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お金を稼ぐことは悪いことなのか

noteから「#寄付について考える」のお題が出たので、このテーマが浮かんだので書いてみようと思う。

キャリアに関する講義の場で、「何のために働くのか」という問いを投げかけることがある。
対象は、社会人、学生、就業希望者などさまざまだ。

問いに対する意見は様々で、他者の考えから「そういう見方もあったか!」と気付きがあり続ける時間だ。

最も多い意見の一つが「お金のため」。
生活にも趣味にも納税にもお金がかかる、というようなものだ。

その一方で、営業の仕事だと「売りつける」というイメージから、他者(他社)からお金をいただくことに、罪悪感のようなものを覚える人が多いことにも気づいてきた。

「売りつける」って...。
今まで、どんな仕事で対価を得てきたのか、給与を得てきたのかが心配になる。
学生の場合は、働いたことがなくアルバイトのイメージどまりという現実があるけれど、やっぱりそのイメージが心配になる。

仕事のシステムは、「いいものを作り、欲しい人と正当な価格で売買する」という、いたってシンプルな構造のはずだ。
そこに罪悪感を持つ必要はない。
自信がある商品やサービスは、堂々と正当な価格で売っていい。
根拠のない値引きも必要がない。
取引先とはきちんと交渉すればいい。
交渉することにも罪悪感を覚える必要はない。

この積み重ねが、私たちの給与や報酬となって手元にやってくる。
その後の仕事の質にも影響する。
働くことの意味の一つがお金なら、堂々と稼いでいいのではないか。

そしてその先がある。お金の使い道だ。
先程の問いに対して、少数意見なのが「寄付のため」というものだ。
イメージが湧きづらいのかもしれない。

クラウドファンディングができて、「寄付する」という行為が容易になった。
「社会課題」が可視化される機会が増えたのだ。

寄付は、
「自分ではその社会課題を今すぐ解決できないけれど、課題解決にチャレンジしている人たちがいて、その人たちに自分の代わりに解決してもらうために資金を預ける」という行為だと思っている。

社会課題ではなくても、応援したいプロジェクトや、興味あるプロジェクトに、寄付することで参画する、ということもできる。

お金を稼げば、他者にお金を幾ばくか渡すことで、社会課題解決に寄与することもできる。

いい仕事をして、お金を稼ぐことは悪いことではないと思う。
お金そのものにも罪はない。
悪いと感じることがあるとすれば、それは「稼ぎ方と使い方」かもしれない。

いい仕事をしよう。いい稼ぎ方をしよう。いい使い方をしよう。

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