![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125483421/rectangle_large_type_2_33bdf40810ecef21487b7cfff05466a4.jpeg?width=800)
わかりやすい文章の書き方(文章構造編)
みなさんは文章を書く機会があるでしょうか?
大学生なら卒論、社会人なら報告書など、世の中には様々な文章があります。
それにもかかわらず、小中高では文章の書き方というのをしっかりと教わった記憶がありません。
単に私が忘れているだけかもしれませんが、世の中には文章が書けない人がたくさんいるように感じます。かくいう私もそれほどしっかり文章を書けるわけではありませんが、練習次第で多少はマシになると思います。
ということで、今回は全ての文章に共通して言える文章の書き方について考えてみたいと思います。
文章の種類
そもそも、文書にはどんな種類があるのでしょうか
論文・特許
学会予稿
企画書
報告書
仕様書
手順書
パッと思いつくだけでもたくさんありますよね。
いずれも、何かの情報を伝えるべき文書ですね。
科学の発見だったり、仕事の結果だったり、製品の使い方だったり、伝えたい情報は様々ですが、目的ははっきりとしていると思います。
さらにこれらの文書に共通するのは、素人にはわかりにくいという点です。しかし、その道の専門家から見れば、わかりにくそうに見える文章も明確にわかりやすいものと本当にわかりにくいものに分かれます。
私も偉そうに語れるレベルではありませんが、自戒を込めて続けたいと思います。
わかりにくい文章とは
まず、本当にわかりにくい文章というのは何が問題なんでしょうか?
おそらくわかりにくい…と思う最大の理由の一つは文章の構造です。
文章の構造というのは簡単にいえば、目次を見ればわかる情報です。目次にはどういった順番で情報を示していくのかということが明確に示されています。
当然、目次を見ただけでは完全に理解することはできませんが、大きくその文書全体でいいたことの流れはつかむことができます。
しかしながら、そもそも文書全体の流れが滅茶苦茶になっている文章というのも多いものです。
ビジネスの文脈ではよくロジックと呼ばれるところになりますが、論理展開が重要です。情報にしても意見にしてもきちんと順番を考えて見せていかなければなりません。
筆者からしてみれば、全ての情報が頭の中にある状態で書き始めるため、情報の順番が滅茶苦茶になることが多々あります。しかし読み手からしたら情報は出てくる順にしか理解できません。読み手のことを考えて、文章構成を組み立てる必要があります。(これは次回詳細に紹介します)
文章を書くのに大事なこと
さて前述したように、文章を書くのに最も重要なことの1つは構造化です。これがわかっていてもできないんですよね。
自分で文章を書き始めると、気づいたときには構造が滅茶苦茶な文章ができてしまいます。普通はそんな文章も一回俯瞰してみてみて修正します。
ただ、真面目な文章であるはずなのに、この確認をしない人が結構多いように思います。私自身何度も俯瞰して自分が書いた文章を直しますが、この一度俯瞰する(つまり目次から見つめなおす)というのは誰もがやった方が良いと思います。
また文章をわかりやすくするための方法としては以下のものが挙げられます。
グラフ化
図示
箇条書き
これらは誰もが知っている当たり前なんですが、これが意外と有力なんですね。なぜなら自分が書いた文章のわかりやすさは客観的に他人に見てもらわなければなりませんが、このグラフや図示、箇条書きという方法は誰が見ても一目瞭然なんです。
当然、どれも意味のある示し方をしなければなりませんが、言葉で説明するのが難しいことは無理に説明せずにグラフ化や図示を用いて表現した方が良いと思います。その上でわかりやすくするための説明を加えてあげるのが良いでしょう。
そして多くの日本人が忘れがちな構造が段落です。
段落の意味
英語でパラグラフリーディングが常識であり、段落は強い意味を持っています。おそらく皆さん段落は1つの意味の塊だと習ったことがあると思いますが、結構この段落を適当に書いている人が多いような気がします。
実はこの段落はテキトーというわけにはいかないんです。
書籍になっている文章ではしっかりと校正されていると思いますが、この段落が練られていないと意味が分からない文章になってしまいます。
さらに最近では短文の方が伝わりやすいということもあり、Twitterの140文字やnoteやブログでも文章の間に感覚を空けて書くことが多くあります。私のnoteでもそこは意識的に間隔を作っています。つまり、ここには段落の概念がないわけですね…
とはいえ、論文や技術文書、報告書などはしっかりとした文書であるべきです。その場合は、しっかりと段落の意味を考えながら改行をするように心掛けて書かなければなりません。
最後に
自分への自戒も込めて書いてみましたが、私自身まだまだだなと感じます。
加えて、指示語もしっかりと使う必要があります。残念ながらこのnoteでは喋り口調で書いており、あまり意識していませんが、真面目な文章を書く際には必ず指示語(あの、この、その)が何を指しているのかがわかるような書き方をしなければなりませんね。
私が社会人になって驚いたのは、句読点の使い方がわからない人や
“ず”と“づ”の使い方がわからない人もいるようですね。わからないからダメだというのは良くない考え方だと思いますが、わからないならわからないなりに学んでいくのは大事かなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?