きょうのパリ散歩〜ひとのいないモンマルトル

フランス全土での外出禁止令が出て、
きょう19日で3日目。
いつも引きこもりがちなのに、
出ちゃダメだと言われると、出たくなる。
近所への散歩や買い物は
許可証さえあれば行けるので、
まったくのこもりっきり
というわけではないのだけど。

アパートにいると、
街から騒音が消えているのがわかる。
近所の子どもたちの登下校時の大騒ぎも、
イライラのすえの車のクラクションも、
消え去ってしまって、
まるで一日中が早朝みたいだ。

買い物がてら散歩に出てみた。

いつもテラスが満席のカフェは、閉まったまま。

ひとも車もいない。
心なしか、空気がきれいに感じる。

閉まったままのビアバーで、猫だけが警備。

サクレ・クール寺院も閉まってる。

いつもはレストランのテラスと
絵描きさんでいっぱいのテルトル広場。
別の場所と見まごうほどの静けさ。

パリの景色をみようと
観光客が鈴なりになるサクレ・クール前の階段も、
地元の散歩にきたひとがポツポツいるくらい。

開けていい店舗の業種は決まっている。
食料品を売る店はスーパーだけでなく、
肉屋もパン屋も八百屋も開いていて、
食べ物にはまったく困らない。

ワイン屋さんも開いているところがある。
モンマルトルのアベス広場のショップでは、
狭い店内に多くの客が入って感染しないように、
3人までと決められていた。

暫定2週間の外出禁止措置。
その間に、どうか状況が良くなりますように。