凡人のための人生設計研究②

前回、東京の生活は健康で文化的な生活とは思えない、と書いたので、ここで改めて日本国憲法第二十五条を見返すことにします。

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すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
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まず思ったのは、「健康で文化的な最低限度の生活」「社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進」ってどの程度のことを想定しているんでしょうね。

次に思ったのは、国民は権利を有するだけで努力しろとは書いてない。敢えて言いたいけどまずは自助努力しろ。最近YouTubeで「狭小住宅」を内見するチャンネルが多いことに気付いて良くみているのですが、居住スペースが2畳以下とか監獄並みな狭さに月10万近く取るようだが、それって需要があるってことですからね。新宿・渋谷に10分以下で行けることってそんなに重要ですかね。

逆に土地の狭さから上に伸びて今やタワーマンションと称して数十階建の一億以上もする上層階に住むのがステータスと勘違いしている人たちが多いようですが、あんなところエレベーターが止まったら終わりだから。揺れるし。いいのは眺望だけですよ。

好みやライフスタイルは人それぞれなので人の嗜好に物申すのは控えたいですが、狭小住宅やタワマンに異常さを感じなくなったらそれは変な宗教に洗脳されてます。

と毒づいたところで、平均的な庶民が目指すべき、住むべき住宅は「庭付き一戸建て」だと断言します。うちもそうです。30年以上前に東京から長野に移住して手に入れました。庭付き一戸建てじゃない住宅は一生住むべき家じゃありません。逆に、平均的庶民がそれを手に入れられない国、政策は間違ってます。失敗です。

ここ長野でも一生背負うローンで「新築の」庭付き一戸建てを手に入れるのが徐々に難しくなってきました。敢えて「新築の」と注を入れたのは、空き家が増えてきたからです。古民家をリフォームする人も増えてきました。2畳以下の狭小住宅やタワマンの上層階に一億以上払うより「健康で文化的な最低限度の生活」を送れることは保証しますよ。

今回は住環境に絞って書いてみました。

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