2023年の個人的エンタメBESTsを振り返っておこうよ
気づけば今年も終わりな年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。
私は年末に向けてちょこちょこ予定を立てていたら、
インフルで全てを吹き飛ばしてアマプラとにらめっこの日々です。
「今年って20〇〇年だな」という感覚がここ数年なく、
「気づいたら今年終わるんだけど、何年が終わるんだっけ?」になっています。2023年ってなに?何年?
兎にも角にも実感はないものの一年が終わるいい機会なので、
今年のエンタメ各ジャンルmyBESTを整理しようと思います。
あくまで『今年私が出会った中でのmyBEST』なので、
数年前に発売された本でも今年初読みだったら含め、
逆に年間通して「やっぱこいつが最強」という作品でも昨年以前から知ってるものは省く形でいきます。
小説:成瀬は天下をとりにいく
今年の個人的な小説BESTといえばこれになると思います。
どでかいスケールを掲げながらも飄々と生きていて、では体温を感じない冷たさが特徴なのかといえば、その真逆で人間らしい熱を纏った少女。
"成瀬あかね"と出会うことのできるこの小説は猛pushしたいです。
「やっぱ今年はこれだったかもな~」と改めて調べていたら、来月には新刊がでるそうです。
年明けからまた成瀬に会えるの、嬉しすぎちゃうな。
次点では『ピアノマン: 『BLUE GIANT』雪祈の物語』、超今更読んだ『同志少女よ、敵を撃て』でしょうか。両方とも滅茶苦茶に良かった。
『プリンシパル』というヤクザ抗争モノのクライムノベルも面白かったです。こうして並べると、やっぱり小説をキャラで読んでるかもしれない。
書籍(小説以外):文化がヒトを進化させた: 人類の繁栄と“文化-遺伝子革命”
論文は除外して、比較的読みやすいように書籍化されている中ではやっぱりこの本が一番キャッチ―で印象深くて読み返したくなりますね。
「『ヒト』という生き物はどのように進化してきたのか?なぜ他の動物とこんなにも違う性質を獲得してきたのか?」というテーマを、人類史・文化史から掘り下げていく本です。
学術的面白さはもちろんのこと、思考実験的な「考える楽しさ」も、
生活に準拠したレベルでの「知る・気づく楽しさ」も味わえる良書なので、これは是非読んで欲しいです。
次点は『BAD BLOOD』でしょうか。シリコンバレー全体を騙したとんでもベンチャーが、そもそもなぜ成立したのか?というドキュメントです。
正直英語版で読み進めてしまったので100%理解はできてないですが、それでも「噓でしょ……」の連続が現実で起こっていたことを知れて面白いです。
和訳版のタイトルがバカっぽすぎるという最悪の欠点がありますが、中身はいいはずなので是非日本語版ででも。
漫画:アイドルマスター シャイニーカラーズ 事務的光空記録
通称ジムシャニと呼ばれている作品ですね。
原作であるアイドルマスター シャイニーカラーズのスピンオフ作品であり、事務員である七草はづきを主人公に添えながら、各アイドル達にフィーチャーする短編が楽しめる本作。
現状では衝撃の展開や劇的なドラマが繰り広げられるような作品ではないですが、個性溢れるアイドルに対して真摯に向き合い、小さくも確かで暖かな道筋が示されていく物語は、なんだかとても読み心地がいいです。
次点では『ねがぽじトルネ~ド♡』『のあ先輩はともだち。』あたりが好きですね。ただ前者は最新話話更新分もすべて有料になったので単行本待ち、後者は現在作者急病で休載中です。カエッテキテネ
余談ですが、今回noteを書きながら「今年読み始めた漫画あんまりないな」と気づきました。
面白い漫画を継続して読んでると新規に手を出す時間がない……
ツーオンアイスとか面白そうだしちゃんと読みたい……
アニメ:映画『BLUE GIANT』
今年のアニメ個人的BESTは、もう間違いなく『BLUE GIANT』です。
話、泣ける。
キャラ、泣ける。
音楽、震えて泣ける。
最強だよお前。
噂では、円盤化に伴って演奏のCG部分がだいぶ良くなっているらしいです。
みんな言っている話ですが、演奏部分の映像だけは特に褒める要素がないくらいチャチかったので、これはとても嬉しいです。
年明けにでも見ようと思います。みんなも見ようね。
次点では『グリッドマンユニバース』、『パーフェクトブルー』です。
グリットマンユニバースも超良かった。「こんなてんこ盛り映画って作って良いんだ!」ってなりました。あのシリーズの全てが詰まっている映画。
公開25周年を記念して限定上映してたので観に行ったパーフェクトブルーには度肝を抜かれました。「今敏の作品はいくつか見ていてどれも好きだし、平沢進も好きだし、せっかくだし」くらいのテンションで行ったんですが、終演後2時間ずっと映画の話してました。
実写:VIVANT
全然関係ないですが、m1のラパルフェのネタで意外と国民がVIVANT観てないこと知って愕然としたよね?
