note|note初心者がフォロワーを増やすためにやるべき10のこと

セルフブランディングを強化していくため、毎日noteを1年間書き続け、フォロワー6000以上、5000pv/週のアカウントになって、noteの編集・執筆のお仕事ももらえるくらいにはなりました。

僕も始めるにあたって、さまざまな人が書いているnoteのフォロワーを増やす方法を参考にさせていただいた過去があるので、その恩返しのつもりで、とくに始めたばかりでなかなかフォロワーが伸びないと悩まれている方向けに、いくつか「フォロワーを増やすためにやるべき10のこと」を紹介したいと思います。

①noteの文化を理解する

1年間、ずっとnoteを見ていると、Facebookやブログなどで長く書くことをしてきた人が参入してくる場面を見かけます。もちろんスキやフォロワーがつくことがありますが、かなり多くの人がFacebookやブログのテイストで書いてしまって(Facebookやブログのテキストを転用しているだけどか)、うまくいっていないのをみかけます。

そういう場面をみていると「郷に入りては郷に従え」という言葉を思い出します。やはりnoteにはnoteの世界観があって、そこに住む人たちがスキやフォローをしていることをきちんと理解する必要があるのです。

それでは、noteはどんな世界を目指しているのでしょうか。

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noteの使い方ガイドに掲げられているものを引用しました。noteは明確に「ページビューを増やすことよりも、お金を稼ぐことよりも、あるいはフォロワーを集めることよりも、何よりも大事なこと。それは、楽しんで、発表し続けることです。」と存在意義を定義しています。

大切なのは、このnoteのミッションを実現させる世界の一員であることを強く意識することです。

今回、僕が1年間の経験を残そうとしているのも、そうなのですが、自分のnoteが誰かの創作の手助けになって、それがまた別の創作の手助けになる。そんな創作の循環の実現を目指す世界に自分の居場所を作るために、僕はこんなことをしました。

人のnoteを読む、スキをつける、コメントをつける、SNSでシェアする

これをかなり初期の段階でたくさんやりました。もちろんここには、「人気のnoteの傾向を探る」や「フォロー返しを期待する」という効果も狙っていましたが、今思い返すと、世界観を共有する行為として大事だったのだな、と思います。

たくさんnoteを読んで、たくさん反応する。これが、まず最初にやるべきことです。

②何を書く人か、キャラクターを定義する

あなたは、何かの目的をもってnoteを書き始めたいと思っているはずです。フォロワーを増やしたいと考えているということは、セルフブランディングの一環であることが多いのではないかと思います。

セルフブランディングの鉄則に「オリジナリティ」があると思います。noteでもここは同じで、「あなたは何者か」ということがわかりやすくあることが大事です。

僕は、教育者の藤原和博さんの人材「100×3=10000」の話が好きで、実践させてもらっています。聞いたことがある方もいると思うのですが、ある分野で「1万人に一人の人材」になることは難しくても、「100人に一人の人材」を3つかけ合わせれば「1万人に一人の人材」になれる、という教育法です。

10000の1

僕は、noteでもこの方法を実践するようにし、書くテーマを「」「アート」「編集者」という3つの柱をもってするめるようにしました。食だけで1000人のフォロワーは難しくても、3つあれば1つのテーマで300人くらいのフォロワーを獲得すればいいわけで、少し気が楽になります。

さらに3つのテーマを掛け合わせた記事を書ければ、noteのなかでも特別な内容になります。

あなたのなかで、得意なこと、好きなこと、これまでやってきた仕事を10個くらい出して、そのなかからnoteが掲げる「書き続けられる」テーマであるかという基準で3つに絞って書き始めてみてください。

③自分語りはNG。徹底的に人の役に立つこと

まずは人に読まれる記事を書くことから、つまりスキを得ることから考えます。

たまに自分のやってきたことを、けっこう一方的に書いているnoteを見かけるのですが、それってリアルに会ったときも同じなんですが、初対面の人に自分の経歴ややってきたこと、日々のポエムみたいのを聞かせても、誰も興味をもってくれませんよね。

すでに多くの人に知られている著名人であれば話は別ですが、あなたのことを知っている人はnoteに誰もいない、と思うことをまず最初に認識してほしいです。あなたのこれまでのことも、どんなことをしているのかも、誰も知らないし、知りたいとも思っていません。

毎日、何千という新規投稿があるなかで、その中で自分の記事を読んでもらうということは、とても困難なことであることはわかると思います。

僕も最初は同じでした。noteを読んでもらってもスキがつかないし、自己紹介も2回くらい書きました(笑)。

そこで、自分で決めた3本の柱のなかで、網羅性をもって伝えられるテーマや、「こんなことあったらいいけどめんどくさくてできない」というようなことを代わりにやってみたり、なかなか人ができない体験をしたことをどうやって実現させたのかなど、とにかく人の役に立つことを書くことを心がけました。例を3つほどあげておきます。

