冬の美瑛、神秘的な夜。
先日書いた、流氷ツアーの記事。
今日はこの続きを。
この日、札幌からの日帰りバスツアーに参加した。朝7時半に出発し、帰り着いたのは21時半。なんと14時間の旅。
正直、子連れでよく申し込んだよなあ、と思う。それだけ、私の「流氷見たい欲」が強かったのだ。35人のツアー客のうち、子どもは見事にうちの子たち2人だけだった。
それはさておき。
紋別のガリンコステーションを出発したのは14時半。札幌への帰り道、美瑛に立ち寄った。
美瑛と言えば、春夏が有名かと。
私も3回ほど訪れている。
農地や丘がきれいで、
お花畑も最高。
そして、観光スポットとしても有名な青い池。
たまたまできた青い池は、写真集で広まったとか。
でも、冬はもれなく凍るので、青くはない(白い)。そこをライトアップしているというのだ。
17時半からのライトアップで、到着したのは18時。
少しずつ日が長くなったとはいえ、18時はさすがに真っ暗だった。
気温は-5度ほど。この日は風もなく、雪もチラッとしか降っていなかったので、寒さは辛くない(耐性がついたのもある)。
駐車場から池へ向かう。
たくさんの人だかりができている(夏ほどではないけど)。
いよいよ、湖畔に到着。
「わあ~!」
皆で一斉に声を上げる。
息を飲むほどの美しさ。
ライトは青、紫、白など変化を付けて照らされていた。
カラマツの影も素敵。
そして、やけに写真家さんっぽい方が多いなあと思っていたら、この日は満月だったのだ。
満月のおぼろ月と、凍った池のライトアップ。
なかなか見られない幻想的な光景だ。
しばらく、時を忘れて佇む。
10分ほど見たところで、息子が「もう帰ろうよー」と言い始めたので、後ろ髪を引かれる思いで池を後にする。
駐車場に向かう途中でもう一度空を見上げると、月を覆っていた雲が少し移動して、満月が姿を現した。
なんだか、神秘的で、絵本の世界みたいだなあと思った。
私のスマホで撮ってもまあまあきれいだから、写真家さんたちの作品はものすごく素晴らしいんだろうなあ。
この後、札幌に無事にたどり着くのだが(休憩をちょこちょこ挟むので、思っていたよりあっという間)、何故か私だけ風邪を引いて2日間ダウンしたり、流氷が逃げていなかったことを差し引いても、あの日、あの青い池の光景を見られて大満足だったなあと思える旅だった。
ドライバーさん、添乗員さん、ありがとうございました。そして素敵な旅を企画して下さったツアー会社の方にも感謝。
連載おしまい(全2回 笑)。
*
最後までお読みいただきありがとうございました♩
美瑛に行くと、素晴らしい景色もさることながら、農家の方々への感謝の気持ちが湧き起こります。きっと小麦やじゃがいも、ポテチなどでいただいていますよね。
↑ライトアップの動画ありました
※一部、色々とお借りしました。
***2024/3/11追記***
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