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【写真館343】こわごわいじってる

今日の一枚はコチラです。

先日、写真家の幡野広志さんを講師とするワークショップへ参加しました。「いい写真は誰でも撮れる」をコンセプトに、写真を撮ることに関わる多くのことを一日かけて学びました。

この写真は、そのときに習ったことを復習しようと、帰宅後に自分の写真をRAW現像したもの。まだこわごわやっているので、元の写真と比べても、ちょっと明るくなった程度ではありますが。

それでも、今までは撮ったら撮りっぱなしでちゃんと保存することも、見返すこともしていなかった写真たちを「誰かになにかを伝えるもの」として扱い、触っていく感覚というのはなかなかに新しくて。

せっかくこうして【写真館】という自分の場所もあることですし、試行錯誤しながらやっていこうと思います。

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これは代々木上原駅から、代々木公園へ向かう道にあった踏切。私は名古屋という地下鉄の町でそだっていますので、町のなかに踏切があったり、そこを電車が通ったりという体験をほとんどしていません。

そこへ着いたときには、踏切の棒が降りていて電車が通る直前でした。私にとっては「非日常」の風景。周りにいる人にとっては「日常」の風景。そんな落差にどきどきしながら、待っていると一陣の風を引き連れて電車がびゅんっとやってきました。

踏切の棒が降りる前の時間を止めて、みな同じ方向を見て電車の通り過ぎるのを待っている。電車の通る時間が何かの区切りになっているようで。無心にそれを見ていると、今いる時空が少しだけ異世界寄りになっていそうな気がしたのです。それがちょっとだけこわくて。

そんな一瞬のあと、電車が通り過ぎると、踏切の棒は上がり、待っていた人たちはおもむろにその前にあった時間の続きを始めました。

この時間は前の時間とダイレクトにつながっているのか。もしかしたら、分からないくらいのズレが起きているのかも。

そんなことを考えながら、私も人並みに遅れないように歩き始めたのでした。

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