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美しさと醜さ、月と太陽、弱さと強さ、白と赤。どれも私。深く考えているようで、割と単純。…

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美しさと醜さ、月と太陽、弱さと強さ、白と赤。どれも私。深く考えているようで、割と単純。強そうで、弱い。でも昔より強く生きる方法を知ったかな。気まぐれ、でも素直に、繊細に、日頃の発見について、大切に、備忘録としてまとめてみます。

最近の記事

"Love of adventure was in father's blood."

父について 12-15歳、18-25歳、27歳から現在、33歳。 通算、約16年間、両親と住んでいない。 子どもの記憶なんて3-6歳頃からだろう。両親は共働きで、朝は6時から、夜は12時まで働く二人だった。つまり、平日はほぼ顔も合わさず、合ってもほんの数十分だけのコミュニケーションだった。 母は右脳から生まれたんじゃないかと思えるような、感情豊かな女性だ。海のように情が深く、蝶のように鮮やかに空を舞う自由な女性だ。 父は右脳がないんじゃないかと思えるような、至極冷静で

    • "Fight for your dreams."

      食べるために働いているのか、 働くために食べているのか。 最近少しずつ、自分の皮膚が、 まるで鉛のようなもので塗り重ねられていくように、 心臓が鉄でできているんじゃないかと思えるように、 息をするのにも、まるで無機質な工場で小さく呼吸しているように、 体や心が少しずつロボットみたいになっている感覚を覚える。 今年に入ってから、喜怒哀楽を感情的に出さなくなったと気づく。 ただひたすら、荒れぬよう、荒らされぬよう、 真っすぐと目指すべきものにベルトコンベアーに乗って着々と進

      • "Thinking of You"

        一人でも、愛を感じる時がある。 それが無条件の愛を与えてくれる両親からだけではなく、 遠く離れた友人からでも、 肌で彼らの体温を感じなくても、 声や、文字だけでも、 想われていることを知ると、 硬く縛っていた心がほどけていくような気持ちになる。 どんな形であれ、愛を感じれば、 それが自分の強さに生まれ変わり、 明日の自分にワクワクさせる気持ちにしてくれる。 そんなエネルギーがこんなにも自分を勇気づけるなんて。 愛を感じるだけで、こんなにも頑張れるなんて。 昔より、強く

        • "Peace be with you!"

          ここ数年、よく見知らぬ日本人から英語で話しかけられることが多くなった。 都内の外国人たちや、仕事で関わる外国人たちからも、 私が日本人に見えないと言われることが最近多い。 日本人になれない日本人、とまで言われたこともある。 帰国子女だから、海外育ちが長いから、ハーフだから。 母は日本に住んでいた時に、朝鮮人は出てけ!!と誹謗中傷を受けた。 妹は体験入学で日本の小学校へ通った初日から石を投げられ流血までした。 そういった現場を見ていれば、日本に住むようになってから、 なる

        "Love of adventure was in father's blood."

          "I wish I can fly"

          そろそろ夜が明けそうな、シャルルドゴール空港にて。 単身で渡欧した私は、会社の大好きな仲間ともうすぐ離れなくちゃならない寂しさや、夫から離婚を申し出された悲しみで、心が晴れぬまま到着。 大切なものを失う不安、別れに対する未練、本当はずっと一緒にいたい葛藤。表面上は何事もなかったかのように振舞いつつも、漠然とした不安を隠そうとする矛盾した感情。 春真っ盛りのパリに到着したのにも関わらず、思考に霧がかかったような気分で、とてもじゃないが花の都パリに着いたことにも苛立ちを覚え

          "I wish I can fly"