「書く習慣」がたのしく身につくレッスン:イベントレポート
「書くことを習慣化する」というけれど、習慣は毎日することだけを指すわけじゃない。週単位でも月単位でも、辞めなかったらそれは習慣。心が動いたことを書き出して、まずは自分の外に出してみる。書くことを楽しむために、書くハードルを思いっきり下げてみよう。
2022/09/30(金)20:00~21:00 @note公式Youtubeライブ 講師:いしかわゆきさん
開演しょっぱな、「イベントのメモをNoteの投稿画面に書いて、そのまま投稿したら1記事できるよ」という話を聞いて、うわあ確かに、と思った。普段何か講演などを聞いても自分だけのメモにとどまっている。共有知にしておくともしかしたら誰かから反応が来るかもしれないし、来ないかもしれない。公式さんが見てくれるかもしれないし、見てくれないかもしれない。それでも自分だけのメモでとどめているよりは、何かしらの化学反応が起こる確率が上がる。
「書く」の先にある物
まずは第一に自分のためだ。誰かのためになるように、が先走るときれいごとに縛られて本来書きたいことが書けなくなってしまう。まずは自分のために気楽に書いていくと、自然と考えが整理できたり、新しい発見につながる。書き連ねていくと、結果的に同じような思考を持った人とつながることができたりする。ゆきさんもADHDとHSPの特性をお持ちで、当たり前ができないことにコンプレックスを感じていたそう。やりにくいなあって思ったこともシェアしてしまえば自分だけじゃないことに気がつくし、うまくハックしていく方法も集まったりするかもしれない。
自信を持つために捨てる3つのこと
①自意識過剰:誰もそんなに自分の書く文章に興味なんてない!だから何書いてもよし!
②文才:小説家じゃないんだから、書くだけに文才いらない。小学生にもわかる文章の方がむしろいい。
③完璧主義:良し悪しを決めるのは自分じゃない。電車の中で書いて投稿しても、受け手が共感してくれることだってある。隙間時間で書けたらお得感満載。
書くことを続けるために実践したい3つのこと
①今すぐ書ける状態にしておくこと 例)Iphoneの右側にメモアプリ
②スモールステップで始める 「5分だけやろう」でなんでもできる。行動するからやる気が出る。とりあえず着手したら進む。
③書く時間をつくらない 例)通勤通学時間、お風呂、待ち合い時間、歩きながら(音声入力)、信号待ち
+α 自分のめんどくさい発動条件を知って、そこを回避する
例)帰宅後、食後、遊んだ帰り
ネタを見つけるための3つのこと
そもそも「ネタがない」と思ってしまうのは、出来事を忘れてしまっているから。日常には案外いろんなネタが転がっている。
→メモ習慣で日常の解像度をあげる。(メモの魔力で強調されてたこと)
①なんで?どうして?を種にする:はてなが思いつく瞬間に注目して、調べてみたり考えてみたり。子どもが「なんでなんで」っていうのと同じ。
②インプットとアウトプットのハードルを下げる:インプット=心が動くこと。自分の中に新しいものが入ってきたことがインプット。友達と話して面白いなと思ったことも十分上質。アウトプット=メモ。自分の中から出したらそれはどんな形であれアウトプット。
③コンテンツやテーマを借りる:感想だったら誰でもなんでも書ける。自分の中にあるものだけじゃなくて、外から受け取った反応を書く
+モチベキープのためにはなんで書くんだっけ?を言葉に残す→「なぜ自分が書くのか」を言語化して残しておくと、見直したときに思い出せる。結果が出なくてもいい。お金にならなくても、仕事にならなくても、自分のためにやったらいい。
とはいえどうやって書くのか
悩みⅠ:「うまく書けない、書き始められない」
〈書き始め〉
①なんで書こうと思ったか、きっかけを話す
②今回のテーマを直球で書く「これで書こうと思います!」
③友達に話すときどういう前置きで話すかを考える「最近こんなことがあったんだけど…」
〈まとめ方〉
①要約する
②読者に話しかける「少しでも参考になったらうれしいです」
③未来を示唆する「やってみようと思います」
④寝る「おやすみなさい」
⑤終わります「うまくまとめられないのでここで終わります」
悩みⅡ:「面白い・自分らしい文章が書きたい」
話すと書くをはっきり分けない。(音声入力の感覚)
例:ため口を混ぜる、友達にLINEするような言葉で書く、普段自分が使ってる言葉で書く、本音で書く
→しゃべり口調の方が「生感」が出る
悩みⅢ:「想い、気持ち、考えを言葉にできない」←あるある
〈やってみること〉
・話して言語化できる場合→音声文字起こし
・インプットが足りていない場合→心が動く体験をする
新しい土地に行ったり映画を観てみたり。本を読んだり友達と話したり。意図的に心を動かしに行く。(アウトプット前提で動きに行く。人生は有限だから!)
・アウトプットが足りていない場合→すべての物事に感想を持つ
・語彙力がなくて恥ずかしい→語彙力がなくてもいいから出してみる
背伸びしなくていい。今できる表現で精いっぱい出して、あとからストックを増やせばいい(人間みんな未完成)
悩みⅣ:「伝わる文章が書きたい」
まずは自分のため!
①過去の自分に向けて書く
②身近な友人に向けて書く
③自分と同じ悩みを持っているような人に向けて書く(等身大の自分を出すと、同じような境遇の人に届くかも)
悩みⅤ:「読みやすい文章が書きたい」
①難しい言葉を使わない
②1文短く、改行を意識(3行)
③1つにテーマ絞る
④小学生でもわかる文章
悩みⅥ:「楽して書きたい」
①タイムリミットで区切る
②文字数で区切る(1000字など)
③構成をつくる(テーマ・見出し2・まとめ)→メモ書きでOK
最後の方は箇条書きそのまんまだけど、前半にまとめて書いてるからいいことにする。文字数も多くなっちゃったのでまた明日。
記事を読んでいただきありがとうございます。 みなさまよい一日を。