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手術に向けて入院

旦那は16日の手術に向け本日入院した。祝日なので入院病棟のナースステーションに直接行って手続きだった。
車で病院へ行き、駐車場に車を駐車してると消化器内科の医師が出勤なのか私服で歩いていた。
旦那が医師に気づき会釈をすると医師も会釈をしてきた。一旦車の前を通り過ぎたが、引き返してきて「どうかされましたか?」と聞いてきた。旦那が「今日から入院なんです」と答えると「そうですか。お大事になさってください」と去っていった。
こんな休日の午前中に病院に来るのは何かあったのかと心配してくれたようだ。
私からするとこんな休日でも出勤され患者(入院患者)を診る医師に頭が下がる。

外科病棟のナースステーションに行き、受付を済ませると看護師さんが病室に案内してくれた。
4人部屋の入口側。今日から下剤を飲む旦那の為にトイレに近い場所にしてくれたみたいだ。

医師から手術の説明

病室に案内されて直ぐに手術をする外科の医師に呼ばれナースステーションへ。
改めて手術の説明をしますとの事だった。術前に検査したCTやレントゲンの画像を見ながら、改めて見る限り転移がない事を説明してくれた。大腸癌の場合は肺に転移する事が多いそうで、レントゲンを見て専門に診断する医師が見ても、外科の医師が見ても転移は見当たらないと言われた。
医師が手書きで腸の絵を描き、どこからどこまで切って肛門から機械を入れて縫合するか、手で縫合しますと言われた。きちんと縫合するが、稀に縫合不全が起きる事があり、縫い合わせた所に穴が開き、そこから便または便になる前の液が体内に流れ出てしまうそうで、そうなると流れ出たモノを全部洗浄しなくてはいけないそうで、そうなったら再度開腹手術をしますと言われた。
そして縫合部分がキチンとくっつくまで右側の腸に人工肛門をする様になりけど、縫合部分がくっつけば取り外す事が出来ますとの事だった。

また、開腹手術をするにあたり合併症の可能性がある事も伝えられた。私が1番心配している腸閉塞についても説明され、全ての人がなるわけではないが、手術をして直ぐになる人もいれば、何年も経って腸閉塞になる人もいると言われ、私も開腹手術の経験があるのでちょっとドキッとした。

そして、旦那は大腸の大きな腫瘍の影響で出血をして貧血なので、輸血をする可能性があり承諾書にサインが必要と言われサインをした。
輸血は手術中だけでなく、術後点滴で血液が薄くなる可能性があるのでその場合も輸血をするようになるとの事だった。
輸血をすると言うのはリスクもあり、肝臓への影響やHIVの感染などの可能性があるとの事だが、現在は技術も進みその可能性はかなり低く、昔ほどではないそうだが0ではないとの事だった。

人生半分以上生きて知った事実

医師から何かありますか?と聞かれたので、先日血液型を調べると言っていたので、血液型が何型だったか聞いてみた。
と言うのは、旦那は高校生の時に授業で血液型を調べた事があるそうで、半分寝ながら授業を聞いていたらしく、自分では何型か分からなかったので、隣に座る女子に聞いたら「O型」と言われ、それ以来、自称O型だった。
私もO型だと聞いていたので、O型だと思っていたが、病院側で調べたと言うから本当にO型か確かめようと聞いたのだが、医師からは「Bのプラスですね」と言われた。
唖然とした旦那は咄嗟に「O型じゃないんですか!?」と医師に聞く。(そんなにO型が良いのかよ!と突っ込みたくなった)
医師は冷静に「Bと書いてあります。」とパソコン画面を見て言い「ご両親は何型ですか?」と聞いてきた。
旦那は「親父はBでお袋がO」と伝えると「ではBでもおかしくないですね」と。。。

旦那が高校の授業で適当に調べたのを長年そうだと思ってただけで、本当の血液型はB型だったと言う落ち。手術前にホンマ笑わせてくれるよ(苦笑)

病室に戻った旦那は「人生終わりに近づいて、本当の血液型を知るとは…」とちょっとショックを受けていた。(そんなにO型が良いのかよ!と、また突っ込みたくなった。)
って、自分が勝手に思い込んでただけじゃん。

この血液型勘違いのおかげで、手術前と言う少し重たい空気が軽くなったのでヨシとするか!

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