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始まりがあるものには終わりがある
マトリックスで有名な言葉ですね。調べてみると揚子法言
という出典もあるようです。
たいそうなタイトルをつけてしまいましたが、ついに論文毎日1時間読む挑戦が途絶えました。”ついに”と書きましたが たった1か月ですね。
正直、1週間ぐらい前からこれは終わるな、と直観的にわかっていたのですが、何とか1か月は続けようということで頑張りました。
何事も失敗したときは原因を分析して次に生かせるといいですよね。ただ私は怠惰な人間なので、テストの復習や失敗の分析はほとんどしてきませんでした。(気持ちが落ち込んでしまうんですよね)
しかし、今回の”自分”企画は失敗ではありません。タイトルにもしているように継続するという挑戦は死ぬまで続けない限り、いずれ終わりが来ます。
なので、気分は落ち込んでいないし、むしろいい気分なので、この挑戦が断念したことを分析していきたいと思います。
しくじり①:論文のストックがなくなる
まず初めの失態は、論文のストックが少なかったということです。実際50本分ぐらいの論文をあらかじめダウンロードしていたのですが、自分が読みやすい論文はその中でも1/3ぐらいしかありませんでした。
すると、はじめのうちは読みやすい(分野が近い)論文を読み漁り、開始から20日を過ぎたあたりから、急に読むのがきつい論文が続きました。
その結果、日々の論文読みが時間的にも精神的にも圧迫されていき限界を迎えました…
しくじり②:アウトプットの時間がない
論文を読むのは基本的にインプットになります。noteの投稿も考えて、メモを残していたのですが、清書する時間が圧倒的に足りなくなります。
メモだけでは当然noteの記事にはならず、清書のために土日を使って再度読み返すということが続きました。アウトプットができないと自分のワーキングメモリに残さざるを得ない状況になるため、余裕がなくなりインプットの質も悪くなります。
これはやってみるまで想定すらしてこなかった事態です。逆に少しあいまいな状態で脳に貯めておくことが、これほど良くないことなのかと新たな発見になりましたね。
良かった点①:論文を読む速度が上がる
正直、これでも6年ぐらい論文を読んできた身なので、さらにレベルアップできるとは思ってもいませんでした。1時間で読むという自分にとっては少々きつい制約を課すことで、爆速で読めるようになりました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
良かった点②:論文を30本読めた
単純に専門外の論文をこの短期間で30本読むことができました。
自分の専門分野なら1か月で40~50本読むことも可能ですが、特別長期の時間を用意せずに隙間時間で30本の論文を読むというのは大きな経験値になったと思います。
なにより、自分が本気で取り組めば、このぐらいのことは可能であると実証できたのが大きな成果ですね。
上述のしくじりポイントを解消できるシステムを用意できれば、この挑戦は再度取り組んでも良いと思います。
そして今回読んだ論文の内、約半分は今後記事として紹介していきます!
良かった点③:宣言することの自己強制力
「ネット空間で自分の挑戦を宣言することで、自己強制力を働かせることができる」というのは自分の中での仮説にすぎなかったのですが、これが上手くいくということが分かったというのは大きな発見です。
全ての人にオススメできるかはわかりませんが、私と同じように何か挑戦してみたいけど、努力が苦手ですぐ怠けてしまうよ、という方は一度やってみてはいかがでしょうか?
良かった点④:論文を読むだけで記事になる
実はこれ、最初の記事を書いたときから狙っていました。正直、自分でもせこいな~と思いますが、自分の挑戦を宣言して、途中経過を書いて、終了をお知らせする、これだけで3本の記事が生まれるわけです。
日々、noteの記事を投稿することを考えてみる身からすると挑戦を記事にするだけで一石二鳥です。
こちらについては、また別の記事として紹介できたらと思いますが、今回の取り組みのイメージとしては最近流行りのプロセスエコノミーといわれるものの超絶劣化版だと考えています。
最後に
今回は、論文を読むというなんてないことを1か月挑戦し、そこで得られたいろいろなことを書いてみました。たった1か月の挑戦でしたが、様々な気付きがありました。
意識的に行わなければ決して得られなかった経験ですが、noteという場を借りて、意識的に行うことで、これほどの学びがあるのかと驚いています。
個人的には2つのしくじりですら、新たな気づきだと思ってよかったことだと思うぐらいですからね。
noteで何か挑戦しようと思っている方、noteで宣言して初めて見るのも面白いと思いますよ。
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