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当時者が、自ら企画する威力

今日は珍しく日中。確定申告の入力作業中。


子どもたちと一緒に発送作業をする

今年度、報告書を1カ月早めに仕上げることができたことで、発送をこどもたちと一緒にやることができた。宛先を書いて、切手を貼る。極めてアナログな作業だけど、みんなで一緒にやるといろんな発見がある。宛先を書くことがほとんどない。切手を貼って、ポストに入れる経験もほとんどやる機会がない子どもたち。子どもたち=小学5年生から、中学3年生。そして、いまや「子ども」じゃなくなった19歳の大学生のふたりも、発送作業の経験ってほとんどないんだって。

発送料もなかなか変動する。A4コピー用紙でつくった「送付状」と、A4のチラシを1枚、B5サイズ24ページものの報告書の3点を入れると、郵送料140円。封筒は100均で買っても6枚入り110円。郵送する先は50件ほどありそうだけど、370円のレターパックが14枚あって。手渡しで持って帰れる人が…えっと何人?近くに住んでるからポストインしちゃえる人と、学校で渡せちゃう人が…えっと何人?x現場は混乱を極めます(笑)「大丈夫、何やっても爆発しないからやっちゃって!」とは言ったものの、( ,,`・ω・´)ンンン?え?なんで!?みたいな愉快なことも起こる。これが楽しい。大好物。やめられない!

来年度の計画をみんなで精査する

年度を越える前に、「報告書」を仕上げ終わり、「決算」も終わって、すっきり「予算」を考えられる状況でみんなで話をするのが3月初め、というのはなんて素敵なんだろう!年間のスケジュールと、溜めにためた情報を共有していく。情報共有ツールのことも話す。大人がMessengerでやりとりしている時代、中高生はLINEからDiscordに移動しつつあり、大学生はDiscord推しだという。意を決して、今年は大人もDiscordにしてみようかな。

この春高校生になる中3生は、「学校がどんな感じかはじまってみないとわからない」、「部活がどうなるかわかんない」。眩しい!
この春中3生になる中2生は、「春期講習がいそがしくなってくる」、「部活が最後だからなるべく行きたい」。眩しい!
この春6年生になる5年生は、「今年は思いっきりやりたい!たのしみ!」とやる気満々。
そして、今年大学2年生になる大学1年生たちが、大学生をどう誘い込むか、関わり方のメニューをいろいろと考えてくれた。

「当時者が、自ら企画する」の裏側の奔走

企画の対象年齢の子どもたちが、自ら企画していく。「こどものまち」をはじめた時から、そうするつもり満々で大人として動くものの、年度末の切羽詰まった時期、相談する時間を取ることができない年が続いてきた。

助成金の申請書に決算をやりながら、仕事の報告書に追われたり。報告書ならまだしも、調査やWSの企画と実施が重なっていたりしつつ、確定申告の作業をしていくのはヤバイ日々。「こどものまち」で「おとな口出し禁止」とか「こどもと大人の協働事業」とかいいながら、大人が勝手に進めざるを得ない、言い訳の年が続いてきたの。でも、もう、同じことを繰り返してたらあっというまに子どもたちは大人になっちゃうよ!!

「当時者が、自ら企画する」というのは、掛け声は美しいけど、まず当事者を当事者にするというのは大変なことだ。本人たちが「当事者」=ジブンゴトで考えなくてはいけない。ジブンゴトとして考えられるとしても、意見ををすり合わせるための「機会」、物理的なミーティングの設定(場所、日程、メンバー)をして、何を話すか?どう話すか?を決めねばならない。その後も、議論をあっため続けるためのツールの設定も。
「子どもたちを当事者にしていく」ために工夫し、奔走しているあれこれ。

当時者が、自ら企画する威力!

この春、「当事者が、自ら企画する」がようやく実現した、かもしれない。

大人が想像するのでは、追いつかないツールを提案してくれた。どうやったら心が動くか、謳い文句を考えてくれた。大人はそれを実装していく。「自ら企画する」の次に必要なのは、「モチベーションを維持してもらう」ことだ。あったまった企画がスタートできるように、依頼できることを依頼する。どんどん提案してもらう。ラリーを適度に増やす。これが大事。

威力がどう発揮されるか!続きが楽しみ。

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