■７月２３日　ふんわりとSNS断ち

今日は半日以上、SNS断ちをしていました。

このところ、iPhone依存の症状が深刻なものになっていたのです。気が付くと、見るともなしにTikTokを眺めつづけていたり、パズルゲームをしていたり。たしか、何か調べものをしようとしてiPhoneを手にしたのに、それをそっちのけにして、時間を溶かし続けていたのです。

自分で自分を統御することのできない感覚。それは自分を嫌悪するのに十分な理由となりました。

「なんで止められないんでだろう？」そう思いながら尚、TikTokを眺めている自分に気づいたときの恐怖。スクリーンタイムの数値を見ては、「この時間があれば、本を一冊読めたのに」と自分を責めるスルドイ痛みと共に、ざくざくとメンタルを削られていったのです。

そして、今日。とうとうSNSを見ると、強く吐き気を覚えるようになってしまいました。それは比喩でも何でもなく、物理的にフィジカルにリアルに吐き気が起こったのです。

たぶん、iPhoneを触るのイヤなのに、触って時間を溶かしてしまうことに自己嫌悪して、ごりごりとメンタルを削ってしまい、それが限界に達したのでしょう。Twitterを見て５分と経たないうちに、iPhoneの画面を見ていられないほどの吐き気に襲われたのです。

わりとガチめの吐き気でしたので、さすがに「うわぁ…」と自分でもドン引きしましたが（笑）そこはそれ。これはiPhone依存を何とかする良い契機だとも思いました。むしろ、今このサインを無視してiPhoneを触り続けたら、おそらくもっとひどい症状になってしまうだろうとも感じたのです。

「SNS断ちをしよう」、瞬間的にそう決意しました。

折しも、今日は大阪日帰り遠征をする予定でしたので、思考や感覚がヒマになる時間は少ない。というわけで、SNS断ちを即実行に移したのでした。

そのため、今日一日は写真を撮ったり、乗り換えを調べたりする以外は基本的にIphoneに触らず。隙間の時間も、すべて読書に費やしていました。

おかげで、帰りの新幹線まで含めて、めちゃくちゃ体調良かったです（笑）遠征自体も楽しかったですし、本もたくさん読めましたし。無条件にほくほくできる一日を得ることができました。

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SNSで無為に時間を費やすことの何がそんなにイヤなのだろう。

時間が無駄になるから？
生産性がないから？
意味を見出せないから？

でも、そんなことSNSでなくても、たくさんありますよね。というか、無駄こそが人生とも思うし、生産性とか意味とかこだわりすぎると病んじゃうし。

そのうえで、再度「んじゃ、何がイヤなのだろう？」と省みたときに、一つ思い当たることがありました。それは、「始める前と終わった後を比べたとき、自分の思考や感情にほぼ変化が起きないこと」でした。

たとえば、TwitterのTLをひたすら眺めているときの自分の表情。たぶん、目に表情がないんですよね。もちろん、ときおり面白いことばや画像に出会って、いいねを押したり微笑んだりすることはあります。でも、時間と共に流れていってしまい、決して心に残ることはない。

文字が、情報が、ただ目の上を滑っていく。それを追うともなしに目に映すだけで、考えることも感じることも停止して、浅い呼吸が繰り返されいる時間。

生産性や意味を見出せずとも、それをすることで自分のなかに微細にでも変化があれば全然OKなんです。でも、SNSで溶かす時間にそれはなくて。姿勢と同じく、感情も思考もかたまったまま。ただ、虚無な砂漠がじわじわと自分を侵食していく。

これを続けていたら、その虚無が自分の芯をも喰らい尽くしてしまうのではないか。そんな恐怖さえあるのに、止められない矛盾が「イヤ」という感情に直結しているのではないか。

そんなことを思ったのです。

まだ「イヤ」という感情が残っているうちに、浸食を止めなければ。そのためにも、SNS断ちは有効な手段かなとも思います。

どこまで続けられるか分かりませんし、気づいたらまたIphone依存に戻っている可能性もあります。それでも、この吐き気の治まらぬうちはふんわりとでも続けようと思っています。

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今日もここまで読んでくださり
ありがとうございます。
今日がいい日でありますように。
んじゃ、また。

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