校正者が差別(になりうる可能性がある)表現に向き合うとき
徒然のたぐいの文章です。
校正者として──特に、出版社の校閲部所属ではない、外部の校正者として依頼を受けたとき、「差別表現をチェックしてください」という要請は、基本的に常に含まれている。
基本的に常に、というのは、例えば校正依頼書の確認項目には「差別的表現」があって、そのチェックボックスには常々、ほぼデフォルトでチェックが入っているとか、そういう話だ。頼まれないケースを見たことがないし、ならば特に明示的に言われなくても、暗黙にあると見なしていいぐらい、常に依頼される要素だ