わざわざ語る必要がないほど色んな所で過剰なまでに宣伝されてたのに、
作品のクオリティで全部納得させた化け物です。
「説明不足な唐突ご都合展開」と「説明過剰なダラダラ展開」の両方を、
「短めで超面白い展開を複数並走させて、尺溢れるギリギリまで接ぎ木したらよくね?」で解消してる異次元の怪作です。
この作品を避けて今秋を過ごせた人がいるのかは甚だ疑問ですが、まだなら是非見ましょう。
次点は『ウェンズデー』。最後の最後でウェンズデーがアホちゃんになる部分さえなければVIVANTと肩を並べたかもしれんなぁと思います。
話はもちろん面白くて、なによりウェンズデー自身が超絶に可愛いのでそれだけでも見てください。
ライブ:異次元フェス アイドルマスター ラブライブ!歌合戦
今年を全部持って行ったコンテンツです。年間MVPです。
まあとにかくセトリを見てください。
分かっていただけたかと思います。
言いたい事ばかりですが、言えることは何もありません。
体感してください。
このライブに足を運んだことで、
・東京ドームでスノハレ落ちサビUOを掲げ
・東京ドームでマスピのサビでピースを掲げ
・上記二つをこともあろうに連続で体験した
人間になりました。
この事実だけで世界中の79億9995万人にマウントが取れるかと思います。
ほんとに語り切れないほどの思い出と想いを二日間で体感しました。
どちらかのコンテンツを知ってる人はまず見て欲しいですし、
仮に知らなくても二次元コンテンツが好きな人は誰しも楽しめるかと思います。本当に良いものなので是非。
次点は『東京03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts. in 日本武道館. なんと括っていいか、まだ分からない』と『THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE If I_wings.』です。
前者は今年別のnote2本くらいで言及しているのでよければそちらを。
後者は配信で見たんですがすごかったですね。day1とday2で「ここまでコンセプト変えるのか」という驚きはもちろん、その上での圧巻のクオリティがそれぞれにあって素晴らしかったです。
音楽:THE GREATEST UNKNOWN
今年のBESTアルバムは「THE GREATEST UNKNOWN」。
これは国民の総意でしょう。
前述の『異次元フェス』があるにも関わらず、その予習を放置してずっと聴いていた罪深いアルバムです。
まず収録曲が強いのは前作CEREMONYと同様。なんでタイアップ曲しかリストにないんだよと思わず言いたくなるクレジット量ですが、そのすべてがまさにKing Gnuの曲で圧巻です。
そしてこのアルバムが別次元なのはその構成です。完全に語られ尽くしてるので何も言うことがないですが、「わざわざあれだけ人気な既存曲をリアレンジしてまでアルバムとして完成させている」という事実はもう怖いです。
次点は難しいですね。異次元フェスをきっかけに虹ヶ先のソロ曲+グループ曲やスリーズブーケを筆頭とした蓮ノ空の曲を聴きまくっています。RADWINPS×ZORNの大団円もバースが最高でヘビロテですし、PUNPEEと親父のFamily Saleも良いよな~といったとこです。
今年も色々なものと出会いました。
ここに書いてないだけで今継続して読んでる漫画はどれもハチャメチャに面白いし、直近で会ったM1も最高だったし、らんまんもなんかずっと面白かったですね。
エンタメ以外でも今年は色々とやったことがいっぱいありました(終わってないこともいっぱいある)。悪くない、どころか結構いい満足できる一年です。
そして来年には分かってるだけで個人的な生活の変化が大きくあるので、いまから戦々恐々としています。
ただそんなこと以上に、来年はユーフォの3期がある。
これだけでまず生きていけます。
また来年もよしなに。
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