中1娘、英語で珍回答を連発する。
ある夜、娘が塾の英語の宿題をしていた。
最近、やる気が起こらない時(ほぼいつも)は、リビングで勉強する。なので、私達もテレビを消したり、静かにしたりと、協力を迫られる(トホホ)。
私も余裕がある時には、一緒に問題を解いたり(脳トレ)、丸つけを手伝ったりする。
この日、夜遅くなって翌日の宿題を解き終わった娘。力尽きた様子なので、お風呂に入るよう促し、その間に私が丸つけをすることにした。
途中まで一緒に解いていたので、ほぼほぼ合っているだろうと、呑気に丸つけを始めた私。しかし、すぐにそれは幻だったことに気付く。
まず、丸つけしていた私の手をピタリと止めたのがこちら。
答えは、「curry」を代名詞に置き換えて、「it」だ。
そもそもこのページは、代名詞の練習だったので、「it」や「them」が答えになる問題が多い。前後の問題もそうだった。
ところが、娘の回答はこれだ。
ーーえっと、カレーどこいった?
珍回答に目が釘付けになる。と同時に、笑いが込み上げてくる。
ただ、何となく気持ちが分かるのが、tooの前にはmeを入れたくなるのだ。そう、「Me too.」←これ。おそらく文脈を読まずに回答したんだろう。
次はこちら。
答えは「some of」だ。「A of B」で、「BのA」となるやつ。
「all of ~」、「some of~」、「one of ~」、「a friend of mine」などの表現シリーズだ。
で、娘の回答はこちら。
ーー「some」は合ってるけど、「nashi」?…ナ……、シ……、あっ!?ナシ(梨)ね!!
これまた気持ちは分かるよ、梨のいくつかだもんね?でもさ、「these pears」はどうなるのよ?私も知らなかったけどさ、文脈からして、「pear」が梨だろうよ。今調べたら「ペアー」って読むらしいよ。梨はペアーだってよ。母ちゃん、また1つ賢くなったわ。
ということで、娘の脳内が何となく見えた。知らない単語は無視(多分見て見ぬふり)、そのページのテーマ無視、文法無視。おそらく、「なんとなくそんな感じ?」というニュアンスで問題を解いている。
ただ、ふざけている訳ではなく、大真面目なのが致命的だ。
笑いながらも、頭を抱える。
ーーやばい、このままではいかん。
でも、よく考えてみたら、「文法が分かる=英語が話せる」、ではないのだ。私が1番身近ないい例だ。とにかく話さないと上達しないではないか。昔から言われているが、日本の英語教育は本当にこれでいいのだろうかという疑問が頭に浮かぶ。
そう考えた時、「Me too.」とニュアンスで答える娘の勇気(?)や英語力も、実は捨てたもんじゃないような気もしてくる。知らんけど。
とはいえ、やっぱり文法も大事。私の脳トレも兼ねて、これからも娘の英語の勉強に付き合っていきたいと思う(教えられるレベルまでは)。ただ、心のどこかで、娘から飛び出す珍回答を楽しみにしている自分もいるのが厄介だ。
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最後までお読みいただきありがとうございました♩
今日、教育相談で先生にお話ししたら、「英語はとにかく声に出して読んで、耳で認識していきましょう。」とアドバイスいただきました。やはり、コツコツやっていくしかないのですね。
***2024/7/15追記***
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