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COLUMN

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私がギュッと詰まった場所です。 The place express who I am.
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記事一覧

桜餅と私の決断。| Sakura Mochi and My Decision

< COLUMN. vol.18> (English and Japanese ver.) English ver. Are you a person who eats Sakura mochi with a leaf or not? I am not, I usually eat it without a leaf. The other day, I had an opportunity to catch up with a professor fr

本が連れて行ってくれる世界 | The World where Books Take Me

< COLUMN. vol.17> (English and Japanese ver.) I have a dream. One day, I have own special seat in a room which is like a small library are full of an enormous amount books on walls. I love reading so much ever since I was old enou

完璧を求めて | Pursuit of Perfection

< COLUMN. vol.16> (English and Japanese ver.) The other day, I discussed about perfection with a friend. It just happened out of nowhere and it became more controversial than I thought. I don’t think that I have answers that I can conv

切ないくらいの青が好き | I like the touchingly inconsolable blue

< COLUMN. vol.15> (Japanese and English ver.)  消したくても、消せない記憶がある。  数年前、私は遠距離片思いをしていた。2ヶ月に一度くらいのペースで、何かと言い訳をつけて片思いの彼に会いに行っていた。 会う日はいつもそうだったけど、例にも漏れずその日も私は浮かれていた。夜行バスの長旅だって一瞬に思えたし、LCCの狭いシートだって、彼に会える日の私にとってはファーストクラスだった。  その日は初めて、終日一緒に過ごせる日

結末を知らない私は、その先を見つめる|We'll see how it goes

< COLUMN. vol.14 > (Japanese and English ver.)  書きたいことはたくさんあるのに、言葉が全然出てこない。ここ数日、さぁ書こうと意気込んで席に着くも、書いては消して、書いては消しての繰り返し。全然進まない。もう、何を書いたらいいのか、書きたいことがかわからなくなった。 どうしようと考えた結果、潔く諦めてみることにしてみた。この文章がどう締めくくられるのかもわからないまま、今、私の中にふつふつと湧いている思いを、そのまま、ありの

もう私の人生半分終わってた | The Half of My Life That Is Already Over

< COLUMN. vol.13 > (Japanese and English ver.) ○Japanese ver.  フランスの哲学者ポール・ジャネが提唱した法則は、時間の体感は年齢に反比例するというものだ。人生を80歳と仮定し算出してみると、理論上、「19歳で人生の半分が終わる」と言うのだ。彼に言わせてみれば、私の人生もう半分が終わっている。 日本にスタックして、約二年の月日が経とうとしている。こんな世界がこんなにも続くことを誰が想像しただろうか。非日常だっ

英語は気楽だと言うけれど | English makes me easygoing nevertheless..

<COLUMN. vol.12> (Japanes and English ver.) *English ver. will be soon.... ○Japanes ver. 伝えるって難しい。 思ったことを言うって、すごく躊躇しちゃう。 これは、日本の文化なのだろうか。 それとも、私の性格のせいなのか。 思ったことをストレートに言えないことが多い。 言うにしても、言葉を選ぶし、考えて、考えて...... 結局、私が我慢しちゃえば済むなら、それでいいやと。そう

嫌いなものは好きになれない | You can’t like what you don't like

< COLUMN. vol.11 > (Japanese and English ver.)  「共感」って、とても心強い。「一緒」って、安心する。 世界は”違い”であふれているのに、どうして人は「同じ」であることに必死で、みんなと「一緒」であることに固執するのだろう。そして、それは私も同じだ。 あの人の好きなもの、私も好き。私の気持ち、あの人もわかってくれる。この、お互いに生まれる「共感」が安心感を与えてくれるし、その共感の芽が増えれば増えるほどに、あの人と私の関係

偽りのない本当の気持ち| Authentic true feeling

< COLUMN. vol.10 > (Japanese ver. & English ver.) 期待していた結果じゃなかったし、望んだ道じゃなかった。 4年前の今頃、私は複雑な気持ちで大学のキャンパスに立っていた。そして、今日という日が1秒でも早く終わればいいのに。なんて考えていた。こんなことを思うのは、周りに申し訳なかったけれど、考えずにはいられなかった。だって、受験をことごとく失敗して、たどり着いた果てだったから。  私は、高校生の時に夢見たキラキラした、映画

さよならのかわりに | Instead of saying goodbye

<COLUMN. vol.9> (Japanes ver. and English ver.)  出会いと別れは表裏一体である。そんなことをより一層感じるのは、冬の肌寒さを感じながらも、寒さに別れを告げて、春の心地よい暖かさを迎い入れ始めているこの時期だからかもしれない。 この季節は出会いと別れに溢れている。 多くの日本にある学校や会社が4月に新年度を迎えるため、3月は年度末と呼ばれ、卒業式や送別会などが行われる。日本の三月は、別れの月と呼べるだろう。 ある人には、

2020

<COLUMN.vol.8> (Japanese ver. & English ver.) [Japanese ver.]  先日、インスタグラムに、“今年をどう表す?”というコメントを添えて投稿しました。そして、今日は、その(私の)答えをここに綴っていこうと思います。 たくさんの変化が目まぐるしいほどに起きた2020年。新しい生活様式にようやく慣れてきた今日この頃、一年が終わりを告げていることに気づく。今年は、本当に時間が過ぎるのがいつもに増して早かった気がします。本

ものすごくおっかなくて、ありえないほどパワフル

 <COLUMN vol.7>  複雑で、難しくて、おっかない。でも、シンプルで、偉大で、パワフルだ。 今日はここに、言葉の力がどれほどの威力を持っているのかを書き留めておこうと思う。 「大丈夫? その一言で 救われる」 これは、当時私が小学生の時に人権標語で最優秀賞に輝いた作品だった。もう10年以上も前のことだけれど、なぜかずっと覚えている。きっと、この言葉にしっくりきて、幼いながらに納得したからだろう。   言葉はとても厄介で、デリケートだ。なのにとても簡単に使

マイペース | My pace

 <COLUMN vol.6> (Japanese and English ver.)  遠い国やマイナーな国、行きづらい国へ行った人の話を聞くのは面白い。どんな遠くにも、人の暮らしがあること、想像を絶する景色があるこということ、行くだけでも大変な場所のことを知るのは興味深い。しばしば、旅好きの間では、マイナーな国に行くことが一種のステータスのように扱われることもある。 学生の内に50を超える国々に訪れる強者たちもたくさんいて、彼らの話を聞いていると、やっぱり面白いし、

私と祖母とイチジクと | ME and GRAMMA and FIG

 <COLUMN vol.5> (Japanese and English ver.)  まだ若干の暑さが残っているものの、夏の終わりを告げるように9月がやってきて、いつもと違った今年の夏も、例年通りにあっという間に過ぎてしまった。そんな時、私は、状況が違うだけで、時間の流れるスピードは変わらないのかと、当たり前のことを思う。  つい最近、“一時苦"という文字と"無花果の絵"が描かれたポスターがスーパーに飾られているのを見かけて、なんとなくくすぐったい感覚とほっこり暖か