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ペイルブルードット

『天文学を学ぶことで謙虚で高い人間性が育つと言われている。我々の小さな世界を遠くから見たこの画像以上に、人間のうぬぼれた自尊心の愚かさを示すものはおそらくないであろう。この画像は、他者をより親切に扱い、我々が知る唯一の故郷である淡く青い点を保護し慈しむ責任が我々にあることを強く訴えているように私には思われる。』

カール・セーガン(Carl Sagan)著書「Pale Blue Dot」

ある日、友達に『自分は今後どうすればいいのか』と曖昧過ぎる悩み相談に対して共有してくれた動画ある。それが、「Carl Sagan - Pale Blue Dot」だ。


3分ほどの動画に収められた、宇宙から見える地球

地球が「淡く青い点(a pale blue dot)」であったのでこの写真がペイルブルードットと呼ばれるようになった。

天文学辞典より

動画の冒頭で見せられた青い点。広い宇宙から見ると我々が
何億年の間にも住んでいる地球は青い点にしかすぎない。美しい、そして、とても小さい。

友達は私の悩みに耳を傾けてくれた。彼なりに的確なアドバイスもいただいた。自分の悩みに対して真剣に向き合ってくれた。その反面、この動画を通して伝わったメッセージとしてはこれだ。

地球が宇宙にとって『青い点』でしかなければ、私の悩みももっともっと小さいということに気づかされる。

もちろん、自分が抱え込んだ問題や悩みがくだらないと言いたいわけではない。もちろん、自然と人は問題に直面するときは苦しいと思うときもあるだろうし、悩みに悩んでも解決策がなかなか出てこなくて困るのも普通。

それでも、それを事実として引き受けて前進するのか、ずっとダラダラと引きずってしまうかは、個人の選択によって決まってくるのだと私は思う。

この数年間、数ヶ月間、数週間、数日間、抱え込み悩んでいることにもはや本当は意味がないんじゃないかって思えたりする。

遠いところから、第三者的目線で、自分の悩みを見つめ直してみる

今日もこの地球の上で、仕事が出来て、生活できて、好きなもの食べれて、いろんな人とお話しできることを日々感謝してる。出来ないことを悔やんでも仕方ないし、過去も変えられない。前にしか進められない。

今を肌で感じる。感謝の気持ちを胸いっぱいに。


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