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「機が熟すのを待つ」と「思い立ったら即行動」どちらを選択する?

ビジネスで頻出する言葉に「機が熟すのを待つ」「思い立ったら即行動」がありますが、よくよく考えると、この2つは相反する意味を持つ言葉です。一体、どちらが良いのか?私個人的には「思い立ったら即行動した上で、機が熟すのをひたすら待つ」が、タイトルの答えなのかなと思ってます。

※「機が熟すのを待つ」より「攻めの態勢でガンガンチャンスを掴んでいく!!」というケースもありますが、これができるのって資金が潤沢な企業なので(例:営業人員を増やして営業量を増やす、広告出稿量を増やすetc)、そういった企業さんはガンガン攻めちゃってください!ここでは、そうではない企業さんがたを想定してます

思い立ったら即行動はした方が良いが、あくまでその裏には「緻密な戦略」がちゃんとあること

分かりやすく説明するとこういうこと。

「お店をオープンしたい!」と思い立った翌日から突然、物件探しをはじめて、人雇って、HPやチラシを作って、いきなりガツーンと広告出稿して、オープン!とするのではなく・・・。

「うーん。お店をオープンしたいけど、今はコロナがまだ終息しないから、オープン日は敢えて決めないでおこう。そのかわり、当面はインフルエンサーを巻き込んでSNSや動画で情報発信をたくさん行っておくか。これは今日からでもできるよな。あ、そうだ。地域の商店街と連携したイベントも仕掛けて『地域内での僕たちの存在感』を予め高めておくか。テレビ局の取材も入るように仕掛けておこう。で、フォロワーが5000人になって、僕たちの存在がこの地域でもある程度認知されるレベルになって、且つコロナが終息したら華々しく店をオープンさせるぞ!そしたら集客に苦労することもないはずだから、オープン早々すぐに売上を出せるはず」「じゃぁまずはSNSのアカウント開設から始めるか。でもって来週は早速、商店街の会合に初参加してみるかーーーーうんぬんかんぬん」。

これが「思い立ったら即行動するけど、戦略をアチコチに散りばめた上で機が熟すのを待つ」ということです。

仕掛けは多ければ多いほど、成功率があがる

図にすると以下。

やりたいことA

Aを実現するために必要な仕掛けB

Bを実現するために必要な仕掛けC

Cを実現するために執拗な仕掛けD

・・・・・・

やりたいことAがあったら、突然「A」を実行するのではなく、Aを実現するために、B、C、D、E、Fと仕掛けを「垂直&水平」に、あちこちにまいておく(この仕掛けは当然、戦略的で且つ数が多い方がAの実現性は高くなり、実現までの時間を短くできます。ポイントは「垂直&水平」に仕掛けていくこと)。

ばらまきおわったら「機が熟すのを待つ(チャンスを待つ)」。そして機が熟したら一気に攻勢をかける。

この方法は、予算を潤沢に確保できない新規事業部署や、小規模企業、限られた資金を有効活用しなければならない創業期、個人事業の方々に特に効果があるんじゃないかなって思います。

これってビジネス界では有名な「ビジョナリーカンパニーの弾み車(以下動画)」の考え方に似てますよね。「仕掛けを散りばめて、その仕掛けが実るまでは時間と工数がかかるが、いったん各仕掛けがうまく回り出してくれたら、後は早いスピード感で成果が次々に出始める」ので、最初の仕掛けのバラマキは結構、覚悟して頑張らないとです。こちらの動画、分かりやすいのでおすすめです(特にはじまりの数分間)。

ウーマンズは、「仕掛けて待つ」が得意

当社ウーマンズが、創業期から今も変わらず得意としているのが「思い立ったらすぐ行動⇒仕掛けをあちこちにまく⇒機が熟すのを待つ⇒実現」という方法。

具体的に「何に関して」これまで実現してきたのかは割愛しますが、今まで「こうありたい」「これしたい」と思い描いて実現できなかったことは一つも無いので、この「仕掛けて、機が熟すのを待つ、そして実現する」力は当社の強みの一つと自負してます。特に「静かに戦略を仕掛けていく」ということと「辛抱強く機が熟すのを待ち続ける」という点は誰にも負けないです笑。事業に関しては不気味なくらい粘着質なので笑。

ちなみに今もなお、ウーマンズは「あること(=ウーマンズの北極星)」の実現に向けて数年前から仕掛けをちりばめ続けています。「あること」が何なのか?は、現時点では一切外部に公表してないですが、そろそろ「機が熟す頃」なので、そのうち具体的に動き始めるつもりです。仕掛けのバラマキだけで数年を要してるくらいなので汗、この北極星はなかなかのモノです(IPOとか売却とか、そっち系では全くないです)。

仕掛けは、とにかくアチコチに増やしておく

本日のまとめ。実現したいことがあったら、すぐに行動し、仕掛けをあちこちにばらまいておくこと。仕掛けは多ければ多いほど、打率は当然あがりますからね。で、機が熟すのを待つ。そして機が熟したら一気に全力で動き出して売上につなげていく。当社自身、この方法でやってきて今があります。そしてようやく、実現なんて到底無理なんじゃなかろうかと思っていた「ウーマンズの北極星」の実現可能性がようやく最近少しずつ見えてきてます。

仕掛けたのに成果がが出なかったじゃないか怒!と仰る方がたまーにいらっしゃいますが、たった一つの仕掛けで成果を出そうなんて、ぬるいなーって思います。成果を出したいと思ったら、誰よりもいち早く動き出して、仕掛けを大量に投入し、積み重ねていくこと、継続すること。

仕掛ける場所がほしい。機が熟した今こそ行動したい!という企業様、お待ちしてます

最後、告知になって恐縮なんですが・・・「仕掛ける場所がほしい!どこに何を仕掛けていけば良いの?」っていうヘルスケア企業さん。ぜひ来年2月開催のBtoB展示会「ジェンダード・イノベーションEXPO(東京ビッグサイト)」にご出展ください。

ヘルスケア業界内で認知向上、取引先開拓、取材獲得、アライアンス先獲得を目的に、様々な仕掛けを行える場がジェンダード・イノベーションEXPOです。当社もこの3日間は出展しますので、一緒に「ヘルスケア業界への仕掛け」を行っていきましょー!



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