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そのままでいいと言ってくれ

「あなたはそのままでいいんだよ」
そうやって言ってほしい。

誰に?

自分自身に、だ。

いつまで経っても変わろうとする。
いつまで経っても成長しようとする。
いつまで経っても満たされない。
生まれてから今まで、一度だって満たされたことはない。

もうこのままでいいんだと思う日は来るのだろうか。人は、自分はどうすれば満足するのだろう。

仕事があって、お金があって、家があって、恋人がいて、夫がいて、妻がいて、かわいい子供がいる。

それでも人は不倫する。
ドラッグに手を出す。

それは満たされない心があるからだ。
望んだものを手に入れれば、もっと欲しいと思う。

欲望にはキリがない。


断捨離、ミニマリスト
不要なものを持たない暮らし。

それは余計なもので満たされたからこそ
「あえて」捨てることに価値があるもの。
シンプルに行き着くには、複雑を知らなければその価値はわからない。


自分にとって価値があるもので満たされる。
それが幸せということならば

お金があればいいのか
友達がいればいいのか
恋人がいればいいのか
結婚できればいいのか
仕事にやりがいがあればいいのか
人から尊敬されたいのか
人の役に立ちたいのか

いいかげん

そのままでいいと言ってくれ

家族が笑っている
好きな人が笑っている
全身が満たされて、むず痒くなるあの感覚。

それ以上のものがあるだろうか。


あぁ、そうだ

その感覚ならずいぶん前に知っていた。

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