④タイムライン戦略、更新時間を決める

ここからは実践です。

とにかくタイムラインに現れること、存在を忘れられないようにすることがフォロワー獲得には不可欠です。

毎日は大変なので絶対ではありませんが、最低でも週に1回、決まった時間に投稿することだけは絶対に守ってください。それができないなら、noteでフォロワー増やしたい、なんて思わないことです。

更新時間は7時から8時がぜったいにおススメです。多くの人が通勤する時間、電車の中や移動時間にスマホを時間だからです。

noteを開いたときに、タイムラインの上位にいかに自分のnoteを表示されるかがやはりPVを上げるには大事になってきます。

そうなるとやっぱり朝はねらい目。そして次は、11時から12時のお昼。そして、21時から23時ころの夜です。夜は、けっこうnoteを書くひとが多いので、ごちゃごちゃしたなかに放り込むのは得策ではないのと、夜はスマホを開く人と開かない人も出てきてしまうのももったいない。

やはり朝は、ほぼ多くの人が同じ時間に起きて、移動するというルーティーンを持っているので、そのなかに自分のnoteを読んでもらう、という意識づけができれば、強いフォロワーさんを獲得できることにもつながります。

逆に土・日・祝日は、エンゲージがなかなか伸びません。朝の時間帯も、みなさんまちまちな生活リズムになるので(遅くまで寝ている方や、朝早くから出かけるひとなど)、おすすめできません。

あえて土・日・祝日でアップするとしたら16-18時くらいの時間帯。外出から帰ってきて夕飯の前の頃でしょうか。

投稿時間

僕の場合は、かなり早い段階でnoteのプレミアム会員になりました。月額500円。そうすると予約投稿が可能になりますので、前日に書いて予約をしておくということで、朝の投稿をできるだけ続けました。

⑤スキとフォローの差を理解する

スキ」と「フォロー」について改めて考えてみましょう。

スキは、投稿に対してつくもので、フォローは、著者につくものです。ですので、1つの投稿に100も1000もスキがついても、その投稿から著者性がみつけられなければフォローにはいたらないということです。

僕も最初の頃、スキが200や300もつく投稿を書いた人を見てうらやましく思いましたが、2度、3度、そういう投稿をされている人を見かけなくなり、忘れてしまっていることに気づきます。

一方で、フォローをする人もいるわけです。その違いは何なのか。

もちろんスキがたくさんついた投稿から、その著者を知るのですが、フォローをするのは、「またこの人の視点の文章を読みたいな」という「期待」を感じられるかどうかだと思います。

作品から人物が見えて、その価値観に共感できるか。逆をいえば、たとえばおすすめのお店情報だけを提示するのではなく、その情報からどんなことを感じ、どんな分析をしているのかということから著者性が出てくるのではないかと思います。

ちょっと概念的な話になってしましたが、書いていてもフォロワーが増えないのは、読んだ人が次への「期待」を持てないからだと考えて、書き方を変えてみる必要があると思います。

⑥次回予告、フォローのお願いを文末に

次回への期待を持ってもらうために、文末に次回の予告を書くことをおススメします。

たとえば、1つスキが多くついた記事があったとします。⑤でも書きましたが、スキからフォローにつなげるためには「期待」を持たせる必要があります。その期待を膨らませる意味でも、次回予告を文末につけると効果的です。

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もちろん、文末の予告には、「フォローお願いします」という一言を添えましょう。「そんなの効果あるの?」と思うかもしれませんが、課金とかのリスクがなく、定型文をコピペするだけでできるのですから、やって損はありません。

さらに、noteではスキの御礼のポップアップを設定できるので、そこに次回予告を入れるという方法もあります。

次回予告を入れるメリットのもう一つは、次に書くことを決めてからその日のnoteを終えられること。

noteの最大の壁は書き続けることなのですが、だいたいの要因は「書くことがない」につきます。毎日でも週1でも、次に書くことを決めておくと、「何を書こう」と悩む必要がなくなるので、継続しやすくなります。

⑦Twitterと連携する。時にはFacebookも

書き終わったらSNSでまわりに報告をします。僕の実感では、noteと相性のいいSNSはTwitterだと思っています。Instagramは記事の引用をしてもひっかからないし、Facebookも外部コンテンツの引用はおそろしくエンゲージメントが下がるの、あまり広がらない気がしています。

