始める。そりゃ仕事も大事だけど、今楽しくやっている事が社会人になっても続けられる場所があるというのは、一つの魅力にもなる。思ってもみなかったがesports部というのは採用活動にもつながるということが分かった

面接時のesports部の活動内容についての伝え方にもポイントがある。
esportsという言葉は便利のようで不便。
実際の競技、スポーツで言えばサッカーなのか野球なのかが大事で、スポーツ部めっちゃ人気やで!で蓋を開いたらクリケット部しかないと少し不安を感じるでしょ?(クリケットを馬鹿にしているわけではなく、人口が少ないという意味で。日本のクリケット競技人口は約3,000人)
またゲームというのは好みが別れるもので、少しセンシティブに扱う必要がある。
なのでesports部の部長はゲーム業界全体の知識をもち、相手の世代に合わせたesportsの話題で会話できないとだめだ
私自身PCゲーマーなので、PC界隈は結構詳しいつもりでいるのだけど、若者の中では荒野行動とか、PUBG Mobile、第五人格などのスマホゲーも人気。
中にはオンライン麻雀もesportsですか?と話してくる子もいて、反応に困ったりするのだが。。。
巷ではやっているゲームの情報は仕入れ続ける必要があるだろう。

企業でesports部の立ち上げを考えている方は是非、思い切って立ち上げてみてください。運営はかなり難しいですが、会社にとってプラスになることのほうが大きいです。esports部の立ち上げについて相談などございましたら、TwitterでDMください。

次回はJBS esports部が社会人リーグ「After 6 League」の「League Of Legends部門」に参加して3位を勝ち取った時の「部活としての最適な活動量」についてお話したいと思います。


株式会社Esaris Works
代表者:代表取締役社長 橋本 一成
設立:2012年5月
資本金:500万円
事業内容: eスポーツイベント企画、運営、コンサルティング

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