見出し画像

「オレには学校が合わない。」


昨日、息子(小2)が、はっきりと言い放った。

「オレには学校が合わない。」

しかも自信たっぷりに。


わが子ながら、なかなか核心を突いたな、と思う発言だ。思わず脳内メモに記録した。

ポイントは、主語が「学校」だということ。

「オレが学校に合わない。」のではなく、学校が自分には合わないと感じているのだ。



行き渋りが続いている息子(凹凸あるタイプです)。

先週、ついに1日だけ欠席した。その日、「無理無理ポイント」が溜まり過ぎたためだ。

約束通り、学校のある時間帯にはゲームをしたり動画を見ることもなく、時間割にそって、教科書を読んだり、ドリルをやったりした。体育の時間には歩いて買い出しに連れて行き、重い荷物を運ばせた。

あえて、休日のダラダラとは違うんだぞ、楽じゃないんだぞ、という雰囲気を作り出していたのだが、息子は終始イキイキとしていた。解放感が半端なかったのだろう。


放課後デイサービスも喜んで通っている。

学校との違いは、少人数なことだ。



「オレには学校が合わない。」発言の後、布団の中(この時が1番本音を話してくれる)で色々と話をした。

そこで分かった、最近息子が学校に対して感じていること。

①人が多い時点で、もうストレス。音がうるさい。

②先生が何を言っているのか分からなくなることが増えてきた。でも質問は出来ない。

③先生が怖い(元気で、声が大きい男性の先生。学校では評判良い方)。

④他の子が怒られていると、次は自分も怒られるんじゃないかと不安になる。

⑤当番、日直など係の仕事が苦手。協力しない子がいるとさらにストレス。

ふむふむ…

たくさんあるなー。

そうか、そうかと傾聴していたのだが、「ああ、やっぱり。」と再確認することもチラホラ。小さなことだと流してはいけなさそうな事項もある。

例えば、①の「音がうるさい」と感じていること。多分、「聴覚過敏」だ。小さな頃から色々な感覚過敏がある。ということは、スルーしてもいいような小さな音までも一情報として拾ってしまい、混乱したり、疲れるのかもしれない。

②も気になるところ。これは脳の機能の問題だが、一度にたくさんの情報が入ってくると、処理しきれないのかもしれない。授業の内容もだんだん難しくなってきているのだ。ただ、IQ的には平均だと言われている息子。塾では案外難しい問題も解いていたりする。そのギャップがまた分かりにくいところ。久しぶりに発達検査のアップデートが必要そう。この辺は専門家に聞くのが一番。

③~⑤は完全に息子の主観だが、そんなことが連発してれば、そりゃきついよね~、と思わず共感してしまう。

「楽しい」を感じる暇がないよね。。


また、どこから仕入れてきたのか、最近、「フリースクール」や「IT関係の仕事」、「自宅でテレワーク」に興味を示している。

え、人生2回目?


うん、確かにそちらの道が向いてそうだよね。


もちろん、まだ低学年で決めつけてしまうのはどうかと思うが。

家族や慣れ親しんだ少人数のグループでは、学校とは別人かのように自分を出せるのだ。

息子のようなタイプにとって、ITスキルが武器になることは簡単に想像できる。

「次、習い事するなら何がいい?」と聞いたら、息子は迷わず、「プログラミング!」と答えた。さらに、「マイクラで、エージェントを使ってやるやつ」だそうだ。

4月に九州に戻ることが決まっているので、そちら方面で調べたら、自宅マンションのすぐ近くに、塾内でやっているプログラミング講座があった。しかも、エージェント(指示受けして実行するロボットみたいなかわいいやつ)を使うマインクラフトのカリキュラムを最近導入したと。これはぴったりではないか。


とりあえず、冬休みに帰省するので、そのプログラミング教室の無料体験を申し込んだ。


学校が合わないと言った息子。別に自分の居場所があるはずだと思っている息子。

もちろん、できる声掛けや工夫は継続していくつもり。それでも、この先、本人の選択(確固たる決意)で不登校になるかもしれない。だとしても、息子が興味あること、力を発揮できる場所を見つけていけるように、親としてアンテナを張りめぐらせていきたいなあと改めて感じた夜だった。




少しでも、息子や特性のある子を理解したいと思って勉強した2つの資格。

通信教育です。


最近、無事に試験に合格できました!

だいぶ前ですが、noteでおすすめされている方がいらして(どなただったか覚えていないのですが感謝申し上げます)、それがきっかけです。

内容がとても良く、これから活かしていけそうな事柄にたくさん出会えました♩



最後までお読みいただき、ありがとうございました。




***2023/12/20追記***

ありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?