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愛猫がお空へ旅立った話

こんにちは。週一更新を目標にしています。
私はイラストACというサイトで無料でダウンロードできるイラスト素材の提供をしています。毎週、そのイラストの紹介と日々の思っていることを書き綴っています。

週一更新を目標にしていましたが、色々あって間が空いてしまいました。
2023年になって、私的には良いことが全くありません。
年始早々40度越えの辛いコロナ陽性から始まり、コロナによる欠勤で給料が半分。お金がないよーってところで猫ちゃんが病気になり出費がぁぁぁ…っなんて考えていましたが、まさか病院に行ったその一週間後にお空に旅立ってしまうなんて、これっぽちも思っていませんでした。
すぐに良くなると本気で思っていました。

タイトルの通り、我が家の7歳の猫がお空へ旅立ってしまいました。
急にご飯を突然食べなくなったのが2023年1月30日。旅立ったのが2月7日。
元気だった猫ちゃんが突然逝ってしまうまで、たったの1週間でした。
そして先週末の2月11日、火葬してもらいお骨になりました。
絶賛ペットロス中です。つらい。今回は追悼の意も込めて、また心を整理する為にも、逝ってしまった猫の話を書こうと思っています。

もうすぐ卒業のシーズンです。
出会いと別れの季節に使える桜の背景壁紙を作りました。

桜の舞い散る春の背景イラスト

ダウンロードは無料のフリー素材です。
PNGデータはWELCOME等の文字を消し、背景が透過しています。お好きな文字を入れて自由にお使いください。

ピンタレストに壁紙フレーム素材まとめています。よろしければ。

私、実は桜の花って苦手なんです。
毎年、心が沈んでいる時期にすごく満開で綺麗に咲くから、なんか切なくて悲しくなります。短い期間で散ってしまうのも実は苦手で、その景色を見るたびに色々な悲しい出来事がフラッシュバックします。
また、今年の桜も悲しい沈んだ気持ちになってしまいそうで怖い。
桜の木は新緑が一番好きですね。生きる力がみなぎって感じるから。

何も食べなくなってから旅立つまで

【1/29】1day
尿の色が濃すぎるなぁと気づく。ほぼかぼちゃの色。
【1/30】2day
ドライフードを食べていない。チュールは食べていたので気に留めず。
【1/31】3day 病院へ
チュールも食べなくなる。相変わらず尿の色が濃い。明らかに様子が変なので病院に連れて行く。かかりつけが休日だったのでいつもと異なる初めての病院へ。先生も首をひねり、血液検査と栄養剤を打ってもらう。その時の血液検査結果はこちら。

明らかに異常な数値でした

処方された薬はタチオン錠50と、ウルソでした。主に肝臓の薬。これで良くなるんだと本気で思っていました。
【2/1】4day
薬を飲ませるも変化なし。先日の栄養剤の影響か、生気は少し取り戻しました。ただ、ずっと寝ていました。
【2/2】5day
ずっと寝ている。背中で息をする。素人の目で見てもわかる黄疸が出始める。口の端に口内炎みたいのが出来ていた。
【2/3】6day 再度病院へ
いつものかかりつけの病院へ行く。再度血液検査と点滴をする。
その時の血液検査の結果はさらに悪くなっていて、毎日の点滴治療を開始。食べていないと他の臓器も弱ってくるとの事で強制給餌も開始。
すごい嫌がってたけど、これで良くなるのならと私も心を鬼にしました。
強制給餌をすることにより、吐く回数が増えました。吐いていたけど良くなってほしい一心で食べさせていました。

明らかに悪くなっていました

それから毎日の病院通いが始まりました。
私は日中は仕事があるので、朝に無理やり餌を食べさせ、昼休憩に家にいったん帰宅し餌を与え、夜に急いで帰宅して病院へ行く。
点滴すると良くなる感じではありましたが、口のできもの?腫瘍?みたいなのはどんどん悪化していました。
強制給餌もすごく嫌がるので、このままずっとこの生活を続けるのは精神的にも体力的にも金銭的にも負担で、私も疲れ始めていました。

【2/7】10day 朝からよだれがすごい

最後の日の猫ちゃんです

ネットで調べても調べても、この口呼吸になっている時点で危ないと書かれていました。もしかしたら本当にダメなのかもしれないと思い始めていました。
強制的にご飯を食べさせるのにも疑問を持ち始めていました。もう助からないのだったら無理やり餌を口に入れるのは酷なんじゃないだろうかと。点滴も延命処置でしかないのではないかと思い始めていました。
お昼、仕事から餌あげに帰宅した時、食事をするのが本当に嫌だったんでしょう。猫ちゃんは隠れてしまい出てきてくれませんでした。
結局食事をとらせることができないまま、頭を撫でて仕事に戻りました。

18時30分。
仕事を終えて急いで帰宅すると、パニックになっている息子がいました。
『お母さん!息してない!!』
猫トイレの猫砂の中でひきつけを起こして手足がつっぱった状態の猫がいました。直感で、あぁ、逝ってしまったんだなと思いました。

猫ちゃん最期の時

息子の話によると、私が帰宅する数分前までリビングをウロウロしながら、初めて聞く大きな太い長い声で鳴いていたそうです。
塾に行く準備をしている息子に『そばにいてくれ』と言っていそうな声でずっと付いてきたそうですが、突然トイレに行ったと思ったら猫の叫び声が聞こえ、慌てて見に行ったらひきつけを起こして倒れていたそう。
そのタイミングで私が帰宅しました。

