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力のなさ

私は小さい時に、仮面ライダー、刑事、宇宙戦艦ヤマトに乗って、地球を助けたいなどと思っていた。

ひまわりん子は仮面ライダーにもなったし、刑事にもなったし、戦艦ヤマトに乗った・・・という夢を見たりもしていた。 

完璧にテレビの見すぎだ。

実際、男の子みたいな子供で、しょっちゅう男の子と外で駆け回るのが好きだったし、弱いものいじめは大ッ嫌いだった。

だからテレビで観たヒーローのようになりたかった。


大人になってからは、テレビのヒーローになれないことは、きちんと理解した(ホントかな?)ので、あきらめたけど、たまに男性にだったらよかったなと思うことがある。

特に、女性だと力がないから、もっと力が欲しい。


今日、公園のヨガが終わって、果物屋さんに行く前に、階段の上のところで、あまり見たことのない植物を見たけど、果物屋さんが混んでるかもと思い、帰りに、写真を撮ることにした。

ガスパチョ用のトマトやピーマンを買ってから、階段に着いて、上がりながら、写真を撮るためにスマホのブロック解除をしていた。

上のほうから、年配の男性が松葉杖をつきながら歩いて来るのが見えたので、止まって、マスクを着用し、スマホを手放して、上に向かって歩いていると、その人が何か言っているようだった。

しかし、マスクをつけていて、距離が離れていると話しても何を言ってるのかわからない。

スペイン語はただでさえ大きい声で話さないとわからないというのに、マスクのせいで、もっと怒鳴ったらマスクの意味がないように思う。

私はマスクは人がたくさん集まるところや人と近くすれ違うときのみ着用してるので、「まさか、マスクのことを何か言われるかもしれないな。」とちょっと覚悟はしていた。

近づいていくと、階段を上りながら、スマホ見てたら、転んだりして危ないから、気をつけなさい。」と言われ、

「は、はい。そうですよね。気をつけます。ありがとうございます。」と答えた。

そういわれて、「私はなんてことを考えていたんだ?こんなありがたいことを見ず知らずの人に言われた。マスクのことなんか言われるわけない。だって、通りで歩く時はマスクは義務ではないのだし、あの人に見えるように着用したのだから」と思った。

その人の足は骨折したようで、石膏ギブスをつけているのを見て、

大げさかもしれないけど、私の頭の中で、

「あ~~、これで私が男性だったら、こんな良い人を階段の下まで抱えて運んであげられるかもしれないな。それが出来なくとも、せめて、足にあまり負担をかけないように手伝えただろうな。」

と自分の力では絶対に無理だと思い知らされた。

こういう自分であることを受け入れないといけない。

でないと、自分を否定していることになる。

世の中には無理と言うものがたくさんある。

どんなにイメージングして、ヒーローになろうとしても無理。  笑

何もしてあげられなかったけれど、心から感謝の気持ちを伝えたことで満足することにした。


あまり見たことないと思った植物はこれ。でも、きっと植物に詳しいフォロワーさんならわかるかもしれないし、めずらしくないかもしれない。

わからないけど、サボテンの一種かな?

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まあ、そういうことで、またまた力がないってことを身にしみて感じたのだった。

けれども、今朝のヨガでこんな子が私達のことを遠くからじーっと眺めてたので、飼い主さんには内緒でパチリと写真を撮ってしまい、この写真を見て、更に落ち着いた。

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最後に、おのぼりさんが先週特にスキを集めたそうです。

ありがとうございました!!

これからもよろしくお願いいたします!

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