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中1娘から学ぶ、ソーリーとセンキューと絆創膏。


わが家の娘、中1。

気力・体力不足で、時々「学校に行きたくない」モードになりながらも、基本的には穏やかな中学校生活を過ごしている。部活もがんばっている。

学校の行事などでその姿を見ていると、お友達との関係は良好そう。部活の先輩とも仲が良く、可愛がってもらっているようだ。

本人が言うには、「初めは人見知りするけど、陽キャだから、誰とでも仲良くなれる」のだそう。陰キャで中学時代を過ごしてきた私からすると、羨ましい性格だ。



先日、何の流れからだったか、「“ごめんなさい”と“ありがとう”が素直に言えたら、人間関係うまくいくよね。」というようなことを子ども達と話していた。普段から私も心掛けたいと思っていることだ。


すると、娘がこう言った。

「分かるー!わたしも、学校で人混みかき分ける時は”ソーリー、ソーリー“って言うし、ちょっとした事でも“センキュー、センキュー”って言ってるもん。」


もちろん、「いい心掛けだね!」とは思ったが、どうしてもツッコミたくなる表現だ。

ーーねえ、それ、英語で言うんだ?

娘「うん、そうだよ!結構みんな言うよ。」

そうなのか。

”ソーリー(⤴︎︎︎)、ソーリー(⤵︎ ︎)“は、手でチョップみたいなジェスチャーをしながら、はじめのソーリーが下から上へ、次のソーリーが上から下へと発音するのだそう。何かのギャグなのか?(アイムソーリーひげソーリーみたいな…)

“センキュー(⤴︎︎︎)、センキュー(⤵︎ ︎)”も同じような発音らしい。2回言うのがスタンダードなのか?


道を開けてほしい時とか、物を取ってもらった時などに、中学生同士がそうやってコミュニケーションしているのかと思うと、ちょっと面白い。

確かに、日本語より軽くてリズミカルだし、お茶目な(?)ニュアンスで言えるのかもしれない。



話の流れで、もう1つ面白いことを聞いた。

娘は何でも余分に持参するタイプなのだけれど(遠足とか旅行とか荷物が多い)、いつも学校用のポーチに絆創膏を30枚くらい(いくら何でも多すぎないか)常備しているそうだ。

娘自身がよく転んで膝を擦りむいたり、指の逆むけを引っ張ったりするから、絆創膏を常備するようになったらしいのだけど(いちいち保健室に行くのは面倒だから)。


それで、例えばクラスメイトが、

「あっ、紙で指切っちゃった~!」(痛いよね)

と言ったら、すかさず、

娘「はい、絆創膏。」

と渡すらしい。

最近では、クラスメイトからも認知されていて、「〇〇さん、絆創膏あるー?」と聞かれ、

娘「あるよー!」

と渡すのが、定着しているのだとか。男の子にあえてキャラものの絆創膏を渡したりもするそうだ(周りが喜ぶやつ)。


「ササッと絆創膏の〇〇さん」とかいうキャッチフレーズが付きそうだ。


そして、よくよく聞いてみると、娘の絆創膏だけじゃなくて、イラストが必要な時は□□さん、円陣組む時の声掛けは△△くん、などと、別に係ではなくても、そういう「持ちつ持たれつ」なやり取りがあるらしいのだ。




そんな話を聞きながら、娘が楽しく学校生活を送れているのは、自称陽キャな性格のおかげだけでなく、クラスの雰囲気が良いからだなんだろうなあと理解した。これまでの行事でも感じてはいたけれど。

それは、些細なことでも、ちゃんと声を掛け合うこと(言い方は笑っちゃうけど)や、小さな「人の役に立つ行動」がそれぞれに出来ているからなんだろう。それに、誰が何が得意かもみんなでシェアしているし、自分に求められていることもちゃんと分かっているようだ。

それって、実はすごいことだよなあと思う。コミュニケーションが淡白になりがちな思春期だし。雰囲気次第では、目立つことや親切は、恥ずかしかったり、控えめになったりすると思うのだ。

4月からの8ヶ月間、クラスで苦楽を共にして築き上げてきたものなんだろう。もちろん、先生方のご指導や、のびのび過ごせる校風の影響も大きい。


娘のクラスの話を聞きながら、大人の私たちも見習うことがたくさんあるなあと思った。


まずは私も、職場で”ソーリー、ソーリー“から使ってみようかな(ふざけた人だと思われるかもしれないけど)。



***


最後までお読みいただき、ありがとうございました♩

子ども達に教えてもらうことって本当にたくさんありますね。中学生、まだまだ可愛くて面白いです。






***2024/12/24追記***

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