その点Twitterは、外部コンテンツを広げる文化がすでにあるので、相性がいいと思っています。Twitterのアカウントをもっていない方は、ぜひ開設してみてください(TwitterもTwitterでブランディングとしての運用の大変さはありますが……ここでは省略します)。Facebookにお友だちが多ければ、シェアの効果はあるとは思いますので、やってみていいと思います。

noteには、Twitterとの連携機能があります。下記のサイトを見て、ぜひ設定をしてみてください。

⑧連続性を捨て、毎回新しい読者に向けて書く

③で「あなたのことは誰も知らない」ということを書きましたが、初期の段階ではこれがけっこう大事で、何度か書いているうちに自分で「毎回書くのもなぁ」と思うのか、いきなり本題に入ってしまっている人を見かけるのです。僕はもったいないあなぁと思います。

②で初期は3本の柱で運用してくださいとも書きましたが、人の役にたつ記事を書く場合、「こういう経歴の人だったら説得力ありそう、話を聞いてみよう」と思わせないといけないので、僕も最初の内は「料理雑誌を7年やって」とか「編集者として17年」というように、自分がこの記事を書くのに相応しいというニュアンスを入れていました。

それが、フォロワーが定着していない段階でやめてしまって、いきなり本題に入るような構成の文章だと、「なんでこの人がこのことを語ってんの?」となりがちです。

数十投稿したとしても、「あなたのことは誰も知らない」ということを胸に、毎回新しい方に読んでもらうという気持ちで書き続けるようにしてください。

⑨公式マガジンへのピックを目指す

noteのオリジナルな文化に、note編集部がおすすめ記事をピックアップして紹介していくというものがあります。さらに、公式マガジンというものもあり、note編集部や、note編集部に推薦された一般ユーザーがピッカーになって公式マガジンに記事を加えていくというのも独自のものです。

僕も公式マガジンのフードのピッカーをしており、その経験で見ていくと、公式マガジンにピックされてから、おすすめ記事に昇格していく流れがいちばんPVが伸びる傾向にあり、そこから人気のnoterになっていく場面を何度もみました。

ですので、公式マガジンにピックされることをひとつの目標にするのはぜんぜんアリだと思います。noteには、下記のページあるように36の公式マガジンがあります。

僕の場合は、フードを狙っていったわけですが、書くテーマによって狙っていくマガジンは変わってきますので、この36のなかから選んで書いていくのもいいと思います。

ちなみにフードは、レシピがピックされる傾向が強かったりするなど、それぞれのジャンルに傾向があると思いますので、一度マガジンを見て対策を練ってみるのをおススメします。

⑩見出しのキャッチは大事。読みたいと思えるか

これも、多くの人が言っていることなので、聞き飽きたと思われるかもしれませんが、見出しのキャッチは本当に大事です。

たとえば日記を書いているにしても「12月6日の日記」みたいなメモのようなキャッチではなく、「12月6日:上野動物園で真冬に食べたアイスクリーム」というような、内容を連想させるようなキャッチコピーによって、読む人は確実に増えます。

それと、本文の方でも最初の100文字くらいに興味を引かせる内容をもってくることも大事です。noteのトップページにタイムラインでフォロワーの最新記事があがっていますが、PCなら160文字、スマホなら80文字くらいまで、最初の文章が表示されています。

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多くの人がここを読んでから、じっさいに読むかを決めるので、見出しと最初の100文字でどう惹きつけるかは、かなり腕の見せ所ではないでしょうか。

書いて検証、書いて検証を繰り返す

以上10のやるべきことをまとめてみました。エラそうに書いていますが、この10のことをやり続けるのはとっても大変です。実際僕も、毎日noteを書きながら実行し最初の2カ月で効果が出たのはいいのですが、大変すぎてこれくらいでいいかと気が緩み、いくつかやめてしまったこともあります。逆にもっと続けていれば、フォロワー数ももっと多かったかもしれません。

今回の10のやるべきことは、基本的に課金はありません(noteのプレミアムメンバーになるかどうかはありますが、ならなくてもぜんぜん問題なくできます)。

書いてやるべきことの効果を検証して、さらに改善して書く。基本的にはその繰り返しです。地味な作業を続けていくことが、フォロワー獲得のもっとも近い道だと思っています。

もちろん、僕のやり方が誰にでも当てはまるということでもないので、「なんか違うな」と思ったらやめてもらってまったく構いません。

だけど、もしかしたらあなたにはすごいよく合う方法かもしれません。

一人でも多くのあなたにとって、noteを書く楽しさ、そして、書き続けること、考えを述べ続けることの豊さを実感していただくことができたら本望です。

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明日は普段考えていること、僕が大事にしていることを書き綴る「Life」。先日参加した伊勢市クリエイターズ・ワーケーションで感じた「真剣」な世界について。

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