ちょんまげ小僧と給食の奇跡。
先日発表された、「JC・JK流行語大賞2023」。
だいたいなんとなく知っているなあと思って眺めていた。小学生の子ども達のお陰でもある。JK、JCの流行は下の世代に降りてくるのだ。
中でも、複数のメディアで注目されていたのがこちら。
子ども達が数ヶ月前から、流行っていると言って、「ひき肉でーす」を披露してくれていた。
実際のYouTubeチャンネルも見ていて、「へえ、中学生がすごいな」と思っていた。一見、どこにでもいそうな普通の子達だからだ。小2の息子が言うには、有名YouTuberとコラボしたことで広まったらしい。
この「ひき肉ポーズ」がなんとも独特で、初めは不思議な気持ちで見ていたのだが、だんだん癖になる可愛さと面白さがある。
そして、この「ひき肉ポーズ」、息子が絶妙に上手い。というか、仕草や声がひき肉さんに似ているのかもしれない。パチンと手を叩いてから斜めに両手を広げ、うつむき加減に放つ「ひき肉でーす」。うん、やっぱり似ている(贔屓目です)。
わが家ではすっかり定着し、夕食のメニューを聞かれたら、「ひき肉」を「豚肉」や「鶏肉」に置き換えて私も言ったりしていた。
そんな中でのこのニュース。微笑ましく見させてもらった。
*
そして、今朝。
小6娘が、
と言ってきた。
ーーなんですと?!
どういうことかと言うと、
11日月曜日の給食が、「ひき肉のカレー」なのだ。Web上で公開された献立表(私はプリントアウトして冷蔵庫に貼る)でそれを知り、2人で「『ひき肉でーす』のカレーがある!」と言って笑っていた。
そのネタを、息子氏、クラスでやったと言うのだ。「再来週の月曜日、『ひき肉でーす』のカレーだよ」と。
びっくりした。休み時間に1番後ろの席で、誰に言うでもなく、言ったと。ウケを狙った訳ではなく、家でやっていたからポロッと出たようなニュアンス。娘には「広めた」と言ったらしいので、少なからず反応はあったんだと思う。
誰が反応してくれたのかとか、笑いは起きたのかとか、もっと状況を詳しく知りたかったが、根掘り葉掘り聞くと嫌がりそうなので、ぐっとこらえた。
でも、その姿を想像しただけで、なんだかうれしくなった。やったじゃん。
そう、こちらの記事で「学校が楽しくない」と言っていた息子だからだ。
(たくさんの方に読んでいただきまして、心配してくださったり、寄り添ってくださったり、ご自分の体験やアドバイスを教えてくださったり。本当にありがとうございました。皆さんに救われる度、書いてよかったなあと思います。)
挨拶するのもやっとなのに、それは言えちゃうんだ。面白いな。
今回、そのニュースと献立表(いつも美味しい給食ありがとうございます)が出たタイミングも絶妙だった。なので、タイトルを「奇跡」とさせていただいたという訳で。
大きく状況が変わることはなかったとしても(早速、来週も学校行きたくないと言ってはいる)、「ひき肉でーす」のおかげで、「お?なんか面白いとこあるやつだな?」と認識してもらえたかもしれない。そんな風に、息子も少しずつ素が出して行けたらうれしいなあ。
YouTuberやアーティストと一緒にしてはいけないけれど、人間どこで見つかるか分からないよな~と思い、希望が見えた出来事だった(大袈裟)。
娘もなんやかんや争ったり、文句を言いながらも、弟のことを気にかけてくれていて、ほんとありがとうの気持ち(学校でチラッと様子を見てくれていたりもする)。
息子氏、これからも多分色々あるんだろうけど、うちで楽しく過ごせていたら、なんか大丈夫な気がする。そういうことならば、私は大得意だ(急にイキイキ)。
最後に。
ちょんまげ小僧の皆さん、ひき肉さん、大賞受賞おめでとうございます!そして、息子に希望を与えてくださり、ありがとうございます。これからのご多幸を心からお祈りしています♩
*
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また。
***2023/12/5追記***
***2023/12/11追記***
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