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効率化で削ぎ落としてしまいそうな、もの

沖縄で、いつも直接、御用聞きに行くお店がある。

御用聞きとは、IT全般、主にWebサイトやSNS運用での困りごとがないか、の話をしに行くだけなんだけれども、LINEで「お困り事はありませんか?」と聞くよりも5倍以上の情報量がある。

店主はLINEは使えるけど、とにかく忙しい。多分忙しいからLINEの説明も非常に端的。また、知らないうちに新しい試みが始まってたりもする。そういうのはシェアしてほしいけれど、飲食店というのはとにもかくにも忙しい。

効率化だけを重視して「この連絡をよこさないお店の人が悪い」「言われるまで別にやらなくていい」という動きが正しいときもある。

けど地方の飲食店の店主(超多忙)にこの責任を押し付けてしまうのはなんと表現したらいいかわからないけど「自分のやりたくないこと」だと気づいた。

突然だが、私は美味しいものが好きだ。
外食も好き。

東京ほどお店がなくても地方でも美味しい物に囲まれて暮らしたい。
そんな私にとって、美味しいものを提供してくれる近所の飲食店はありがたい存在だ。できたらずっと残っていてほしい。

だからこそ。

そこに私は効率化を求めない。

ここを効率化したとき、削ぎ落としてしまうもの。それは。

美味しいものが食べたいなぁ。という自分の気持ちだ。

それを削ぎ落としたくないから、私は来週も沖縄の自分がお気に入りのメニューを出している飲食店さんへ、足を運んで御用聞きに行くのである。


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