苦しさに食べてしまったのか、倒れた瞬間に口に入ってしまったのかわかりませんが、口の中に猫砂が入ってしまっていたので口に手を突っ込んで吐き出させました。喉の奥に大きな腫瘍らしき突起物がありました。
食べられなくなった原因はこれかなぁ。
ここ数日、強制給餌した事をとても後悔。ごめん。ごめんね。痛かったね。

口の中の異物を出して、抱っこしました。
手足が冷たくなってきて硬直が始まり、息はしていませんでしたが、少しだけまだ心臓が動いているのを感じました。
目の瞳孔が最大に開き、まだ温かい体を丸めて目を閉じてあげました。
『ありがとう。ごめんね。また会おうね』と声をかけ続け、この後に塾に行く息子に最後の抱っこをさせました。
行きたくないと言ったけど、息子は2週間後が本命の受験。頑張って行ってこいと背中をおしました。まだ学校から帰宅していない娘にLINEし、娘が帰ってくるまで抱っこし続けました。

1時間くらいかな。寝ているだけみたい。信じられませんでした。涙も出ない。
帰ってきた娘の顔を見たらホッとしたのか号泣してしまいました。

少しずつ冷たくなっていきました

後悔と懺悔の気持ち

たら。れば。の話でしかありません。
そんなの書き出したらキリがないのもわかっています。
この短い生涯は天命だったのだと思いたいけど、やっぱり拭い去れない後悔と懺悔の気持ち。

思い返すと、数ヶ月前から『また吐いたー!』とか朝に吐き跡を踏んでしまったりって確かにあった。でも、猫を飼った経験のなかった私は、ネットの情報で『猫はよく吐くもんだ』と気にもとめませんでした。今思うと、週に2・3回吐くのは異常だった。どうしてもっと体に気をつけてあげなかったんだろう。

元野良猫というのもあり、我が家に来て8年弱。最初の去勢手術とワクチン接種以外、病院に行ったことがありませんでした。ペット保険も入っておらず、健康診断にも行かずに健康だと信じていました。風邪もひいたことがなかったしね。
でも、言葉を発しない動物だからこそ、定期的に健康診断に行くべきでした。痛いも苦しいも血液検査などの数値でしかわからないはずなのに、なんでうちの猫は健康で長生きすると思い込んでいたんだろう。

ペット生活の上級者の家に行っていたら。
ひとりでいつもお留守番でさみしくなかっただろうか。
兄弟猫がいればさみしくなかったかな。
もっと遊んであげればよかった。
強制給餌なんてやらなければよかった。
もっと抱っこしてあげればよかった。
もっと、もっと、もっと、もっと、もっと。。

後悔先に立たず。
大事なもの、大切なものはいつも後から気づきます。

感謝の気持ち

猫が我が家に来てから明らかに彩りが豊かになりました。
特に当時低学年だった娘と息子には、大きな大きな影響があったと思います。
悲しい時、落ち込んでいる時は知ってか知らずか横に座っていてくれました。抱っこして撫でて温かみを感じることで心を癒してくれました。
本気で接していた分、子供達の体には猫のタトゥー(引っ掻かれた傷)が残っています。
家のあちらこちらに爪痕が残っていて、今は辛いですがあの子が生きていた証となっています。

最期を看取った息子は、人生でにおいて数回しかないでろう貴重な経験をさせてもらいました。
大往生とは呼べない苦しい最期だったのは間違いないので、かなり衝撃的だったと思いますが、もし同じような事が起きたら(動物でも人間でも)今回のようなパニックにはならずに対応できるのではないかと思います。
死んだら硬くなる。冷たくなる。目の瞳孔が開く。ただの物体になる。
骨になったらこんなに小さくなる。さみしい気持ち。見送る気持ち。ありがとうの気持ち。書ききれないたくさんの感情。
私も子供達も旦那も学ばせてもらいました。

ありがとう。
不慣れな我が家に来てくれて本当にありがとう。
人生に彩りをありがとう。
一緒にいてくれてありがとう。

最後にうちの子の可愛い写真を

名前は電王。愛称はでんちゃん、でんこ、でんまる。
でんちゃんが我が家に来た時は息子小学1年生、娘小学3年生でした。名前は息子が幼稚園児の頃に大好きだった仮面ライダー電王からとっています。

息子が小学校に上がったと同時に、私が完全仕事復帰しました。
縁があり友人宅で生まれた野良猫の赤ちゃんと出会い、まだ小さかった子供達の放課後や長期休みに寂しくないようにとまだ小さかった子猫を連れて帰りました。私もペットを飼うという事が初めてで、人生初のペットでした。

猫なのにビビりで、机に乗るのも下手だったし、階段から滑り落ちてきたときはコントかと思ったし、ひょうきんな顔の子でした。
とうもろこしと、ブロッコリーの葉っぱと、大根の葉っぱが大好きでした。

7年って短い生涯だったけど、我が家に幸せをくれてありがとう。
私達のもとに来てくれてありがとう。
まだこういう文章書くだけで涙が出てしまいそう。

少しずつ前を向いていこうと思います。

ありがと、でんちゃん。またね。ばいばい。

イケメンな電王
チュール鼻についてるし
息子が修学旅行で作った赤べこはお友達
基本寝起き

最後までお読みくださりありがとうございました。

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