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美しさと醜さ、月と太陽、弱さと強さ、白と赤。どれも私。深く考えているようで、割と単純。…

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美しさと醜さ、月と太陽、弱さと強さ、白と赤。どれも私。深く考えているようで、割と単純。強そうで、弱い。でも昔より強く生きる方法を知ったかな。気まぐれ、でも素直に、繊細に、日頃の発見について、大切に、備忘録としてまとめてみます。

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"Love of adventure was in father's blood."

父について 12-15歳、18-25歳、27歳から現在、33歳。 通算、約16年間、両親と住んでいない。 子どもの記憶なんて3-6歳頃からだろう。両親は共働きで、朝は6時から、夜は1…

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7年前

"Fight for your dreams."

食べるために働いているのか、 働くために食べているのか。 最近少しずつ、自分の皮膚が、 まるで鉛のようなもので塗り重ねられていくように、 心臓が鉄でできているんじ…

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7年前

"Thinking of You"

一人でも、愛を感じる時がある。 それが無条件の愛を与えてくれる両親からだけではなく、 遠く離れた友人からでも、 肌で彼らの体温を感じなくても、 声や、文字だけでも…

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7年前
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"Peace be with you!"

ここ数年、よく見知らぬ日本人から英語で話しかけられることが多くなった。 都内の外国人たちや、仕事で関わる外国人たちからも、 私が日本人に見えないと言われることが最…

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7年前

"I wish I can fly"

そろそろ夜が明けそうな、シャルルドゴール空港にて。 単身で渡欧した私は、会社の大好きな仲間ともうすぐ離れなくちゃならない寂しさや、夫から離婚を申し出された悲しみ…

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7年前
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"Love of adventure was in father's blood."

"Love of adventure was in father's blood."

父について

12-15歳、18-25歳、27歳から現在、33歳。
通算、約16年間、両親と住んでいない。

子どもの記憶なんて3-6歳頃からだろう。両親は共働きで、朝は6時から、夜は12時まで働く二人だった。つまり、平日はほぼ顔も合わさず、合ってもほんの数十分だけのコミュニケーションだった。

母は右脳から生まれたんじゃないかと思えるような、感情豊かな女性だ。海のように情が深く、蝶のように鮮やか

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"Fight for your dreams."

"Fight for your dreams."

食べるために働いているのか、
働くために食べているのか。

最近少しずつ、自分の皮膚が、
まるで鉛のようなもので塗り重ねられていくように、
心臓が鉄でできているんじゃないかと思えるように、
息をするのにも、まるで無機質な工場で小さく呼吸しているように、
体や心が少しずつロボットみたいになっている感覚を覚える。

今年に入ってから、喜怒哀楽を感情的に出さなくなったと気づく。

ただひたすら、荒れぬよ

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"Thinking of You"

"Thinking of You"

一人でも、愛を感じる時がある。

それが無条件の愛を与えてくれる両親からだけではなく、
遠く離れた友人からでも、
肌で彼らの体温を感じなくても、
声や、文字だけでも、
想われていることを知ると、
硬く縛っていた心がほどけていくような気持ちになる。

どんな形であれ、愛を感じれば、
それが自分の強さに生まれ変わり、
明日の自分にワクワクさせる気持ちにしてくれる。

そんなエネルギーがこんなにも自分を

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"Peace be with you!"

"Peace be with you!"

ここ数年、よく見知らぬ日本人から英語で話しかけられることが多くなった。
都内の外国人たちや、仕事で関わる外国人たちからも、
私が日本人に見えないと言われることが最近多い。
日本人になれない日本人、とまで言われたこともある。

帰国子女だから、海外育ちが長いから、ハーフだから。

母は日本に住んでいた時に、朝鮮人は出てけ!!と誹謗中傷を受けた。
妹は体験入学で日本の小学校へ通った初日から石を投げられ

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"I wish I can fly"

"I wish I can fly"

そろそろ夜が明けそうな、シャルルドゴール空港にて。

単身で渡欧した私は、会社の大好きな仲間ともうすぐ離れなくちゃならない寂しさや、夫から離婚を申し出された悲しみで、心が晴れぬまま到着。

大切なものを失う不安、別れに対する未練、本当はずっと一緒にいたい葛藤。表面上は何事もなかったかのように振舞いつつも、漠然とした不安を隠そうとする矛盾した感情。

春真っ盛りのパリに到着したのにも関わらず、思考に

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