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編集のための覚書

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"ヒトとモノの出会いを編集する"ことを模索するための日々の覚書きです。
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2019年6月の記事一覧

今の時代は「懐の広さ」が情報を伝えるキモなのかも

インスタでユーザーの検索行動が変わったなんて話はずいぶん昔から言われていて、分かってるつもりでいましたが… 最近流れてきたこちらの記事を見てコンテンツを作る側はこういう設計をしていかないといけない時代なのか…とはっとしました。 ちなみに話題に上がっているHOTEL SHE, KYOTOはこの夏私が行きたいと思っている場所のひとつでもあります。 以下は、HOTEL SHE,のインスタのユーザー動線についての抜粋です。 実際このツイートの台湾の子も、HOTEL SHE,

海を超え、歴史に学ぶこと@ある編集者のユートピア

世田谷美術館で開催している「ある編集者のユートピア」に滑り込みで行ってきました…! 編集者・小野二郎が追い求めたものを深堀りしていく展示です。 小野二郎は ・新卒で入った出版社で2年で25冊発行 ・その後独立し、出版社立ち上げ ・才能ありそうな若手をスカウトしまくり一流編集者に育てる みたいな感じなので…ハイパー編集者かつ、おそらく当時の感覚ではイケイケのベンチャー創業者的な感じの人です。 言動も、「晶文社は運動だぞ」と社員に言っちゃうような感じなので今見ても超尖ってま

この夏、私が「編集観点」で巡りたい場所

6月下旬〜8月くらいまで、しばらく時間と場所の制約があまりなく動けるので、かねてから行きたい…!と思っていた場所を回ってみようかなと思っています。 今回の選定基準は 1,何か「場」を運営しており 2,その「場」を「メディア」として捉えられそう というところです。そしてその「メディア」の「コンテンツ」がどう作られているのか?を編集観点で勉強してこようと思います。 情報が大量に出回っている昨今、1次情報をしっかり持ってるのは強いと思うので、しっかり見て自分のこやしにして来よう

料理教室が「地域の暮らし向き発信」に最高だった話

今日はハワイで料理教室に参加させてもらったのですが料理教室ってコンテンツとしてめちゃ良質…!という気付きがありました。 観光・人口の課題を抱える地域は料理教室をしっかり編集してコンテンツ化するととても良きと思ったのでポイントをご紹介しようと思います。 その土地の食をつまみ食い感覚で知れる旅先での体験の満足度って「その土地の食」を楽しめるとあがるわけですが、料理教室では食材を説明しつつ、味見させてもらいながら調理するので地元の食材試食会のような体験が。 特に、調味料や食材

その文章の存在証明ができる編集をしているか

情報誌の編集をやっていると、商品の販売ページなんかを見ていて職業病的にムズムズしてしまうことがあります。 それは、情報の整理のしかた。 明らかに重複してる…順番おかしい…みたいなことがあるとああっ…!!ってなっちゃうのです。 超雑ですが例をあげて考えてみると… 1)アンティーク風の可愛いデザインです 2)コンパクトなのに充実の機能! 3)可愛くなりたい女の子のためのアイテム 4)小さくて持ち運びやすい まず、1と3は「女の子向けだよ」という情報が被っており、3は「女の