どうして私は車中泊をするのか？
私はよく、車で寝てます。
北は北海道、南は九州まで。いろんな場所へ車で行って、寝てきました。いわゆる「車中泊」というヤツです。
趣味から始まり、ついでに車中泊する様子を動画に撮り、YouTubeで定期的に投稿しました。
今では道の駅に寄ったりすると「えりちゃんですか？」と声をかけて頂くようになりました。
「なんで車中泊が好きになったの？」
「車中泊を始めて、人生変わった？」
「海外好きだったと思うけど、なぜ日本で車中泊？」
と、よく聞かれます。
今回は、なんで私は車中泊するのか？について、もろもろ話します。
旅好きを極めると車中泊になる？
もともと私は、旅行が大好きでした。学生時代は、連休を見つけ次第、すかさずバックパッカーになってました。
同じ場所で、大人しく、じっとしてられない。
その性質のせいで、一人暮らしを始めてから6年間で10回の引越しをするハメになりました。
どうしても、家が飽きちゃう。一体なんの病気なんでしょう。貯金しては引越し費用でほとんどなくなる。しかも旅行しまくるから、あんまり家に居ないっていう。
そこで思い切って家を解約したのです。もう、海外のシェアハウスを転々としちゃおう！と、さっそく行動に移しました。
友達には「バカじゃないの？婚期逃すよ？」と、腹式呼吸で言われました。
そんな友達のありがたい現実的アドバイスを、ヘラヘラしながら無視。婚期を逃しながら飛んだ国はシンガポールでした。「マリーナベイサンズを毎日眺めたい！」というバカみたいに単純な動機です。
そのあと「アドレスホッパー」という言葉が有名になって「私と同じ病気の人いっぱいいるじゃん。」と、謎の安心感に包まれました。
そして結果的に、同じような病気の人と結婚することになります。
好きなことしてたら、逆に結婚できたぜ。「婚期逃すよ」と警告してくれた友達にもドヤ顔です。
夫と出会ったのは旅先。付き合いはじめたのも旅の道中。プロポーズは道端でした。生粋の旅好き夫婦の爆誕です。
夫婦＝家族＝生活
という方程式が出来上がったとき、旅費を浮かせるために試みたのが車中泊でした。
“新婚ラブラブ“という名のスパイスが効いてたのもあるけど、車という狭い空間で寝る、秘密基地感が、なんとも楽しかったんです。全然イケるじゃん。しかも宿泊費浮くじゃん。最高じゃん。
そのままのノリで日本一周しました。「これって新婚旅行だよね？」という話で合致しました。
海外を旅したあと日本一周に行きたくなる理由
私は、東京育ちで都会大好き。旅行するなら海外っしょ！って感じで生きてきたので、地方には興味がありませんでした。
九州がどういう配置になってるかとか、福井と福島・山梨と山形・宮城と宮崎の違いとか、ちゃんと答えられなかった。(日本一周したら覚えたよ)
海外で外国人と接すると「日本はどういう国？」と質問され、日本人代表として答えなきゃいけないシーンがあります。
そこでやっと「やべ。私日本人のくせに、日本のこと全然知らねーや。」と焦るんです。だって、他国の人々はもっと自分の国のことを知ってるから。
車中泊旅をはじめたら、今まで知らなかった日本をたくさん知ることができました。
日本全国に点在している道の駅は、その土地の名物・特産品がズラッと並んでいます。近くの畑や牧場で作られた材料を使って調理する飲食店も。
地元民の方々の出入りも多かったりして、よりローカル感を味わえます。
結婚相手によって人生変わるよね
今の夫と結婚してなかったら、私は日本で車中泊してなかったです。だから、新しい世界を教えてくれた夫に感謝してます。
もともとバックパッカー経験があったからこそ、手荷物が少なかったし、多少のサバイバル的な暮らしにも対応できました。
あとは、恋愛体質だからね。
日本に一時帰国した初日に夫と出会い、すぐ付き合うことになり、夫に「海外戻らないで」って言われて「わかった♡」ってなりましたからね。
片道の香港行きチケット、払い戻しできなかったけど。躊躇なくキャンセルしたしね。ラブラブ生活を延長するためなら、そのくらいチョロいもんよ。
よく「車中泊して人生変わりましたか？」って聞かれるけど、「車中泊して人生変わった」んじゃなくて「ライフスタイルが変わったから車中泊した」というような感覚です。
最初はノリで、宿泊費を抑えて全国を車中泊旅してた。それからワンちゃんをお迎えして「旅行するならペットホテルより、車中泊の方がワンちゃんにとって良さそうだね」ってことで車中泊ライフが続きました。
私たち夫婦が人生を考えたときに、2人で一緒に楽しく生きるため、ちょうど真ん中にあったツールがたまたま車中泊だった。
今乗っているハイエースよりも一回りでかい「デュカト」というイタリア産の商業車があります。
それを購入するのが、夫婦の目標の一つです。なんせデュカトは車内がでかいので、夫婦2人とワンコ2匹いても、全くストレスがないほど広い空間になります。
これからも家族と人生を考えていく中で、車中泊という1つのツールとどう付き合っていくのかわかりません。
とりあえず今のところは、私たちのライフスタイルで欠かせないアクティビティです。
明日もちょっくら車中泊の旅に行ってきます。車中飯、なに作ろうかな。
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